M・ウォードの4年ぶり、8作目となる新作

2015年12月30日 (水)

M Ward『More Rain』

女優ズーイー・デシャネルとのデュオ、シー＆ヒムとしても活動し、現在までにソロとして7枚のスタジオ・アルバムをリリースしているUS男性シンガー・ソングライター、M・ウォード。そんな彼が、2016年3月に4年ぶりとなる新作『モア・レイン』を発売する。

今作のリリースに際してM.ウォードは、次のように話す。
「現代のアメリカにおける最大のミステリーは、新聞の一面を飾る終わりなき訃報をどう受け止めて、それぞれ日々の生活をおくれば良いのか？ということ。我々の脳内のどこかには人類の全景を見る能力があるはずで、そういった意味で音楽は人々（僕自身を含む）を正しい道へ導いてくれると思うんだ」。

前作を発表した4年前に制作を開始したという今作。もともとはドゥーワップをイメージして作られたものの、完成してみたら室内にいるべき雨の季節のアルバム。悪天候の中でも前向きで、同時に過去を反映した内容に仕上がった。前作と比べるとテンポもボリュームもあがり、以前は自分自身の心の内側を外から省みていたのに対し、今作では内から外を見つめている。公開となっている新曲「Girl From Conejo Valley」は、過去にいた場所と、そこで知り合った人々を歌ったノスタルジックなナンバー。

なお、アルバムには豪華コラボレーターとして、ピーター・バック（元R.E.M.）、ニーコ・ケース、k.d.ラング、シークレット・シスターズ、NRBQのジョーイ・スパンピナートらの名前があがっている。

「M. Ward - Girl From Conejo Valley」

「M. Ward - More Rain teaser」

【収録曲】
1. More Rain
2. Pirate Dial
3. Time Won't Wait
4. Confession
5. I'm Listening (Child's Theme)
6. Girl From Conejo Valley
7. Slow Driving Man
8. You're So Good To Me
9. Temptation
10. Phenomenon
11. Little Baby
12. I'm Going Higher