音楽活動3rdシーズン幕開け！花澤香菜＆北川勝利インタビュー

---セカンドシーズン及びアルバム『25』を振り返って、いかがでしたか？

花澤：とても濃い時間を過ごしたと言う事もあって、随分と前の事に感じてしまいますね。

北川：ホントだよね。ツアーが終わってまだ半年も経ってないのに。

花澤：大阪のライブが5月だったのでまだ3ヶ月（※）…ワン・クールですよ！ウソだ〜！

北川：もう年を越した気分だよね（笑）。

※インタビュー収録は2014年8月20日

---アルバム『25』は2枚組でしたし、準備も含めて大変ではなかったですか。

北川：やってもやっても終わらない悪夢のような日々でした（笑）。

花澤：私は歌を歌えばそれで終わりでしたが、北川さんは曲を作って、演奏して、全体を整えて…ですからね。で、やっと終わったと思ったらすぐさまライブという（笑）。

---長いミュージシャン人生の中でも2枚組のアルバムを作る事ってそうそう無いですよね。

北川：今まで色々な作品を作ったり携わってきた中で、いちばんスタジオに居る時間が長かったのは確かですね。前作から引き続き参加していただいたミュージシャンの方もいながら、新しいことにも沢山チャレンジできて、辛いながらも本当に充実した期間でしたね。

---ライブも2枚組のアルバムをほぼまるっと再現するというチャレンジングな内容でした。

北川：アルバムタイトルの『25』がすべての始まりで、アルバム収録曲が25曲ならば、ライブもアンコール含めて25曲にしよう！ならば今回のアルバム曲をメインにしないとね！と盛り上がって口にしてしまって大変な目に会いました（笑）。でも実際に終わってみたらチャレンジしてよかったなって思えますね。

花澤：本当にそうですね。『25』は私が過ごしてきた25年間に感じてきたこと、見てきたものを出来る限り自分なりの言葉で伝えたいと思って、納得のいくまで作詞家の岩里祐穂さんとすり合わせをさせていただきました。またそれらの曲をライブでたくさん披露することで、ライブってこういう楽しみ方もあるんだって事に改めて気が付きました。1stツアーは借りてきた猫みたいなところもあったと思いますが、今回は自分で色々考えさせて貰ったという意味でもとても有意義なツアーでしたね。

---前回インタビューをさせて頂いた際にセカンドシーズンでは北川さんにたくさん曲を書いて貰って全国各地を廻ってライブをしたいと仰っていました。実際アルバム『25』はバラエティ豊かな2枚組という大作になり、ツアーの規模も拡大しました。口にされたことが次々に実現していく実感ってありますか？

北川：香菜ちゃんがそう言うからね（笑）。やるしかないというか（笑）。

花澤：私としては嬉しさしかないのですが、北川さんでないと成し得ない偉業だと思います（笑）。

---1stツアーの時との違いなどありますでしょうか？

花澤：緊張が和らいだ感じはありますね。リラックスした状態でステージに立てたというか。『claire』と『25』の間にアニメのイベント等で歌を披露させていただく機会がありましたが、そういった場でもお客さと一緒に楽もうという事を常に意識していたので、今回のツアーにはとても良い状態で挑めたと思います。

---ツアー『live 2014 “25”』は東京、名古屋、大阪、埼玉という4箇所を廻りましたが各地でノリの違いなどはあるのでしょうか？

花澤：全然違いましたね！そういえば北川さん達と一緒に会場の一番上にまで行ってみたりもしましたね。

北川：そうそう（笑）。ライブ当日に会場入りしてからまず座席の一番後ろに座ってみてステージとの距離感を確認してみたりね。あとは『25』がキーワードという事もあってその土地ならではの25周年のものを調べて発表するとかね（笑）。

花澤：会場ごとに大きさが違っていたので、お客さんとの距離感は特に意識しましたね。

---今回リリースされるBlu-rayは花澤さんが編集長として責任監修を務められています。 とても面白いアイデアですが、実際監修を行われていかがでしたか？

花澤：凄くオシャレに出来上がって嬉しいですね！パッケージの表紙もライブのシーンを使ったものではなく、ファッション雑誌ふうになっているんですよね。中身も豪華になっていてブックレットもリハーサルの風景や素の表情なども収められていますし、Blu-rayもライブの映像だけではなく、色んなトピックスが満載でこの為に撮り下ろした映像もたくさん収録されています。

---編集長の観点から今回のBlu-rayのオススメポイントを教えて下さい。

花澤：「かなまつり」という女子会イベントがプレミアムなのでオススメですね！代官山のカフェでやらせていただいたアコースティック編成のライブはシンプルだけど、とても温かい雰囲気になっていますので是非観ていただきたいです。

---北川さんのオススメポイントは？

北川：ライブ本編やリハーサルの映像はもちろんですが、僕も「かなまつり」ですね。アコースティックギターとピアノと歌だけで曲を披露する機会ってなかなかないですし、香菜ちゃんにとっても良い経験になったイベントだったと思います。

---本日いよいよ音楽活動サード・シーズンの幕開けが発表になります。心境はいかがですか？

花澤：とても楽しみにしていたので、とにかく嬉しいですね！今日も久しぶりにアニプレックスさんの音楽チームの皆さんにお会いして、あ！この感じ久しぶり！と思い、今日からまた新たなスタートができると思って本当にワクワクしているところです。今日まさに“ほほ笑みモード”を初めてファンの皆さんに聴いて頂くことになるので、どんな反応が得られるか楽しみです。

---北川さんはいかがですか？

北川：次は3枚組にならなれければよいなと（笑）。

---3枚組聴いてみたいですけどね（笑）。シングル“ほほ笑みモード”はSTUDIO APARTMENTさんが作曲・編曲を担当したクールなハウス・ナンバーになっています。

花澤：なんとクラブ・ミュージックですよ。新しい…。

北川：新しい方向性を探っていきながら、サード・シーズンがどこへ向かっていくのか…うっすら知っているのですが、まだ言えません（笑）。めちゃめちゃ最後まで解説したいけど（笑）。今回のシングルは新しいチームを招いたらどうなるか？ということで、STUDIO APARTMENTさんをお招きして曲を書いて頂きました。僕もレコーディングには立ち合いつつ、歌詞は岩里祐穂さんにお願いをして新たなチャレンジをしております。

---新たなチャレンジをしてみていかがですか？

花澤：音を聴かせていただいた時に、どのように歌えばよいのか不安な部分もあったのですが、実際レコーディングをしてみて出来上がった曲を聴いて、あ、私の声とこういう風にマッチするんだ！という新たな驚きがありました。“ほほ笑みモード”以外の２曲は大人っぽい雰囲気なのでこちらも楽しみにしていただければと思います。

---では最後にファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

花澤：セカンドシーズンはド派手に、細かいところにまでこだわってやらせていただきましたが、サード・シーズンはより活動的になると思いますのでぜひ期待していてください！

北川：サード・シーズンは今までよりも凄いことが起こると思うので、楽しみにしていただければと思います！

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