無人島 〜俺の10枚〜 【MANTIS 編】

2014年7月30日 (水)

MANTIS

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HEAVY DUB UNIT : MANTIS 〜BLACK SMOKERより新作をリリース〜

「数年ぶりに届いたMANTISの新作は変わらずに彼ら独自の道を歩んでいて嬉しく感じた。音と音像に関する執拗なまでのこだわりに彼らの音楽への誠実さが伺える。その誠実さがある限り彼らの音楽は魅力的に響き続けるだろう。」
半野喜弘(音楽家/映画監督)


 MANTIS 『Collapsizm』[2014年08月06日]

MANTIS 『Collapsizm』クールでディープな質感と圧巻のベース、黒煙が放つMANTISによる超強力サイクロン式ソリッドダブ!!RHYTHM & SOUNDのヴォーカリストであるPaul St. Hilaire a.k.a. Tikiman、antennasiaのsanをフィーチャーし、マスタリングはミニマルダブの巨匠にして元Dubplates & Masteringのマスタリング・エンジニアPoleことStefan Betkeが担当。

『Collapsizm』収録楽曲

1. Tropic feat. Paul St. Hilaire
2. Decomposition
3. wreckage feat. Paul St. Hilaire
4. Crisis feat. san
5. Pulverization
6. wreck version
7. Collapsizm

MANTIS プロフィール

 MANTISは、Moss(モス)とLa-Pachu(ラパチュ)によるデュオ・プロジェクトである。2005年12月に長野県蓼科で結成され、その後東京を拠点に活動を行う。両者ともにエレクトロニック・ミュージックとダブから多大な影響を受けており、それらの音楽的ルーツを綴じ合わせていくなかで、手法としてのダブのマナー(ミキサーとアナログ機材によるリアルタイムのダブミックス)とエレクトロニック・ミュージックにおけるアウトプットの精緻さ(コンピュータによる制御)それぞれのアドヴァンテージを生かした、ハイブリッドなサウンドに到達している。ライヴでは大量のヴィンテージアナログ機材とラップトップを等しく駆使し、Moritz von OswaldやThe Orbの来日公演においてフロント・アクトとして抜擢されるなど、そのパフォーマンスが反響を呼ぶ。
 2007年および2009年にはMoritz von OswaldとMark Ernestusによる伝説的ミニマル・ダブ・プロジェクト、RHYTHM & SOUNDのヴォーカリストであるPaul St. Hilaire(a.k.a. Tikiman。2003年以降は本名のPaul St. Hilaireとして活動)とのコラボレートを敢行、おおきな話題となった。2009年1月には自らが主宰するTiltloose Recordsよりファースト・フル・アルバム『≒dubious』、また、同年12月にヴァイナルEP『≒dubious EP』をそれぞれ発表、RHYTHM &SOUNDを筆頭とするドイツのミニマル・ダブに共振するクールでディープな質感と圧巻のベース、そしてけっして音数の多い音楽ではないミニマルなサウンドを主体としているにもかかわらず1曲につき100以上ものトラックを使用するなど、徹底して細部にまでわたってケアが行き届いた高いレベルのミックスとプロダクション・テクニックによって、日本国内のみならず海外においても評価を決定づけた。
 以降イギリスの『WIRE』誌やRed Bull Music Academyで紹介されるなど、着実に歩みを進めつつ新作の制作に専念。2014年8月、Paul St. Hilaireやantennasia(アンテネイジア)のsanといった長年のコラボレーターとの新曲をフィーチャーし、また、変拍子を大胆に取り込んでより深化/進化したリズム・アプローチを身にまとった待望のセカンド・アルバム『Collapsizm』を発表、独自のダブ解釈にさらなる発展を遂げている。
 『Collapsizm』は、多方面から日本の異才が集結するBLACK SMOKER RECORDSよりリリース。マスタリングは、ミニマルダブの巨匠にして元Dubplates & Masteringのマスタリング・エンジニア(後にマスタリング及びヴァイナル・カッティングをおこなうscape masteringを自身で運営)であるPoleことStefan Betkeが担当。現在、Mossは北海道在住。

無人島 〜俺の10枚〜 【MANTIS 編】

無人島 〜俺の10枚〜 【MANTIS 編】

音楽好きには、超定番の企画“無人島 〜俺の10枚〜” !!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!今回のお客様は、BLACK SMOKER RECORDSより新作をリリースするMANTISが登場!
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Bruce Haack

Bruce Haack 「Farad:The Electric Voice」

Bruce Haackは1969年にしてヴォコーダーを自身で発明。テープカットをサンプラー同然に使いこなすが故に、先へいき過ぎたそのセンスと楽曲は、昨今のハイテク音楽のパイオニアといっても過言では無い。無人島に生い茂る林の奥深く、どこか寂しげなBruce HaackのElectric Voiceが響き渡る。

