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『これまでのスフィア これからのスフィア』

ベストアルバム『sphere』発売記念 特別企画(1)スペシャル・インタビュー
『これまでのスフィア これからのスフィア』

2015年2月6日 (金)


sphere

ファンの投票によって収録内容が決まったベスト・アルバム『sphere』、そして新たな物語の幕開けとなるニュー・シングル「情熱CONTINUE」をリリースするスフィア。今回のインタビューでは、駆け抜けてきた5年間を振り返るとともに、各メンバーにスポットを当てたクロストーク、これから待っている未来について存分に語ってもらった。


とてもじゃないけど、想像のできない未来だった



HMV: まずは、駆け抜けてきた5年間を振り返ってみていかがですか。

高垣彩陽: ベストアルバムをリリースさせていただくことになったときに、ベストって長く活動しているアーティストさんがリリースなさるというイメージがあるので、自分たちがベスト!?って驚きつつも、振り返るともう50曲以上歌わせていただいていたのだと。初めて「Future Stream」を4人でレコーディングして、4人の声が合わさった音を聴いて、これがスフィアなんだって思った瞬間から、こんなにたくさん4人で歌ってきて、たくさんステージにも立たせていただいて、そして月日が経ったのだなーって。昨日のように思いだせるのに、あっという間のような、でも時間が経ったのだなって感慨深い思いです。

豊崎愛生: …出会ってからはもうすぐ10年なので、みなちゃんの生きてきた時間の半分を一緒にいることになっちゃうんですよね(笑)。だからスフィアとしては7年目に突入です。やってきたライブやこうやって並べられたCD(※インタビュースペースにはスフィアの歴代の作品が並べられている)のことを思うと、あっという間だけど、凄い長く濃い時間を過ごさせていただいていたので、これはスフィアならではの感覚だなって思います。あっという間だけどそうじゃないって。凄いふわっとなんですけど(笑)。

HMV: 5年間というと、例えば、小学生だったら1年生が6年生になるくらいの時間じゃないですか。スフィアの皆さんも同じ年月を重ねてきていますが、皆さん自身がここは成長したなと思うところはありますか。

豊崎: 最初に会ったころはみなちゃんもはるちゃんも学校の制服を着ていて、私も10代で、スフィアを結成したのは、そこから3〜4年後ですけど、うーん…普通に年齢的にも成長したというか、ライブの後に、みんなでお酒を飲めるようになったし(笑)。後、なんか変わったかな?

寿美菜子: 最初の頃から4人の距離は近かったので、写真を4人で撮る時とかも、最初からハマる感じではありました。でもこうやって見ていくと、年代を重ねるにつれて個性も出てきて味も出つつ、バランスというか統一感が良くなってきているなと。初めのころの写真とか(目線の)矢印がみんな違くて。まぁそれはそれでいいと思っていたのですが。今はそこにプラスアルファして、スフィアの一員だけど、みんなでスフィアというものに目指しているって感じが、1年生から6年生になって成長したと思います。

HMV: 「Future Stream」を歌い始めたころに描いていた未来と、今を照らし合わせてみるといかがですか?

スフィア:うーーーーん。

戸松遥: :こんなにたくさんの楽曲と出会えるとは思っていなくて。未知数だったのもありますし、次はこういう曲も歌えるっていうことを繰り返しながら、気付いたら5年経っていて。こういうテーマの曲がやってみたいねっていう新たな目標が出てくるようになって、スフィアの意思が出てくるようになったのも、昔からするととてもじゃないけど、想像できない未来だったなというのは感じます。

震災後の幕張ライブから大きく意識は変わったと思います


HMV: これまでで思い出深い作品だったり、ライブといったら何が思い浮かびますか?

