デ・ワールトのワーグナー作品集

2014年7月16日 (水)

至高のワーグナー指揮者
エド・デ・ワールト最新盤！

最高のワーグナー指揮者の一人、エド・デ・ワールトの最新盤。録音機会の少ない交響曲ハ長調が収録されているのも注目です。
　ワーグナーの交響曲ハ長調は1832年の夏、約６週間にわたって書かれたもので、ワーグナー唯一の完成された交響曲。ベートーヴェンの影響も色濃く見られる若書きながら、随所に後の劇音楽を思わせる様々な効果に満ちた力作です。エド・デ・ワールトがそれぞれの素材を巧みに響かせ、若きワーグナーの力に満ちた作品を見事にまとめています。
　『トリスタンとイゾルデ』抜粋の管弦楽編曲は、作曲家でオランダ放送フィルの打楽器奏者でもあるヘンク・デ・フリーヘル編曲によるもの。彼はワーグナー作品を管弦楽に編曲した「オーケストラル・アドヴェンチャー」（CC72338）の編曲も手掛けています。今回もどのようなアレンジの技量を効かせているか、注目です。ワーグナーの妻、コジマへのプレゼントである『ジークフリート牧歌』も、優しさと愛情に満ちた演奏となっています。（キングインターナショナル）

【収録情報】
ワーグナー：
● 交響曲ハ長調
● 『トリスタンとイゾルデ』～「夜の歌」、「イゾルデの愛の死」（ヘンク・デ・フリーヘル編曲）
● ジークフリート牧歌

　オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
　エド・デ・ワールト（指揮）

　録音時期：2010年6月8,10日（交響曲）、2013年4月16日（トリスタン）、2010年6月10日（牧歌）
　録音場所：ファン・デ・オンレープ音楽センター、スタジオ5
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）