アルバン・ベルク四重奏団のメンデルスゾーン

2015年7月13日 (月)

メンデルスゾーン：弦楽四重奏曲第１番、第２番
アルバン・ベルク四重奏団

アルバン・ベルク四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1番と第2番のライヴ録音。緊密なアンサンブルと実演ならではの勢いの良さが活かされた見事な演奏で、メンデルスゾーン若き日の傑作を高いクオリティで楽しむことができます。
　メンデルスゾーン最初の弦楽四重奏曲である第2番は、ベートーヴェンが死去した1827年に書かれた作品。当時メンデルスゾーンはまだ18歳でしたが、すでに数多くの作品で場数を踏んでおり、ここでもベートーヴェン風の素材を多く用いながら、56歳で逝った大作曲家へのオマージュともいうべき内容の見事な音楽を書き上げています。
　2番目の弦楽四重奏曲である第1番は、メンデルスゾーンの恋人だった、ベティ・ピストアのために書かれた作品で、「B.P.のための四重奏曲」と題されています。流麗で爽やか、清澄な旋律の数々が恋人のイメージを表しているのかもしれません。（HMV）

【収録情報】
メンデルスゾーン：
● 弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.12
● 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13

　アルバン・ベルク四重奏団

　録音時期：1999年、2000年
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）
　制作レーベル：EMI