フィル・スペクター関連アイテム、一挙再発！

2015年8月26日 (水)

ウォール・オブ・サウンドの完成期ともいえる1962年から64年に、フィル・スペクターのプロデュースによりレコーディングされたフィレス・レコードのオリジナル・アルバムを単独でCD化。

フィレスのオリジナル・アルバムは、2011年にボックスという形でリリースされたが、『ツイスト・アップタウン』を除き、一度もオリジナルの形でCD再発されたことがないこともあり、LPは今なお超高値で取引されている。

フィル・スペクター・ファンのみならず、アメリカン・ロック＆ポップス・ファン垂涎の貴重なアルバムばかり。

Crystals『Twist Uptown』

フィレス・レコードにとって初のアルバム。女性5人組のクリスタルズ初期の作品を中心に構成。2枚のヒット・シングル曲「ゼアーズ・ノー・アザー・ライク・マイ・ベイビー」（全米20位）、「恋のアップタウン」（全米13位）とそのカップリング曲を中心に、そこに新録の7曲をプラスした作品。
Crystals『He's A Rebel』

フィレス・レコード第2弾アルバムにして、クリスタルズの2ndアルバム。大手リバティ・レコードのヴィッキー・カーと競作となったシングル「ヒーズ・ア・レベル」（全米1位）と、「愛しているんだもの」（全米11位）のヒットを受けて、前作から7ヶ月後というスピードでリリースした作品。
Crystals『Crystals Sing The Greatest Hits Vol. 1』

「ダ・ドゥ・ロン・ロン」（全米3位）のヒットを受けて制作された、1963年リリースのクリスタルズの3rdアルバム。「ダ・ドゥ・ロン・ロン」「ヒーズ・ア・レベル」「ゼアーズ・ノー・アザー・ライク・マイ・ベイビー」「愛しているんだもの」などのヒット・シングルに加えて、カヴァー曲も収録。
Various『Philles Records Presents Today's Hits』

1962年から翌年にかけて、フィレス・レコードは多くのヒット作を世に送り出した。そのヒット曲を1枚に詰め込んだレーベル・ベストとも呼べるのが1963年にリリースされた本作。全12曲中9曲がチャート・イン、しかも全米1桁のヒットが4曲という、当時のフィス・スペクターの充実した仕事ぶりを聴くことが出来る作品。
Ronettes『Presenting The Fabulous Ronettes Featuring Veronica』

エステル・ヴェネットと、今なおヴォーカリストとして活躍するヴェロニカ・ヴェネット（ロニー・スペクター）の姉妹に、いとこのネドラ・タリーからなるロネッツが、1964年にフィレスからリリースした唯一のオリジナル・アルバム。第2期ウォール・オブ・サウンドの完成形とも言えるサウンドはフィレスの最高傑作LPとも位置づけることが出来きる作品。
Bob B Soxx & The Blue Jeans『Zip-a-dee-doo-dah』

1963年にリリースされた、ボブ・B・ソックス＆ザ・ブルー・ジーンズ唯一のアルバム。タイトル曲「ジップ・ア・ディー・ドゥー・ダー」（全米8位）と「ホワイ・ドゥ・ラヴァーズ・ブレイク・イーチ・アザーズ・ハーツ？」（全米38位）の2枚のヒット・シングルを収録。