ジャック・ブルース、1993年ライブ初DVD化！

2014年11月19日 (水)

ジャック・ブルース、1993年ライブ初DVD化！

元クリームのヴォーカリスト/ベーシスト、『ジャック・ブルース』が10月25日に死去したことは世界のロック・ファンに大きな衝撃を与えた。僚友のエリック・クラプトンやジンジャー・ベイカーはもちろんのこと、リンゴ・スター、クイーンのブライアン・メイ、ブラック・サバスのギーザー・バトラー、TOTOのスティーヴ・ルカサー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーらがこぞって追悼コメントを出している。 そのジャック・ブルースを追悼するに相応しい映像作品が12月17日に急遽発売されることとなった。ジャック・ブルースの50歳のバースデイを記念し、1993年11月2日、3日に行われたライヴを2枚組に収めた『ライヴ・イン・ジャーマニー1993』だ。

ジンジャー・ベイカー、ゲイリー・ムーア、サイモン・フィリップス、クレム・クレムソン、バーニー・ウォーレル、マギー・ライリー、ディック・ヘクストール・スミス、ピート・ブラウンら、豪華なメンバーがゲスト参加し、その音源はライヴ・アルバム『Cities Of The Heart』として発表されたが、公式映像はこれが初登場となる。

なかでも、ドラムにジンジャー・ベイカー、ギターにゲイリー・ムーアを迎えて行われたパートは「NSU」「トップ・オブ・ザ・ワールド」「政治家」「スプーンフル」「ホワイト・ルーム」「サンシャイン・ラヴ」とクリームの曲を熱演しており、エリック・クラプトンの代わりにゲイリー・ムーアのレスポールが唸るという、まさにロック・ファン必見の映像が収録されているのだ。このコンサートをきっかけに、後にスーパー・グループ、BBM（ブルース、ベイカー、ムーア）と発展する瞬間とも言えるお宝映像だ。

また【スペシャル・エディション】にはコンサートを収めた通常盤2DVDに加え、本人や親しいミュージシャンらのインタビュー、ドイツの音楽番組「ロックパラスト」に登場したライヴ・シーンなどを交えたジャック・ブルースの生涯を追ったドキュメンタリーDVDが収録される。なかでもクリーム時代のエピソードがアーカイヴと共に紹介されるパートはロック・ファンにとって大変興味深いものとなっている。そして2日間のコンサートから収録された既発売の『Cities Of The Heart』には未収録だった曲を集めたボーナスCDが収納される。 CD単体でのリリースはされないため、【スペシャル・エディション】だけの特典ディスクとなる。

さらに、しばらく品切れ状態だった、ロック界最強のトリオ、『クリーム』がエリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルースというオリジナル・メンバーで奇跡のリユニオンを果たした2005年5月のロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴBlu-rayが再発売される。
この『ライヴ･アット・ロイヤル・アルバート・ホール 2005』では、「バッヂ」「アイム・ソー・グラッド」「クロスロード」「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」「ホワイト・ルーム」など代表曲が惜しげもなくプレイされ、60年代の緊迫したライヴとはまた違った、和んだ雰囲気ながらも一流のミュージシャン、そしてこの三人だからこその“オーラ”が迸るステージが、ハイビジョン・クォリティー、DTSマスターオーディオなどの特性を生かしたブルーレイならではの画質、音質で収録されている。本編とはまた別の日のライヴ「スリーピー･タイム」「間違いそうだ」「サンシャイン・ラヴ」の3曲にメンバー三人のインタビューを収録したボーナス映像も強力だ。

（メーカー・インフォメーションより）