在庫超特価 マッケラスの モーツァルト4大オペラ・ボックス(11CD)
2016年7月24日 (日)
マッケラスのモーツァルト4大オペラ・ボックス(11CD)
『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』『魔笛』
マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団&合唱団
指揮者で音楽学者のチャールズ・マッケラスは、演奏と研究を無理なく一体化させた数々の録音で知られており、特にモーツァルトやチェコ音楽について高い評価を受けていました。
テラーク・レーベルと制作したモーツァルトの4大オペラ、『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『魔笛』は、そうしたマッケラスの世評を裏付ける内容の濃いものです。
マッケラスはここで、現代と折り合う形での生き生きとした時代考証アプローチをおこなっています。機動力の高いモダン楽器室内オーケストラに、モーツァルト時代の金管楽器や打楽器を持ち込み、奏法にも配慮して面白い効果をあげているほか、楽器配置を各声部のきわだちやすいヴァイオリン両翼型にすることで、歌声と共に飛び交うフレーズが音楽の表情を多彩なものとしています。また、『魔笛』第17曲のパミーナのアリアを速いテンポで演奏したり、装飾音などを本来の形に戻すなど、近年の音楽学上の研究成果に基いているのもマッケラスならでは。
さらにマッケラスは、通常はカットされてしまうナンバーも演奏し、モーツァルトの音楽を少しでも多く楽しめるようにしています。たとえば『ドン・ジョヴァンニ』では、ウィーン版、プラハ版のナンバーに加え、最後には演奏会用の序曲まで収録していますし、『フィガロの結婚』でも異稿をすべて収録、逆に『魔笛』では、真作かどうか疑問視されているパパゲーノとタミーノの二重唱は、全曲終了後に付録として収めるなど、細部まで徹底的にこだわるマッケラスらしい凝った内容となっています。
また、これらの演奏は、音質自慢のテラーク・レーベルとしても高水準な状態で録音されているのがポイントで、たとえば『魔笛』では、ジューン・アンダーソン、バーバラ・ヘンドリックス、ジェリー・ハドリー、トマス・アレン、ロバート・ロイドという歌手陣の声をクリアーに再現、各声部が聴きとりやすいテクスチュア構築を実現したオーケストラ・サウンドとも方向性はピタリと一致、超絶技巧歌手アンダーソンによる「夜の女王」はうまい上に情感表現も濃やか、オケも雄弁に語るという状況を素晴らしい音で聴くことができます。
なお、こちらの商品には解説書が添付されておりません。御了承のうえお買い求めください。(HMV)
【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492 全4幕 [208:33]
アラステア・マイルズ(バス:フィガロ)
ヌッチア・フォチーレ(ソプラノ:スザンナ)
キャロル・ヴァネス(ソプラノ:伯爵夫人)
アレッサンドロ・コルベッリ(バリトン:アルマヴィーヴァ伯爵)
アルフォンソ・アントニオッツィ(バリトン:バルトロ)
スザンヌ・メンツァー(メゾ・ソプラノ:ケルビーノ)
スザンヌ・マーフィー(ソプラノ:マルチェリーナ)
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ:バルバリーナ)
ライランド・デイヴィス(テノール:ドン・バジリオ)、他
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
録音時期:1994年
録音場所:エディンバラ、アッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
● モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527 全2幕 [182:37]
ボー・スコウフス(バリトン:ドン・ジョヴァンニ)
アレッサンドロ・コルベッリ(バス:レポレッロ)
ウンベルト・チウンモ(バス:騎士長、マゼット)
ジェリー・ハドリー(テノール:ドン・オッターヴィオ)
フェリシティ・ロット(ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)
クリスティーネ・ブリューワー(ソプラノ:ドンナ・アンナ)
ヌッチア・フォチーレ(ソプラノ:ツェルリーナ)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
録音時期:1995年
録音場所:エディンバラ、アッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
● モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588 全2幕 [188:00]
フェリシティ・ロット(ソプラノ:フィオルディリージ)
ヌッチア・フォチーレ(ソプラノ:デスピーナ)
マリー・マクローリン(ソプラノ:ドラベッラ)
ジェリー・ハドリー(テノール:フェルランド)
アレッサンドロ・コルベッリ(バス:ドン・アルフォンソ)
ジル・カシュマイユ(バリトン:グリエルモ)
エディンバラ音楽祭合唱団
スコットランド室内管弦楽団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
録音時期:1993年
録音場所:エディンバラ、アッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
● モーツァルト:歌劇『魔笛』K.620 全2幕 [152:00]