豊崎: いっぱいありすぎて…。じゃあ1人1個(笑)。

高垣: 一番最初のチョコまつり(※2009年2月15日開催「ミュージックレインgirls 春のチョコまつり」)までは4人で「ミュージックレインgirls」という名前で活動させていただいていたのですが、その日に初めて「スフィア」というユニット名を発表して「Future Stream」を初披露することになったので、初めて4人で振り付けを練習したりする過程も含めて思い出深いです。今でも「Future Stream」を歌う時には、その時の光景が浮かんできます。

戸松: :私は最初の武道館ですね!ONION(※スフィア ライブ2010「sphere ON LOVE,ON 日本武道館」)がスフィアにとって一つの分岐点になった場所だと思っていて。ライブの仕様もここから生バンドになったり、衣装や演出面においても。ポップアップとかも初体験でしたし、色んなことが凄く進化したなって感じでした。初めて別の場所で、本番と同じような広さの所でゲネプロをさせてもらったりとか、ポップアップ体験を別日にさせてもらったりとか。4人の中で、これはヤバいぞ…武道館に立つってプレッシャーと緊張感…このままじゃダメだぞってなりました。

今まで歌い慣れてきた曲も、もう一回ちゃんと見直そうっていうので、細かいところから振り付けも統一してみたりとかして、ここからスフィアは進化したと思いますし、変化があったライブでした。その後も何度も武道館には立たせていただいているのですが、私にとって武道館の景色っていうのは、ONIONの時の「うわーーーっ!人がいっぱい!」っていう光景です。その時の緊張感と高揚感は今でも蘇ってきます。

高垣: 場所の緊張感もあったよね。みんなが武道館!武道館って言うから(笑)。

豊崎: みんなの憧れる武道館だからね。

寿: 私はスフィアクラブ(※初の冠TV番組)がとても光栄だなと思います。いつかスフィアで冠番組を持てたらいいねという夢が実現したので。その時に出来た「LET・ME・DO!!」と「Feathering me, Y/N?」はライブに欠かせない曲になったので、その2曲が入ったCDはとても印象的だなって思っています。元々、私たちは声優をやらせていただいているので、こういったお芝居だとか舞台だとか、またそういう機会があれば嬉しいなって思いますね。

豊崎: うーん、一番というのはなくて、全部思い入れもあるし…シンガポールも楽しかったし、アニサマも大きかったし、ライブ全部に思い入れがありますね。その中でも未だに、何というか個人的にはやって良かったと思いますが、正解が分からないライブが『Spring Party is HERE!』(2011年4月17日 幕張メッセ 国際展示場)ですね。震災の直後でやるかやらないかギリギリまでスタッフのみんなと話し合って、場所が幕張というのもありましたし。

HMV: そうですね、当時の幕張は液状化などの被害がありましたし。

豊崎: そもそも、その時期にライブって明るくやっていいものかとか。結局誰も答えが分からなくて、世間的にも分からなくて。どんどんライブやイベントの開催が中止になっていく中で、自分たちはどうしようっていうのを、4人でも凄くいっぱい話した結果、やると決めて。当初計画していたものより、節電だったり、衣装も幕張用にギリギリで作り変えたりして。私的には目の前で笑顔のお客さんを観て、お手紙もたくさんいただいて、絶対やって正解だったと思ってスフィアをやっているし、でもこれは未だに、10年経っても20年経ってもどっちが正解だったか、わからないだろうライブが唯一それだなぁと思っています。 後は、その時までも、もちろんスフィアだし、スフィアの1人っていう自覚はあったつもりですけど、その時、初めてちゃんと届ける側にいなきゃいけないって意識が変わったのが、そのライブです。

責任感というか。それまでは、ライブをしていてもお客さんの反応を見て、こっちがアンコールもらって嬉しくて泣いているとか、そういうライブが多かったのですが、それ以降は多分、殆ど、みんな涙を見せていないし、あくまでもお客さんに届ける側というか、こっちが泣かせてもらうじゃなくて。そういう切っ掛けになったのがこのライブだったので、そこから意識は変わったなと思います。

HMV: あの日はステージ後に募金活動もされていましたよね。

豊崎: あれも正解か分かりませんし、見え方も色々あると思うので、賛否両論あって、それも…結果的に誰かがどこかで救われるならやろうっていうシンプルな答えを4人で出してやったことでしたね。


美菜子は心の中のリーダー的存在

HMV: それでは、メンバーひとりひとりをクローズアップしてもらって、ここが成長したよね、というような感じで語っていただけますでしょうか。まずは寿さんについて。

豊崎: みなちゃんは最初からしっかりしてた。

戸松: :土台のベースがしっかりしてた(笑)!

