【オリ特】今回も特製スリーブお付けします！75周年ブルーノートから山中千尋最新作！

2014年8月4日 (月)

スウィンギーだけどメロディアス。セクステット編成の進化系チヒロ・ミュージックがブルーノート75周年を祝う！

　ピアニストとしての技量は勿論、アレンジャーとしてもジャズ・スタンダードから民謡まで、あらゆるジャンルの楽曲を自己流にアレンジし称賛を浴びる山中千尋が、初のセクステット編成でレコーディング！

　今一度ジャズの王道に立ち返り、75周年を迎えたジャズの最強レーベル、Blue Noteにてチヒロ・ミュージックが再び花開く。ブルーノートの名曲を取り上げるとともに、8曲のオリジナル曲を収録。単なるブルーノート・カヴァー集とは一線を画す注目の内容。

　参加メンバーは、ケンドリック・スコット（ds）、ラーゲ・ルンド（g）、ジャリール・ショウ（sax）など、現行ジャズ・シーンを代表する若手実力派がズラリ。今までのアルバムではピアノトリオ編成をメインにしてきたが、今回は管楽器も含めたセクステット編成に初挑戦！マスタリングは、ジョン・レノンなど数多くの大御所アーティストの作品を手掛けてきた、山中作品でもおなじみグレッグ・カルビが担当。

　初回限定DVD付きSHM-CD、通常SHM-CD、100% PURE LPの計3ヴァージョンでのリリース。アナログLPジャケットの”コケティッシュ度”は、チヒロ史上マキシマム！さらに、DVD付きSHM-CD、通常盤SHM-CDをお買い上げの方に先着で、特製アナザージャケットスリーブケースをプレゼントします！数に限りがございますので、ご予約はお早めにどうぞ！

『サムシン・ブルー』 DVD付き限定盤収録曲

01. サムシン・ブルー
02. オーリンズ
03. アイ・ハヴ・ア・ドリーム (Herbie Hancock)
04. ウン・ポコ・ローコ (Bud Powell)
05. フニクリ・フニクラ (traditional)
06. ア・シークレット・コード
07. ピンホール・カメラ
08. フォー・リアル
09. オン・ザ・ショア
10. ユーアー・ア・フール・アーント・ユー
11. ゴー・ゴー・ゴー

DVD

収録内容未定

山中千尋 (p) / ベニー・ベナックⅢ (tp) / 中村恭士 (b) / ケンドリック・スコット (ds) / ラーゲ・ルンド (g) / ジャリール・ショウ (sax)

『サムシン・ブルー』SHM-CD＋DVD限定盤、通常盤をご購入のお客様に先着で特製アナザージャケットスリーブケースをプレゼント!!

　HMV 店舗およびHMV ONLINE/MOBILEで、新作『サムシン・ブルー』のSHM-CD＋DVD限定盤（UCCQ9009）、または通常盤（UCCQ1016）をお買い上げのお客様に、先着で特製アナザージャケットスリーブケースをプレゼントいたします。

＊スリーブは、左右両開きタイプとなります。
＊数に限りがございます。お早目のご予約・ご購入をおすすめいたします。
＊100％PURE LP（UCJU90006）は対象外となります。
＊見本デザインとは色味等若干異なる場合がございます。何卒ご了承ください。

『サムシン・ブルー』 100% PURE LP収録曲

side A

01. サムシン・ブルー
02. フニクリ・フニクラ (traditional)
03. ウン・ポコ・ローコ (Bud Powell)
04. オーリンズ

side B

05. ア・シークレット・コード
06. ピンホール・カメラ
07. ユーアー・ア・フール・アーント・ユー
08. アイ・ハヴ・ア・ドリーム (Herbie Hancock)

『サムシン・ブルー』は、ジャズにおける相克下の新旧争議～ジャズをめぐる世代論をつなぎ合わせる、スマートなインターフェースとして機能するのではないだろうか？

　ブルーノート創立75周年というメモリアル・イヤーに”しんがり”というべきか、日本代表なでしこジャパンのエース・ピアニストがいよいよブルーのコスチュームに袖を通す。

　前哨戦となった『マイ・フェイバリット・ブルーノート』（2014年1月発売）では、「サマータイム」、「ドント・ノー・ホワイ」という温故知新の精神を慮る2曲のカヴァーを録り下ろし、数多ジャズ・ファンの溜飲を下げた。また、1月22日には、ブルーノート東京で開催された75周年記念ライヴ「BLUE NOTE plays BLUE NOTE」にトリオで出演し、ロン・カーター（b）、日野皓正（tp）らスペシャル・ゲストを交え、上述2曲、さらには「クール・ストラッティン」、「チュニジアの夜」を披露。硬軟取り入れたダイナミックなプレイで、完全に聴衆の熱狂を独り占めしていたのは記憶に新しいところだろう。

　松浦俊夫 presents HEX、黒田卓也、クオシモード、Jazztronikと、昨年から続くブルーノート日本支部からの75周年への祝砲。四者四様、いずれも21世紀という時代性をふまえた上で、改めて現代ジャズのリアリティ（あるいはブラジル音楽）とは何か？ということにひたむきに向き合った秀作ではあったが、ある種、淘汰される理由のない「ジャズの普遍性」や「ジャズの不文律」においては、その“コンサバさ”というのか、例えばクラブ・ミュージック、ヒップホップ、ネオソウルといったツールに一切拠らない、そんなニュートラルであるがゆえの説得力や旨味そのものにやや欠けていたかなと･･･