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ:パミーナ)
ウルリケ・シュタインスキ(ソプラノ:パパゲーナ)
ジューン・アンダーソン(ソプラノ:夜の女王)
ペトラ=マリア・シュニッツァー(ソプラノ:第一の侍女)
ジェリー・ハドリー(テノール:タミーノ)
ヘルムート・ヴィルトハーバー(テノール:モノスタトス)
ピーター・スヴェンソン(テノール:第一の僧侶、第一の武装した男)
トーマス・アレン(バリトン:パパゲーノ)
ロバート・ロイド(バス:ザラストロ)
ゴッドフリート・ホーニク(バス:弁者、第二の僧侶)
アラステア・マイルズ(バス:第二の武装した男)
ガブリエラ・シーマ(メゾ・ソプラノ:第二の侍女)
ユリア・ベルンハイマー(アルト:第三の侍女)
ダニエル・イソン(ボーイ・ソプラノ:第一の童子)
ナタン・ワッツ(ボーイ・ソプラノ:第二の童子)
ジョン・ドーソン(ボーイ・アルト:第三の童子)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
サー・チャールズ・マッケラス(指揮)
録音時期:1991年
録音場所:エディンバラ、アッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【マッケラス・プロフィール】
2010年7月14日に亡くなられたアラン・チャールズ・マクローリン・マッケラスは、1925年11月17日、オーストラリア人を両親に、アメリカのニューヨーク州に誕生。幼い頃にシドニーに移り、7歳でヴァイオリンを学び、ほどなくフルートの学習も始めます。その後、同地のニュー・サウス・ウェールズ音楽院でオーボエとピアノ、作曲を学びます。同音楽院を卒業したマッケラスは、シドニー交響楽団の首席オーボエ奏者に就任。
戦後、指揮に興味を持ったマッケラスは1947年にイギリスに渡ってロンドンを生活の拠点とし、同年、クラリネット奏者のジュディ・ウィルキンスと結婚します。そして1年間プラハに留学し、チェコ語も学んで、名指揮者ヴァーツラヒ・ターリヒに指揮を師事、その地で出会ったヤナーチェクの音楽に深く魅了され、研究をすることとなります。
1948年にイギリスに戻り、サドラーズ・ウェルズ・オペラでヨハン・シュトラウスの『こうもり』で指揮者デビュー。1953年まで同オペラで指揮をおこない、1951年にはヤナーチェクのオペラを初めて英国に紹介し、『カーチャ・カバノヴァー』英国初演で注目を集めます。
1954年から1956年にかけてはBBCコンサート管弦楽団の首席指揮者を務める一方、当時興り始めた「時代様式演奏」にも関心を示し、1959年、ヘンデルの『王宮の花火の音楽』では大きな話題を呼ぶこととなります。そして1963年には、ショスタコーヴィチの『カテリーナ・イズマイロヴァ』で、コヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビューするなど、多彩な活動を展開。
その後、1966年から1970年にかけて、ハンブルク国立歌劇場の第1指揮者を務め、1970年にはサドラーズ・ウェルズ・オペラの音楽監督に就任、同劇場は1974年にイングリッシュ・ナショナル・オペラと改名していますが、マッケラスは1977年まで音楽監督の地位にありました。
1978年、ヤナーチェク賞、1979年、ナイトの称号を授与され、1979年からBBC交響楽団の首席客演指揮者、1982年、シドニー交響楽団の首席指揮者に就任。
1986年から1992年まではウェールズ・ナショナル・オペラの音楽監督を務め、1992年、スコティッシュ室内管弦楽団の首席客演指揮者、1993年、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とサンフランシスコ・オペラの首席客演指揮者、1996年にはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を兼務。
マッケラスは、ヘンデルやモーツァルト、ベートーヴェンなどの演奏に定評があり、ブラームスからマーラー、チャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチにいたる広範なレパートリーで優れた演奏を聴かせていました。特にヤナーチェクをはじめとするチェコ音楽では、スペシャリストとして世界的な評価を得ており、楽譜の校訂も含めてその普及に大いに貢献、名を残しています。(HMV)
オペラ最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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交響曲全集 マッケラス&プラハ室内管弦楽団(10CD)
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モーツァルト(1756-1791)
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『ドン・ジョヴァンニ』全曲 ザンベロ演出、マッケラス&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、キーンリーサイド、ケテルセン、他(2008 ステレオ)(2DVD)
モーツァルト(1756-1791)
ユーザー評価 : 5点 (2件のレビュー)
価格(税込) : ¥5,829
まとめ買い価格(税込) : ¥4,547発売日:2009年06月03日
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