高垣: そして自由度が上がった!

戸松: :うん!フットワークが一番軽いので、その広がりがスフィアをやり始めてからより広がった。そんなことまで一人でしちゃう?みたいな。

高垣: 吸収力が凄いというか、凄い貪欲。スフィアを始めた当初からダンスも一番踊れて、パフォーマンスにおける知識とか、美菜子のビジョンが一番しっかりしていて体現できるし、説明もうまいし、ダンスも教えてくれるのが上手いし。最初はそうでもなかったけど、いつの間にか「分からないことは美菜子に聞く!」ということが多くなって(笑)。

豊崎: うふふ(笑)。ちょっと何だか申しわけない(笑)。

一同:(笑)。

戸松: :割合で言うと美奈子が7で、他3人で1:1:1だよね(笑)。

豊崎: スフィアというグループは特にリーダーを決めていなくて、みんなの好きで選んだメンバーカラーも全部中間色だし、原色がいないユニットで。

戸松: :いないね、赤とか。

豊崎: それがもう性格を表している4人組なんですけど、多分私は、みなちゃんがこんなにしっかり育っているのは、私らのせいっていう(笑)。

高垣: 確かに(笑)!

戸松: :ならざるを得ないというか。

高垣: 申しわけないなぁと思いつつも。

豊崎: 多分、心の中のリーダー的存在。

高垣: 美菜子がいない時だと、3人で、「どうする?」みたいなこと多い。

戸松: :こういう時、美菜子は何て言うだろう!って。

豊崎: だから絶対いなければならない存在。

HMV: それを受けて寿さんいかがですか。

寿: 嬉しいです(笑)。そんなつもりは全然ないですけど、逆に私が好きなこと言っているのを3人が聞いてくれているってイメージなので。やりたい放題やらせていただいているなって。だから教えてくれてありがとうって言われて、そんなに!?って。いつもこちらこそという気持ちです。


今は昔より自由になったなって思います

HMV: では続いて高垣さんについて。

寿: ドラマチックですね!

戸松: :よりドラマチックになりました。

豊崎: 年々ドラマチックに。

戸松: :でも最近何ていうか、そのドラマチックを受け入れているというか!

高垣: 分からない!どういう意味(笑)!?

戸松: :恥ずかしがらなくなったよね、ドラマチックぶりを。素直に感じたことを出そうというか。

豊崎: 彩陽ちゃんは元々、自分に自信がないと言い続けている人で、私たちの中では、何が?どこが?って感じで。そんなに歌が歌えて踊れてトークも出来て、いっぱい助けられてもいるのになって。でも彩陽ちゃんは自分に対して100点じゃないと凄く反省する人だと思うので。でも近年はキャラとして確立してきたというか、ネガティヴじゃなくなってきたかも。

寿: その頃に比べると、近年はそれが形というか、私たちも放置していたらどうなるのだろうって泳がすのも楽しかったりして(笑)。

一同:(笑)。

豊崎: スフィアのライブで「愛の陽」を堂々と歌っているのを観たときに、あぁ凄く変わったなと思いました。自分の魅力をスフィアでも出せるようになったのだなって。4人の中で一番変わった人かもしれません。

HMV: 高垣さんいかがですか、それを受けて。

高垣: 最初スフィアを結成しますよってなったときに、私には、みんなと並ぶ資格がない!私はこのユニットに迷惑をかけるだけだと感じていて。本当にみんな私が入ったことをいつか後悔する!と思っていました。

一同:(爆笑)

戸松: :どれだけネガティヴなの!(笑)。

高垣: 自信がなかったし、表に出ることになると思ってなかったし、最初のころはできない自分とか嫌いなところばかり目について、(歌っている自分の姿を)見たくないくらいでした(笑)。でもある時、ふと、持って生まれたカードで頑張るしかないなって思って、自分は自分だからって開き直りつつ…。でも、より良い物づくりができるようがんばらなきゃいけないなって思うようになって。色んな出会いや仕事があって解き放たれていった瞬間があって、今は昔より自由になったなって思います。

高垣。(思い出したかのように)そう!私昨日思ったけど、最近ちょっと色々と拗らせて、これがめんどくさいアラサーになることだって思った!

