無人島～俺の10枚～【遊佐春菜編】

2015年6月12日 (金)

壊れかけのテープレコーダーズの遊佐春菜、初ソロアルバムは、住所不定無職のザ・ゾンビーズ子初プロデュース作品!リリースを記念して「HMV無人島10枚」に登場！

　遊佐春菜『Spring Has Sprung』[2015年06月24日]

人気バンド、壊れかけのテープレコーダーズにおいて、ボーカルとオルガンを魅せる遊佐春菜の初ソロ・アルバムです。住所不定無職の頭脳、ザ・ゾンビーズ子プロデュースにより住所ファミリーの田代タツヤ、鮎子、柳沢明史、佐古勇気の演奏陣が参加、遊佐本人の詞に加え、藤井邦博(魚座)、三輪二郎、ニイマリコ(HOMMﾖ)が詞を提供、作曲はザ・ゾンビーズ子と今注目のシンガー・ソングライター金子麻友美が書下ろし、ストロベリー・スイッチブレイドやニーノ・トリンカの隠れた名曲のカバーを加えた豪華アルバム。ポップで厚いサウンドと凛とした歌が何よりの魅力です。住所不定無職ユリナがボーカル参加も。

『Spring Has Sprung』収録楽曲

1.恋のトロイカ
作詞: 三輪二郎　作曲: 金子麻友美　編曲: 金子麻友美
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,オルガン,鈴) 金子麻友美(キーボード,アコーディオン)　小森清貴(マンドリン)
2. いつでも地面が星空
作詞: 藤井邦博　作曲: ザ・ゾンビーズ子　編曲: ザ・ゾンビーズ子
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,コーラス)　佐古勇気(ギター)　田代タツヤ(ベース)　鮎子(キーボード)　柳沢明史(ドラム)
3.会いたくなったら
作詞: 遊佐春菜　作曲: 金子麻友美　編曲: 金子麻友美/ザ・ゾンビーズ子
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,コーラス)　佐古勇気(ギター)　田代タツヤ(ベース)　鮎子(キーボード)　柳沢明史(ドラム)
4. 川べりのうた
作詞: 遊佐春菜　作曲: 金子麻友美　編曲: 金子麻友美/ザ・ゾンビーズ子
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル)　佐古勇気(ギター)　田代タツヤ(ベース)　鮎子(キーボード)　柳沢明史(ドラム,パーカッション)
5. ずっと雨降り
作詞: 角森隆浩　作曲: 上田禎　編曲: 金子麻友美
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,ピアノ)
6. spring has sprung
作詞: 遊佐春菜　作曲: ザ・ゾンビーズ子　編曲: ザ・ゾンビーズ子/金子麻友美/遊佐春菜
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,コーラス)　金子麻友美(アコーディオン,コーラス)　鮎子(キーボード)　ザ・ゾンビーズ子(コーラス)
7. Trees and Flowers
作詞作曲: JILL BRYSON /ROSE MC'DOWALL 　編曲: 金子麻友美
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,オルガン)　ユリナ（ボーカル）　佐古勇気(ギター)　田代タツヤ(ベース)　鮎子(キーボード)　柳沢明史(ドラム,パーカッション)　馬場友美(コーラス)
8. そうじふりんぼ
作詞: ニイマリコ　作曲: ザ・ゾンビーズ子　編曲: ザ・ゾンビーズ子
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル)　佐古勇気(ギター,コーラス)　田代タツヤ(ベース)　鮎子(キーボード,コーラス)　柳沢明史(ドラム,パーカッション)　金子麻友美(コーラス) ザ・ゾンビーズ子(コーラス)
9. 夜の足音
作詞: 藤井邦博　作曲: 金子麻友美　編曲: 金子麻友美
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,コーラス)　金子麻友美(オール・トラックス)
10. 鏡が割れて
作詞: 藤井邦博　作曲: 深田理俊／藤井邦博　編曲: 藤井邦博
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル,コーラス,口笛,鉄琴)　藤井邦博(ギター)　佐古勇気(口笛)
11. 五月の雨
作詞: 藤井邦博　作曲: ザ・ゾンビーズ子　編曲: ザ・ゾンビーズ子
演奏メンバー: 遊佐春菜(ボーカル)　佐古勇気(ギター)　田代タツヤ(ベース)　鮎子(キーボード)　柳沢明史(ドラム,パーカッション)

無人島～俺の10枚～【遊佐春菜編】

Davie Allan & Arrows 「Blues Theme」
まずこれを爆音で、のび太のように仰向けに寝っ転がりながら、聞きたい。Ipod/Youtubeヨロシク世代故、1曲目の途中でもう違うCDに変えたくなりそうだけど、時間は無限にあると思い直し、我慢して聞いているうちに、のってきて、ださい踊りを踊りながら、聞きたい。

三上寛「ひらく夢などあるじゃなし」
これも杉並のアパートで聴いたら確実に苦情通報レベルの超爆音で。電気釜やらガスコンロやら、今となってはもうずっと遠くにある言葉たちを懐かしみながら、でもそれだけじゃなくて血液レベルで己の出自を確認せざるを得ないような、強烈な1枚。

スライ&ザ・ファミリー・ストーン「暴動」
このアルバムは、初めて聞いてから15年くらい、いつ聴いても、どこで聴いても、あー最高。あーかっこいい。となるから、持っていきたい。

イエス「危機」
夜、映画を1本見るような心構えで、野外で寝っ転がってこのアルバムを通して聴けたら、この上ない贅沢だと思う。

タイツ「GIRLIC REPLICA」
「どーせ、死ぬんだ！」からはじまるこのCDも、どこで生きていくにしても欠かせない1枚。一色進さん関連のCDは他にも持っていきたいけど、2.5枚組のこれにします。

ニール・ヤング「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」
なんだかんだで楽しく無人島生活を過ごした日々も７日、10日と過ぎ、ふと「さて、」と思った午前中にはこれを。また歩き出すことへの希望と勇気をくれる、そばにあると心強い1枚だと思います。

ニコ「チェルシー・ガール」
毎年秋になると必ずこのアルバムが聞きたくなる。秋の渋い濃い色の花たちや、これから冬に向かっていく空気にとてもあうから。この辺で自分の無人島ライフも秋に突入すると思われるので、思い出して、今年も聴く。

豊田道倫「SING A SONG 2」
自分じゃない誰かの人生を、ただ眺めていたい時もある、眺めていたいというには穏やかじゃないけれど、人恋しくなったら豊田さんのうたを聴きたい。無人島だろうがなかろうが、ひとりなんだということを確認するために。3枚組のこのアルバムにします。

ザ・ゾンビーズ「オデッセイ・アンド・オーラクル」
先日30歳の誕生日を迎えました。日付が変わる瞬間、何か聴かなきゃ！と焦って、たまたますぐ近くにこのCDがあったので、かけて、数年ぶりに聴いたところとてもよく、それからしばらくこればかり聴いていた。誰かが死ぬ時の走馬灯を見させてもらっているような、目を閉じるだけで、まさにこのジャケットのような、夢の世界につれていかれます。そしてこの魔法は、いつどこで聴いても、永遠に有効であると信じる。