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グバイドゥーリナ室内楽、器楽作品集

2014年6月26日 (木)

斬新な奏法が光るグバイドゥーリナの室内楽

SACDハイブリッド盤。ソフィア・グバイドゥーリナの大規模なオーケストラ作品に比べ、器楽や室内楽はそれほど聴く機会がありません。ここでは彼女が30歳頃の1960年代の独奏曲と最近の室内楽が収められています。
 ギターのための『セレナード』はロシアのギター音楽の権威マターニャ・オフィーに捧げられた作品で、前衛的な所はなく、しっとりした情緒あふれる抒情曲。一方『ピアノ・ソナタ』はいきなり内部奏法で始まる十二音作品。ヴィルトゥオーゾ的なピアノ書法も注目です。新作の室内楽2篇は、キテレツな奏法発想がグバイドゥーリナならでは。『悔い改め』では、ギターの弦にスーパーボールを落とすなど、遊んでいるようにしか思えない演奏が斬新です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
グバイドゥーリナ:
・悔い改め (2008)〜チェロ、3本のギター、コントラバスのための
・セレナード (1960)〜ギターのための
・ピアノ・ソナタ (1965)
・ソット・ヴォーチェ (2010/3)〜ヴィオラ、コントラバス、2本のギターのための

 フランツ・ハラース(ギター)
 ウェン=シン・ヤン(チェロ)
 デボラ・ハラース(ピアノ)
 ヤコブ・ケレルマン(ギター)
 ルーカス・ブラル(ギター)
 フィリップ・シュトゥーベンラウフ(コントラバス)
 ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)

 録音時期:2013年6月
 録音場所:バイエルン放送スタジオ2
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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