一同:(爆笑)

戸松: :何?何があった!(笑)。

高垣: いや、最近ちょいちょい言っている自虐ネタで「あっいけない。こういうのがみんなを困らせている」というのがあって、ちょっと反省しています(笑)。

寿: 確かに!どう返していいか分からない(笑)。

高垣: そう!それも分かってるの。みんな困っているだろうな、こういうのがめんどくさいオバサンの始まりなのかなって(笑)。ごめんね、みんな!

スフィア:(笑)。

寿: でも、この5年間で話が長いのは変わらないですね。

戸松: :この5年間であやひーは人として面白くなりました。ずっとモニタリングしていたいですもん!

一同:(笑)。

寿: そう!ずっと観察したい。

豊崎: 一喜一憂が劇的だよね。

HMV: いやあ、色々と意外ですね。ステージで歌われている姿を拝見していると本当に堂々としていらっしゃるので…

戸松: :そのギャップがね。ギャップ萌えだよ、あやひー。

高垣: これが私のギャップです。どやー

一同:(爆笑)。


私はスフィアの事を考えているんです〜(泣)

HMV: では続いて戸松さんにスポットを当てましょう。

寿: 変わってない気もするよね。安定したムードメーカーと言うか。 昔から彼女のことは「スフィアの切り込み隊長」と呼んでいるのですが、 なんでも率先して前に出てやってくれる明るさと度胸があって、そこは本当に変わらない彼女の良さですね。

豊崎: 良いところはずっと変わらないけど、めっちゃ器用になったよね。 10代から20代前半にかけてのキラキラしている時期を間近で見ていて本当にそう思う。 声優としても、舞台に出ている時も、歌でもどんどん幅が広がっているし、 出来ることが増えて、スフィアの中でそれが一番如実に現れている人だと思います。 これからもどんどんどんどん出来ることが増えていって、いつかは超人になるのではないかって思っています(笑)。

HMV: キン肉マンのジェロニモみたいですね(笑)。それを受けて戸松さんはいかがですか。

戸松: :私は逆にこの5年間の間に肩の力が良い意味で抜けて行っている気がしていて。 スフィアを結成した当時はまだ10代で、ユニット頑張らなきゃ(キラキラッ☆)!みたいな感じで意気込んでいましたし、これまでずっと勢い任せで生きてきた人間だったなあと思います。 ただ大人になるにつれ、勢いや思い付きだけじゃなくて、周りを冷静に見渡せる力も身に付いてきたかな、とは感じますね。 それはもちろん、スフィアのメンバーやスタッフさんのおかげでもあるのですが。 極端な例えですけど、花道を全速力で駆け抜けていったらそのまま突き抜けていっちゃうよ、みたいなバランス加減がやっと分かるようになってきたというか(笑)。 この5周年のタイミングでいい感じに皆に甘えられるようになり、力を抜いて自然体でいられるようになった気がします。

豊崎: 一見何も考えてないように見られがちだよね(笑)。

高垣: でもふとした瞬間にそうじゃないところを見せるよね。 いつだったか、泣きながら「私はスフィアの事を考えているんです〜」(バンッと机を叩く)って。

戸松: :(気まずそうに)あ〜、それ去年私が泥酔した時の話ですね(笑)。

寿: 今年だよ!今年の2月!スフィアの誕生日の後だもん。
※インタビュー収録は2014年の年末に行われた

戸松: :あ、そうか。事務所でお食事会をしたときに、この5年間誰にも吐露したことのないスフィアへの熱い想いを、皆の前で泣きながら語ってしまいました(笑)。

高垣: 吐露したことないとか言ってるけど、改めて言わなくても分かってたよ?みたいな(笑)。

豊崎: その時も皆のキャラがよく出ていて凄く面白かったです。 みなちゃんは冷静にはるちゃんのチェイサーにお水を注いであげていて、 彩陽ちゃんは、はるちゃんが何度も何度も同じ話を繰り返しているのに 「うん、うん」って優しく聞いているシチュエーションを見ていて 「あ〜、スフィアだな〜」って思いました(笑)。

