【HMVインタビュー】グッバイフジヤマ 『スイートセブンティーン』

2015年9月8日 (火)

-- 今回HMV ONLINEに初登場ということで、簡単に自己紹介をお願いします。

中山卓哉(以下 中山)： 都内で2011年から活動している全員同い年の4人組バンド、グッバイフジヤマといいます。前回のリリースでHMVさんのエイチオシにも選んで頂き、今回インタビューもして頂いてとても嬉しいです。


-- 来週9月9日に『スイートセブンティーン』がリリースされますが今の率直な感想を教えてください。

中山： 率直に、、バンドがいい形で続いていて、前作よりも満足のいく作品が作れて、リリースできる事がとても嬉しいです。何事もいつ、どうなるかわからないので。


-- タイトルにもある通り“17歳”というのがテーマの一つでもありますが、制作のスタートはどんなところからっだったのでしょうか？

中山： 最初にミニアルバムをリリースするという話が持ち上がって、20曲くらいプリプロしたものが出揃っている中から5曲をみんなで選んで、残り1曲どうしようかって話になった時にあるバンドのカバーをやろうかってなったのですがプリプロの段階で全く僕等らしくならなくて...、しかも良くないんですよ(笑)。 それで、カバーをやろうかってなった時にスタッフから同時にもう1曲作ってみてよって言われていたのでそれを進めたらすごく良い曲になったんです。それが「スイートセブンティーン」って曲で。出揃った曲を並べてみたら、自分が17歳だった頃の記憶、体験に影響された曲ばかりだという事に気付き、アルバムタイトルも「スイートセブンティーン」になりました。


-- ハッピーなメロディと反するように歌詞はシリアスであったり寂しげであったりするものが多いですがそのあたりは意識しているのでしょうか？

中山：よく言われるのですが、特に意識してる訳ではないんですよね...。 ただ、基本的に後ろ向きな考えの人間なので、素直に歌詞を書くとそうなっちゃうみたいです(笑)。前向きな歌詞を書きたいなあといつも思ってます。メロディーは明るいのが好きなのでそれが良いと思うのでそういうメロディーが出てきます。なので私生活を幸せにしてメロディーの様に明るく生きたいです。


-- 中山さんにとって歌詞を書くという意味は？

中山：誰かに書いているというよりは自分に書いているのかなって思います。ただ、自分の様な人間もいるから大丈夫だよって事は伝えたいですね。それを色々な人が色々な受け取り方をして、その人の人生の一部になって、その人の何処かにずっと残れば嬉しいなあと思ってます。


-- この作品をどんな方に聴いてもらいたいですか？

中山： いま17歳の人、これから17歳を迎える人、もう17歳ではない人に聴いてもらいたいです。そうなると全世代ですね(笑)。
みんな輝かしい思い出があったり、嫌な思い出があったりすると思うんですが、きっといつかそれすらも愛しいと思える時が来ると思うし、時が解決してくれると思うので、頑張ってほしいなと思います。


-- 今作はLadder Recordsからの第一弾リリースでもあります。この作品『スイートセブンティーン』はグッバイフジヤマにとってどんな位置づけの作品になりましたか？

中山：ドラムの星美が正式に入って、同い年4人でずっと音楽をやっていくための最初の一歩であり、テーマも17歳なのでなんだか初めてのリリースの様な位置づけの作品だと思ってます。


-- グッバイフジヤマはライブの動員数が増加していたり、メディアからの注目も集まっていたりと、これからの活躍が期待されているバンドの一つでもあると思いますが、現在のグッバイフジヤマの目標のようなものはありますか？

中山：あまり自分たちでは色々な事が分からないのですが、今の4人と信頼出来るスタッフとで、良い音楽をずっと作り続けられる環境作りを目指しています。


-- そして今作リリース後には渋谷CLUB QUATTROにてワンマンライブも開催されます。このライブをどんなライブにしたいですか？

中山：フェスに出たからって劇的に何かが変わる事なんて中々なくて、同じようにクアトロが成功したからといって何も変わらないと僕個人は思ってます。なので時間を作って会いに来てくれる目の前の人たちとしっかり向き合い、置いてけぼりにしないような、いつも通りのライブに出来たら何か持ち帰ってもらえるかなあと思ってます。



-- それでは最後にHMV ONLINEをご覧の方にメッセージをお願いします。

中山：インタビューを読んで頂きありがとうございます！！
毎日「良い事ないかなあ」「彼女欲しいなあ」「つまんねえなあ」なんて事ばかりなんですけど、そういうのが原動力になりこの「スイートセブンティーン」という作品が出来ました。同じように「退屈」と毎日を過ごしている人たちに一歩踏み出して貰えたらなと思います。是非僕たちに出会って見てください。

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