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カツァリス/ソニー・レコーディングズ(7CD)

2015年3月30日 (月)

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シプリアン・カツァリス/ザ・ソニー・レコーディングズ(7CD)

名手シプリアン・カツァリスが、1990年代にソニー・クラシカルで制作した一連のアルバムがオリジナル通りの曲目構成により7枚組ボックスとして登場。
 全集企画が頓挫してしまったことが惜しまれるショパン・シリーズや、バッハのイタリア・アルバム、そしてモーツァルトとワーグナーの名旋律を超絶技巧で聴かせるアルバムという内容豊かながら入手困難だったものが嬉しい復活となります。どれもセッション録音で音質優秀、カツァリスの代表作といえる高水準なアルバムばかりです。
 参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)

【収録情報】

Disc1:『イタリア風バッハ』
J.S.バッハ:
● イタリア協奏曲 BWV.971
● 協奏曲第1番ニ長調 BWV.972(原曲 A.ヴィヴァルディのOp.3-9)
● 協奏曲第2番ト長調 BWV.973(原曲 A.ヴィヴァルディのOp.7-8)
● 協奏曲第4番ト短調 BWV.975(原曲 A.ヴィヴァルディのOp.4-6)
● 協奏曲第5番ハ長調 BWV.976(原曲 A.ヴィヴァルディのOp.3-12)
● 協奏曲第6番ハ長調 BWV.977(原曲 B.マルチェッロ?)
● 協奏曲第7番ヘ長調 BWV.978(原曲 A.ヴィヴァルディのOp.3-3)
● 協奏曲第9番ト長調 BWV.980(原曲 A.ヴィヴァルディのOp.4-1)
● トッカータ ト長調 BWV.916

 録音時期:1994年6月
 録音場所:ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ

バッハはヴィヴァルディやマルチェッロなどイタリア・バロックの編曲をおこなっていましたが、ここではチェンバロのための編曲と、イタリアの影響を受けたトッカータに、イタリア協奏曲を収録しています。カツァリスはピアノで演奏されたバロックならではの豊かな詩情を聴かせてくれます。
Disc2:『ショパン:ピアノ・ソナタ全集』
ショパン:
● ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.4
● ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35『葬送』
● ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58

 録音時期:1990〜1991年
 録音場所:ベルリン、ジーメンスヴィラ

テルデックからソニー・クラシカルに移籍し、ショパンのピアノ作品全集をレコーディングする予定だったカツァリスが取り組んだ第1弾がこのピアノ・ソナタ集。全集を企図していたため、マイナーな第1番も含まれており、なおかつ演奏も端正で完璧な仕上がりとなっています。
Disc3:『ショパン:前奏曲集』
ショパン:
● 24の前奏曲 Op.28
● 前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
● 前奏曲 変イ長調(遺作)
● 歌曲集『ポーランドの歌』〜春 Op.74-2
● アレグレットとマズルカ
● 2つのブーレ
● 3つエコセーズ Op.72-3
● 3つエコセーズ WN27
● ボレロ
● コントルダンス
● ギャロップマルキ
● アルバムの一葉
● アレグレット 嬰ヘ長調
● カンタービレ 変ロ長調
● ラルゴ 変ホ長調
● フーガ イ短調

 録音時期:1992年10月
 録音場所:オーストリア、グラーフェネック

途中で終わってしまったことが惜しまれる全集企画の第2弾だったのがこの前奏曲集。初録音だった珍しい曲も含む凝った内容で、演奏も最上級です。
Disc4-5:『ショパン:ポロネーズ全集』
ショパン:
● アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
● ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1
● ポロネーズ第2番変ホ短調 Op.26-2
● ポロネーズ第3番イ長調 Op.40-1『軍隊』
● ポロネーズ第4番ハ短調 Op.40-2
● ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
● ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』
● ポロネーズ第7番変イ長調 Op.61『幻想』
● ポロネーズ第8番ニ短調 Op.71-1
● ポロネーズ第9番変ロ長調 Op.71-2
● ポロネーズ第10番ヘ短調 Op.71-3(オートグラフ・ヴァージョン)
● ポロネーズ第10番ヘ短調 Op.71-3(フォンタナ・ヴァージョン)
● ポロネーズ第11番ト短調
● ポロネーズ第12番変ロ長調
● ポロネーズ第13番変イ長調
● ポロネーズ第14番嬰ト短調
● ポロネーズ第15番変ロ短調『別れ』
● ポロネーズ第16番変ト長調
● 葬送行進曲 ハ短調 Op.72-2(エキエール・ヴァージョン)
● 葬送行進曲 ハ短調 Op.72-2(フォンタナ・ヴァージョン)
● 葬送行進曲 ハ短調 Op.72-2(ガンシュ・ヴァージョン)

 録音時期:1993年3月
 録音場所:ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ

カツァリスのSONYでのショパン・シリーズの最終作となったポロネーズ集は、ヴァージョン違いも含むマニアックなもの。演奏も舞曲の楽しさを引き出した見事なもので、全集企画が頓挫してしまったのが本当に惜しまれます。
Disc6:『モーツァルティアーナ』
● ゲリネク:『魔笛』のパパゲーノのアリアによる変奏曲
● リスト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
● ツェルニー:フィガロのモティーフによる華麗な幻想曲
● ベートーヴェン:『フィガロの結婚』より「もし踊りをなさりたければ」による11の変奏曲
● タールベルク:ラクリモーサ
● タールベルク:『ドン・ジョヴァンニ』のセレナーデとメヌエットによる幻想曲
● ビゼー:お手をどうぞ
● フィッシャー:雷雨
● ケンプ:田園変奏曲
● カツァリス:モーツァルトを偲んで
● カツァリス:モーツァルティアーナ

 録音時期:1992年2月
 録音場所:ベルリン

モーツァルトをネタにした編曲や変奏曲、幻想曲を収録。モーツァルトの名旋律をカツァリスならではの超絶技巧で満喫できる最高に面白いアルバムです。
Disc7:『ワグネリアーナ』
ワーグナー:
● 『タンホイザー』序曲(作曲者編)
● 黒鳥館に到着して
● 『ワルキューレ』〜ジークムントとジークリンデ(Joseph Rubinstein編)
● 『ワルキューレ』〜ジークムントの愛の歌(Heinrich Rupp編)
● 『ワルキューレ』〜ワルキューレの騎行(Louis Brassin編)
● 『ワルキューレ』〜魔の炎の音楽(Louis Brassin編)
● 『神々の黄昏』〜葬送行進曲(ブゾーニ編)
● 『トリスタンとイゾルデ』第1幕への前奏曲(ハンス・フォン・ビューロー編)
● ラフ:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の回想〜優勝の歌
● ラフ:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の回想〜ギルド組合員たちの行進の場面

 録音時期:1994年2月
 録音場所:ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ

ワーグナーのオペラの聴きどころをブラッサンやブゾーニ、ビューローなどリスト以外の編曲作品で楽しむひねった内容のアルバム。カツァリスの歌心とテクニックが冴えわたる素晴らしい演奏が揃っています。

 シプリアン・カツァリス(ピアノ)

 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ベルリンのb-sharpスタジオにてマスタリングを行い、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。
 このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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シプリアン・カツァリス /ソニー録音集(7CD)

CD 輸入盤

シプリアン・カツァリス /ソニー録音集(7CD)

ユーザー評価 : 4.5点 (3件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥3,740
会員価格(税込) : ¥3,254

発売日:2015年05月19日

  • 販売終了

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