寿: でも、はるちゃんがいるから4人が繋がっているなと思う瞬間は結構あるよね。 今年もはるちゃんの誕生日に皆で焼き肉を食べに行ったりしたし。

豊崎: そういう時は、この娘を喜ばせないとって思うよね(笑)。

寿: そうそう!はるちゃんの喜ぶ顔が見たい(笑)。

高垣: 反応が凄くいいから、誰の立場だって感じですけど 「こいつをもっと笑顔にしてやりたい」って掻き立てられるんですよね(笑)。


みんなに無いところを足していく足し算の人になろう



HMV: では最後に豊崎さんを。

寿: それこそ愛生ちゃんは変わってないよね!でも年々笑う数が増えた気がする! たぶん本人の中でも自然とそうなっているのもあるだろうし、意識してっていうのもあるだろうし。

(一同頷く)

寿: スフィアでいる時の自分の居場所じゃないけど、それを明確に把握したうえで私たちに接してくれるよね。 4人でステージに立つ時に他の3人が何を話そうかな〜?って、ぽやーんとしているときに すっと率先して喋ってくれるのはやっぱり愛生ちゃんですね。 だからつい甘えて期待しちゃいます(笑)。

高垣: これが良いことなのか悪いことなのかは分からないのですが、 リリースイベントやラジオでトークをするときに物凄くゆるくなっちゃうんですよね。

戸松: :確かに!ここ1年くらいゆるゆるだよね。

高垣: 良い意味でありのままの自分を出せているのだとは思いますが、 スタバとかマックで「だよね〜」って普通に話しているようなテンションでゆるゆるとトークをしているときに、愛生ちゃんはすっと自然に絶妙なタイミングで大事な話題に触れてくれるんです。「あっ、そうそう。それ言わなきゃ」みたいな(笑)。 そういうこともあって周りから「フォロー豊崎」って呼ばれています(笑)。

寿: お仕事の時は愛生ちゃんがそういった(トークのリーダー的な)部分を担ってくれているから普段とのギャップが面白いよね。 この間も唐突に「これハマってるんだよね〜」って全然知らない動物の話を振ってきたり(笑)。本人がどれだけ意識しているのかは分かりませんが、 スフィアでいる時とプライベートでいる時のスイッチの切り替えができているので、こちらとしては凄く助かっています。

高垣: あと最近はアクティブになったよね。

戸松: :いろんなところに行ってるよね。

高垣: どちらかというとインドアなイメージだったけどね。

戸松: :スフィア唯一のAB型という事もあってとにかく引き出しが多いんですよ。 実は我々が知らないドアがまだあるという(笑)。

寿: 愛生ちゃんの知らなかった一面って結構あるよね。 つい最近もなんだっけ、バイオリン部?

高垣: そうそう!私たち出会って10年くらい経つのに、実はバイオリン部に在籍したことがこの間発覚して。「なにそれ?知らないよ!」みたいな(笑)。

豊崎: だって言ってなかったもん(笑)。

高垣: まだ私たちの知らない豊崎愛生がいるんですよ(笑)。

HMV: それを受けて豊崎さんはいかがですか。

豊崎: みんながそんな風に思ってくれているなんて嬉しいです(笑)。

ある時期に女の子の4人組ユニットって何だろう?と、考える日がありまして。 その当時、彩陽ちゃんがちょうどネガティヴ期で自分自身のポジションについて凄く考えていて、私も一緒に考えようと思って私の中で出た自分自身のポジションが「すき間産業」なんですね(笑)。

