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コラージュ名曲『ユビュ王の晩餐のための音楽』

2016年6月8日 (水)

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ベルント・アロイス・ツィンマーマンならではの
コラージュが駆使された『ユビュ王の晩餐のための音楽』収録


ベルント・アロイス・ツィンマーマンは、1938年からケルンで音楽の勉強を始めましたが翌1939年、第二次世界大戦がはじまるとともに徴兵されました。3年兵役につきましたが、有毒物質が原因の慢性的な皮膚病を患ったため、任を解かれます。この経験による、戦争、そして時間現象についての分析は短い期間に書かれた作品を特徴づけるものとなっています。このCDに収められた作品は、ツィンマーマンの音楽の特徴である、ひとつの作品の中で様々な時間軸が存在し、史実性(物語性)が取り除かれたものが並びます。
 1952年の交響曲の初演は手ひどく批評されました。ツィンマーマンは「より経験を積んだオーケストラ書き」になることを約束し、ただちに作品を書きなおし、タイトルを『1楽章のシンフォニー』と改めました。この改訂の中で、ツィンマーマンは作品を短くし、いくつかの形式要素も縮めました。この録音は、手ひどく批評された初版(「交響曲」)に基づいた世界初録音。
 『Giostra Genovese(バレエ組曲)』は16、17世紀の舞曲の形式に則り、新旧の作曲家たちの作品の引用がちりばめられています。
 『ユビュ王の晩餐のための音楽』は、1965年、ツィンマーマンがベルリンの芸術院のメンバーに迎えられた時に作曲されたもの。過去の他の作曲家、およびツィンマーマン自身の音楽作品のコラージュ(貼り合わせ)とデコラージュ(原画・原作の一部を破るなどする)だけで構成された作品。『ユビュ王』はアルフレード・ジャリの戯曲で、独裁者にのし上がった田舎のブルジョワを風刺した作品(1888年)。ダダイストやシュールレアリストに大きな影響を与え、ツィンマーマンは1961年の作品でもユビュ王を題材にしています。今日にいたるまで、あらゆる音楽作品の中でも、ダークで刺激的で、政治的に問題がある作品とみなされています。(輸入元情報)


【収録情報】
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:
● 1楽章のシンフォニー〜大オーケストラのための (1951)
● Giostra Genovese 亡き巨匠の古い舞曲〜小オーケストラのための (1962)
● 弦楽オーケストラのための協奏曲 (1948)
● ユビュ王の晩餐のための音楽〜7つの部分とアントレのバレエ・ノワール (1966)

 ケルンWDR交響楽団
 ペーター・ヒルシュ(指揮)

 録音時期:2013、2015年
 録音方式:ステレオ(デジタル)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ユビュ王の晩餐のための音楽、1楽章のシンフォニー、他 ペーター・ヒルシュ&ケルンWDR交響楽団

CD 輸入盤

ユビュ王の晩餐のための音楽、1楽章のシンフォニー、他 ペーター・ヒルシュ&ケルンWDR交響楽団

ツィンマーマン、ベルント・アロイス(1918-1970)

ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー) ★★★★★

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発売日:2016年07月13日
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