HMVインタビュー: Odesza
2014年10月22日 (水)
Q: アルバム完成おめでとうございます。とても素晴らしいです。ベッドルーム・ミュージックのようでありながら、野外やスタジアムでも映えそうなスケール感が同居している点がとても面白いです。チルアウトも出来るし、踊ることもできる妙があると思いますが、制作するにあたってこだわっていることはありますか?
H: 元々、その2つのスタイルが俺達だったんだと思う。俺がチルアウトな方で、クレイがダンスの方。俺達が最初出会った時、作ろうとしていたのはそういう音楽だった。ヘッドフォンでも聴ける音楽で、ライブで聴いたら踊れるような音楽。以来、そのスタイルが俺達の音楽の基盤となって行ったが、今回のアルバムでは特にそのスタイルをさらに成熟させ、全面に出そうとした。俺達は昔から映画音楽が大好きだったから映画音楽の特性を真似て、オーケストラ的な要素も入れてみたりした。それと同時にポップ感も出し、ヒップホップの要素も散りばめた。出来るだけ色々なジャンルを取り交ぜ、多様な影響を取り入れながらも一貫性のあるアルバムを作ろうとした。
Q: このアルバムを作るのにどのくらい時間がかかりましたか?
H: アルバムの制作は5カ月くらいで完成した。でも、このアルバムの制作に取り掛かってから、他のアルバムを作ったりツアーをしたりしていたから、それも合計すると1年半くらい。
Q: どの楽曲もメロディが印象的です。影響を受けたメロディメイカーや作品はありますか?
H: 俺とクレイは、常に綺麗でキャッチーなメロディに気を配っている。トラックにはいつもそれを求めている。影響を受けたメロディメイカーというのは今、特に思い付かないけど、メロディについてはすごく考えている。
Q: 活動の拠点であるシアトルと言えば、やはりパール・ジャムやニルヴァーナなどグランジ・ミュージックの聖地としても有名で、あまりエレクトロニック・ミュージックの印象はありませんが、今はどのようなシーンが存在しているのでしょうか?
H: シアトルは確かにロックがメインだね。でも、だからこそインディ・ロックもすごく人気がある。インディ・ロックは俺達のサウンドに大きな影響を与えた。俺達の好みはとても多様なんだけど、俺もクレイもインディ・ロック全般がすごく好きだよ。それから、ノースウェスト(アメリカ北西部)の音楽感みたいなのはシアトルにももちろん存在するよ。
Q: またあなた達にとって、今のシアトルからはどのような影響がありますか?
H: シアトルは一般的に、晴れの日が少ない場所なんだ。だから屋内にいる時が多いから、音楽を作る機会も自然と多くなる。太陽が臨める期間は一瞬しかないから、みんな、その瞬間を逃がさずに捉えようとする。俺達の音楽にも、そういう、一瞬しかない瞬間を捉えようとする感性があると思う。
Q: iTunesではシングル・オブ・ザ・ウィークも獲得した「Say My Name (feat. Zyra)」でZyraを起用したのは何故ですか?
H: 彼女がビデオを送ってくれて、そのビデオでは、俺達のEPに入っている曲に合わせて歌っていた。彼女は、「あなた達のアルバムがとても気に入っていて、曲に合わせて歌いたいの。気に入ってくれると嬉しいわ」と言ってくれたから、その10分以内に、「It’s Only」のインストバージョンを彼女に送った。俺達は彼女と3日間通しで「It’s Only」を完成させた。彼女との作業はとても上手くいったから、「Say My Name」もその後に送ったんだ。彼女との仕事はとてもスムーズに行く。とても頭の良い女性だ。ハーモニーやメロディを聴き分ける、素晴らしい耳を持っている。歌詞も最高だし、本当に仕事がしやすかった。元々あまりスムーズでなかったトラックも、彼女の手に掛かれば素晴らしい作品となった。彼女の素晴らしさは、アルバムの曲からもにじみ出ていると思う。
Q: 「Say My Name」のPVのストーリーはお二人で考えたのですか?
H: 結局、一緒にPVの仕事ができなかった人達には申し訳ない話なんだけど、俺達の曲を聴いてPVのアイデアを提案してくれた人達のアイデアは、結構陳腐なものが多くて、過剰にハッピーなアイデアばかりだった。俺達が曲から連想してもらいたいのは、そういうイメージではなかった。「Say My Name」は、アルバムの中で一番ハッピーな曲であることは確かなんだけど、ハッピーで陳腐なイメージは、オデッサを精確に表現していない。そこで、イアン・ポンズ・ジュエル(PVの監督)に相談した。俺は彼の大ファンで、彼が今まで作ってきた様々なアーティスト達のPVが大好きなんだ。彼にメールを送って、PVをどんな感じにしたいか、提案されたアイデアは甘っちょろいベタなものばかりだった、と話した。すると、彼は「ではそういうアイデアを是非、逆手に取ってみたい」と言ってくれた。PVは見たかい?