高垣: どこかの社長みたいだね(笑)。

豊崎: ふふ(笑)。そのままアニメのキャラクターになりそうなほど魅力的で個性豊かな3人の女の子が隣に並んでいるなか、敢えてどーん!と自分を出す必要はないかなと思い、みんなに無いところを足していく足し算の人になろう、という答えを導き出しました。これはスフィアの中で個人的に思っていることですけどね。だから3人が楽しそうにしているのが私は一番楽しいです(笑)。なので、みなちゃんに言われた「よく笑うようになった」というのは、私の隣にいる3人が3人ともスフィアを楽しんでいるからだと思っています。この「楽しい」という気持ちが見ている方に伝わるように、というのはずっと心がけていますね。そういうことを考えると、ここ数年で今がスフィアがスフィアであることを一番楽しんでいる時期なんじゃないかなと。そこがグループ全体で変わったことかもしれないです。


可能性は無限大 ━━━ これからのスフィアについて



HMV: なるほど。素敵なお話ですね。では最後にこれからのスフィアについてお伺いします。5周年を経たこれからのスフィアはどこを目指して走っていくのでしょうか。

寿: 自分たちが想像しないようなことも含めて、この5周年のタイミングで色んな事にチャレンジさせていただきました。 たくさんの提案やお誘いを頂いて、それ面白そうですね!やってみましょうと!コラボさせていただいたり、初めてのことに取り組んだことで、よりグループとしての可能性が広がったと思っています。なので、今後もいい意味で柔軟なスタンスのユニットでいたいと思いますね。その方がより4人それぞれの個性を活かすことも出来るでしょうし、スフィアというグループが、もっともっと楽しくなるのではないかと思っています。

高垣: 4人それぞれが個々でインプットしたものを、グループに持ち帰ってアウトプットすることで、グループとしての経験値も上がって、スフィアとして出来ることがどんどん増えていっていると感じています。これからは形を変えて色を変えてという面も出てくると思いますが、今後もチャレンジは続けていきたいですね。 2月のイベントや3月の大きなライブもそうですが、そこに向けて何が出来るだろう?何を届けることが出来るだろう?ということは常々考えていますし、ひとつひとつが挑戦であり勝負だと思っています。

戸松: :この5周年がスフィアにとって、とても濃い時間だったので、改めて可能性は無限大だなと感じました。 例えば4人が別の場所でそれぞれ動いていても、スフィアに帰ってきた時に新たなスキルを身につけて戻ってくるんですね。いつの間にそんなことができるようになったの?その知識はどこで得たの?って、びっくりすることがこの1年で何度もありました。 その発見や進化があるかぎり、スフィアはもっと新しいことが出来ると思いますし、前に進めるのではないかと。 本当に「表現する」ということはいろんな可能性を秘めているのだなと思いますし、私自身もライブでこんなことにチャレンジしてみたいとか、たくさんのアイデアや目標があるので、より楽しんでやっていきたいです。

豊崎: まず今回のベストアルバムはファンの皆様の投票で曲目が決まったのですが、スフィアはずっとそこを指針にしてきたグループです。 迷った時はファンのみんなが見たいもので、聴きたいもので、ということを判断基準にしてきたので、このベストアルバムをみんなで作ることが出来てとても嬉しいですし、投票してくださったひとりひとりに「ありがとう」を伝えたいです。

今スフィアとしては、今までと同じことを続けていくのか、新しいことを取り入れていくのか…いろんな可能性の狭間にいて。スフィアというグループは本人たちがやっていて楽しいという部分と、ファンのみんなが求めているものが両立出来ていないとダメだと思っていて、そのどちらかに偏ってしまっては全く違うものになってしまう気がしています。 そんな中、これからどう立ち回っていくのか?ということは、今のスフィアが直面している課題なのかな。はっきりとした答えは見えないし、何が正解かは分からないですけど、みんなと一緒に見たい景色がたくさんあるので、色々と考えているところです。 3月のライブは今の私達が、これからのスフィアとして前進するために出した一つの答えみたいな部分も含まれているので、 それを見に来て貰えたら嬉しいです。あとはこれからも変わらずに4人で感謝の気持ちを伝え続けていけたらいいなと思っています。


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