The Hellers

The Hellers 「Singers... Talkers... Players...Swingers...& Doers」

Bruce Haackがヴォコーダーを発明する1年前の1968年、作曲家Hugh Hellerとmoog博士の助手Dick Hamiltonの2人が奇跡のコラボ!ストリングスが縦横無尽に行き交い、moogのサイン波がビートを刻む。ドラマのように展開され、哀愁感漂うその楽曲性は、大海原の地平線に浮かぶ夕焼けをさらに赤く染める。

Godley & Creme

Godley & Creme 「Ismism」

Africa Bambaataaが『Planet Rock』をリリースしたのが1982年。その前年にあたる1981年にリリースされたGodley & Cremeによる通算4枚目のアルバム。『Planet Rock』を遥かに飛び越えた2人の白人が、今日のウィスパーに歌うようなRapを先取った上に、電子音や卓越した生演奏やSEを見事にコラージュ。そして何よりも、その人種の壁と時代をも超越した挑戦意欲が、食料もなく折れそうな心を確と支えてくれる。

10cc

10cc 「How Dare You!」

上記Godley & Cremeが元々在籍していたUKの4人組のバンド10ccよる1976年の作品。GodleyとCremeがギズモという自作の楽器を制作し、10ccの次のアルバムに使いたいと進言したところ、他の2人が拒否。そのためバンドはGodley & Cremeと新生10ccに分裂。オリジナルメンバーでは最後のアルバムとなった。4人の完璧なコーラスワークと演奏、そしてレコーディングが三位一体となり、ビーチパラソルの下に隠れた輝く眼光の先にある瞳孔を否が応にもこじ開ける。

Scientist

Scientist 「Heavyweight Dub Champion」

ScientistがRoots Radicsと共にリリースを重ねた一連のコミックジャケットシリーズの2枚目。Dubシーンの衰退を迎えつつあった1980年発表の今作は、一切の妥協を許さないタイトなMixと一発録りを全く想像させない緻密かつ大胆なDub Mixにより、当時の若者を刺激しシーンを牽引。孤島の深部に潜む洞窟内で、ベースを思い切り反響させた瞬間にRewind!!

Joe Cuba

Joe Cuba 「We Must Be Doing Something Right」

コンガ奏者Joe CubaとSextetからなるNYのプエロトリカンによる1966年の作品。編成を小編成のComboにとどめた事により洗練されたその楽曲群は、ビブラフォンを加えた事で、本場のそれに比べ陽気さの中にどこか都会的な冷たさを内包する。そして、しつこいまでに繰り返されるCall & Responseが、砂浜に照り付ける太陽を一身に浴びた肉体の血流を怒濤の如く加速させる!

Cybotron

Cybotron 「Enter」

Juan AtkinsとRichard Davisの2人により1980年に結成されたCybotronによる1stアルバム。KraftwerkやYMOとは違う視点、つまりFunknessとHungry精神からテクノを導き出し、宇宙や機械、さらには未来と結実。特にClear、R-9、Eden、の3曲は孤島の頭上に広がる満点の星空から、遥か宇宙の果てに感覚を誘う。

Esquivel

Esquivel 「Exploring New Sounds in Stereo」

メキシコ人で1957年からカリフォルニアに移住したEsquivelが1959年にリリースした作品。Esquivel本人によるピアノ、スライドギター、数多のパーカッション、そして歌詞を一切排しZum-Zum-Zum、Pon-Pon-Ponと展開されるそのEsquivelならではのコーラスワークは、Stereoの間を上下左右に動き回り、島に生息する動物達の鳴き声と異種混交し、遂には脳内を異次元へと引き込む!

Max Romeo

Max Romeo 「Open The Iron Gate: 1973-77」

オリジナルは1975年にUKでリリースされた『Revelation Time』。Max Romeo本人による自己ベスト盤。殆どの曲が師であり盟友であるLee Perryの手により魔法を掛けられ、珠宝の如く輝きを放つ。当時の政治に対する反体制的な内容の歌、そしてそれを支える演奏、The UpsettersのドラムとベースはBarrett兄弟によるもの。血縁関係故の一糸乱れぬその演奏は、無人島で狩猟する際、たった一度の機会を確実に我がものにするための集中力の手本!

Brian Eno & David Byrne

Brian Eno & David Byrne 「My Life In The Bush Of Ghosts」

Talking Headsを初期から支え続けたプロデューサーBrian EnoとDavid Byrneが名作『Remain In Light』の末に行き着いた1981年の意欲作。『Remain In Light』で大胆に導入されたAfricanなGrooveとFunkyなベースを下敷きに、当時まだ一般的ではなかったサンプリングによる発声を随所に散りばめ、マサイ族と政治家が冥王星でDanceしてるかのような独自の世界観へ到達。そして、その希有な楽曲性が無人島に眠るGhostsを呼び覚ます!
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Collapsizm

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Collapsizm

MANTIS (Moss / La-Pachu)

価格(税込) : ¥1,980
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まとめ買い価格(税込) : ¥1,683

発売日:2014年08月06日
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≒dubious

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MANTIS (Moss / La-Pachu)

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まとめ買い価格(税込) : ¥1,765

発売日:2009年01月17日
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