-- はい。見ました。
H: で、そういう方向に持って行くことにした。彼はUKからLAに来た人物だから、彼にとっては、LAに初めて来た時の体験を表現したような作品だった。物事は一見するとこのように見えるかもしれないけれど、本当はそれは完全な幻想だった、という感じ。人がうかがい知れないところがある、ということ。
-- 実はここだけの話、あのPVは見ていてなんだか不快な感じが…
H: (笑)そうなんだよ。ダークなインスピレーションから来てるからね。俺が今までみたPVで良いなあ、と思うものは、期待通りにならないストーリーになっている作品。女の子がお花畑を走っているような、ハッピーで面白いだけの作品よりも、サプライズがあったり、何かしら考えさせられるような作品の方が俺は好きだ。ハッピーで面白いPVは十分と言えるほど見てきたから。
Q: 同世代で注目しているアーティストや今後コラボレーションしてみたいアーティストがいたら教えて下さい。
H: 最近は、俺が良いと思う音楽がたくさん出ている。オーストラリアには、格好良い音楽を作っている人達がたくさんいるし、俺は<フューチャー・クラシック>レーベルの大ファンだ。アメリカだと、ジラフェッジやスロー・マジックが好き。UKも素晴らしいアーティストがたくさんいる。ちょっと考えてみる…同世代だよね?ジラフェッジやスロー・マジックは同世代で、俺達同様に、サウンドクラウドのムーブメントから出てきた人達だ。あとは誰かな。同世代ではないんだけど、すごく好きなのはアパラット。モデラットもクールだ。あとエールには強い影響を受けた。でもいつも言い忘れちゃうんだ。俺はエールの大大ファン!でも、インタビューで今までエールについて一度も言及したことがないことに、この間、気付いて自分が本当に恥ずかしかったよ。こんなに大ファンなのに。でも最近は、同世代から本当に良い音楽がたくさん出ている。特にオーストラリアから、タークーやフルームなどの音楽は本当に格好良い。アメリカだと、ヘンリー・クリンクルもクールな音楽を作っている。ごめん、今、思い付くのはこれくらいしかないけど…。
-- 十分です(笑)ありがとうございます!
Q: あなた達の作る音楽が持つ叙情感には、我々アジア人にも何か強いシンパシーを抱かせます。実際曲のタイトルにも「kusanagi」や「koto」など日本語も使われています。そういうオリエンタルな部分は意識して作っているのでしょうか?
H: 俺達はとにかく民族音楽が大好きなんだ。民族音楽の楽器も、特有の音質があって独特な音が出せるからとても興味がある。民族音楽でも、特に好きなのはアフリカの太鼓やアジアの弦楽器など。あと、「kusanagi」というタイトルにしたのは、クレイの元ルームメイトで俺の現ルームメイトがその曲でギターを弾いてくれたから、彼の名にちなんで「kusanagi」というタイトルにした。彼は最高だよ。愛すべき、超良い奴なんだ!オデッサのためにクールなことを色々やってくれるんだけど、名前がライナーノートにちょっと載るだけで、あまり功績が認められないから、彼の名前を曲にした。曲のコードの多くは彼が作ったし、ギターも彼が弾いている。
-- それで「kusanagi」としたのですか?
H: そう。彼のミドルネームなんだ。
-- 日本人の方なんですね。
H: そう。
Q: 好きな日本人アーティストや作品はありますか?
H: 松本大洋。すごくクールだね。作風がクールだと思う。それから「AKIRA」も大好き。大好きな映画のうちの1つ。「AKIRA」のサントラも大好き。昔、高校生の頃、毎朝「AKIRA」のサントラを聴きながら登校していた。本当に美しいサントラだと思った。
Q: オールタイム・フェイバリットな作品を3枚教えてください。
H: え〜それはムリだよ!(笑)すごく難しいな…。曲だったらトップ…
-- やりやすかったら、アルバムでも良いですよ。
H: じゃあアルバムにする。ピンク・フロイドの「ザ・ウォール」。これは、俺のロック時代を形成する作品だ。俺はそれまでクラシック・ロックは聴いていなかったけど、あの作品にはものすごい影響を受けて、アルバムを何年間も、毎日聴き続けていた。それから、ゴリラズのデビューアルバム。俺が今まで聴いてきたたくさんのアルバムの中で、一番よく聴いたのがこのアルバムだと思う。それに、俺はアートや絵がすごく好きだったからゴリラズのアートを担当した人もすごく好きだった。ジェイミー・ヒューレットと言う人。すごくクールな作風で、俺は彼の大ファンだった。ゴリラズは(アートと音楽という)俺が興味を感じていた両世界を取り交ぜたプロジェクトだった。それに、ヒップホップという俺にとっては新しいジャンルへの扉を開けてくれた。3枚目は、たくさん挙げたいアルバムがあるからすごく難しいんだけど、レディオヘッドの「OKコンピューター」にする。名盤だから。
-- ありがとうございます!どれも良いアルバムですね。
H: 他にも挙げたいバンドが5つくらいあるから、全部言えないのが腹立たしいくらいだよ(笑)!
Q: 日本のファンへメッセージを
H: 日本にファンがいること自体が本当に信じられないんだけど(笑)。いつも応援してくれて本当にありがとう!日本にすごく行きたいです。俺達がライブをしに日本に行ったら、誰か俺達を案内して一緒に遊んでくれたりしたら嬉しいな!日本のみんなと友達になりたいです!俺達の音楽を聴いてくれてありがとう!
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Odesza 『In Return』 [2014.10.22 Release]