　といった意味からも、このたび登場する山中千尋のブルーノート・アルバムは、ジャズにおける相克下の新旧争議、ジャズをめぐる世代論などを丁寧につなぎ合わせる上で、実にスマートなインターフェースとして機能するのではないだろうか、という予感を得ている。

©BLUE NOTE TOKYO

　なにぶん音資料が手元にないため、現状はあくまで想像（妄想）レベルの言及しかできないのだが、ケンドリック･スコット（ds）、ベニー・ベナックⅢ（tp）、ジャリール・ショウ（as）、ラーゲ・ルンド（g）、中村恭士（b）を引き連れた、キャリア初となるオリジナルニ管セクステット編成、その演奏は、あたかもシルヴァー、ブレイキー、ドーハム、モブレー、グラント、チェンバースといったハードバップ・ロゴスたちの歴史に刻まれし数々の大立ち回りをオーバーラップさせながらも、サウンド・アプローチの新しさやその抽象レベルの高さなどにおいて、ノラ・ジョーンズ、ロバート・グラスパー登場以降の現代ジャズの磁場をもしっかりコントロールするという、まさしく昨今のブルーノートが標榜する理想的な多元論を展開し得ることになるのではなかろうか。

　ハービー・ハンコック「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」、バド・パウエル「ウン・ポコ・ローコ」という2曲のBNカヴァーに、イタリアの大衆歌謡「フニクリ・フニクラ」（こういうのが彼女らしい）、そしてオリジナル・コンポジション8曲。いずれもクリシェとは無縁のジャズの普遍性、並びに21世紀のジャズとしてのイデアをいっそう露にしてくれることは間違いない。ともかくも、音の到着が楽しみなのである。

山中千尋 ”マイ・フェイヴァリット・ブルーノート”
Chihiro Yamanaka's My Favorite BLUE NOTE Wax

01）	02）	03）	04）	05）
06）	07）	08）	09）	10）
11）	12）	13）	14）	15）

01）「I Have A Dream」 from Herbie Hancock 『The Prisoner』 (1969)
02）「Un Poco Loco」 from Bud Powell 『The Amazing Of Bud Powell Vol.1』 (1951/1955)
03）「Low Life」 from Donald Byrd 『Fuego』 (1959)
04）「Two Mile Run」 from Duke Pearson 『Profile』 (1959)
05）「The Preacher」 from Jimmy Smith 『A New Sound...A New Star』 (1956)
06）「Candy」 from Lee Morgan 『Candy』 (1958)
07）「Maiden Voyage」 from Bobby Hutcherson 『Happenings』 (1967)
08）「This I Dig of You」 from Hank Mobley 『Soul Station』 (1960)
09）「Soul Searching」 from Horace Silver 『Total Response』 (1971)
10）「Ruby My Dear」 from Thelonious Monk 『Genius Of Modern Music Vol.1』 (1947/1956)
11）「Children Of The Night」 from Art Blakey & Jazz Messengers 『Mosaic』 (1961)
12）「Dear Old Stockholm」 from Jutta Hipp 『Jutta Hipp At The Hickory House Vol.1』 (1956)
13）「Little Girl Blue」 from Thad Jones 『Detroit New York Junction』 (1956)
14）「Don't Know Why」 from Norah Jones 『Come Away With Me』 (2002)
15）「Morning Blues」 from Michel Petrucciani 『Power Of Three』 (1986)

©BLUE NOTE TOKYO

プロフィール

群馬県桐生市出身、ニューヨーク在住。桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科（ピアノ専攻）を経て米国バークリー音楽大学に留学。在学中より幾多の賞を受賞し、数多くの有名アーティストと共演を重ねる。バークリー音楽大学を首席で卒業後、2001年10月に「澤野工房」から第1作『Living Without Friday』を発表、直後に大手CDショップのジャズ・チャートで一躍トップセールスをマークし、新人としては異例のデビューをかざる。

2002年12月にニューヨークの若手トップミュージシャンを従えた第2作『When October Goes』をリリース。ジャズ・チャート初登場第1位となり聴衆から絶賛を受ける。日本でのライブ活動も本格化し、2003年初頭に行なった「山中千尋ニューヨーク・トリオツアー2003」の模様を伝えたTVドキュメンタリ「情熱大陸」（MBS系）ではその国際的な活動をさらに広く知らしめることとなった。ニューヨークを中心に世界各地で活動を続け、2004年1月には米NBCラジオ、カーネギーホールへ出演、5月には1年半ぶりとなる新作CD 『Madrigal』を発表。

2005年1月にユニバーサルクラシックス&ジャズと契約。9月に待望のヴァーヴ移籍第1作『Outside by the Swing』を発表。オリコンデイリー・アルバム・チャート（邦楽・洋楽全ジャンル）で初登場20位、各ジャズ・チャートでは前作・前々作同様初登場第1位をかざる。2006年9月、ヴァーヴ移籍第2作となる『LACH DOCH MAL』をリリース、2007年4月発表のスイングジャーナル誌「第57回日本ジャズメン読者人気投票」＜アルバム・オブ・ザ・イヤー＞部門で第1位を獲得。2007年8月にヴァーヴでの3作目『Abyss』を発表。各種ジャズ・チャートで第1位を獲得。 10月にはヴァーヴから初のライブDVD作品『Live In Tokyo』をリリース（同年6月のツアー最終日を収録）、各ジャズ・チャートでの第1位はもとより、オリコンの全ジャンルDVDチャートで初登場第7位となる。 11月中旬より、「山中千尋ニューヨーク・トリオツアー2007 "Abyss"」をイタリア～イギリス～ドイツ～日本で敢行。

2008年1月に『Abyss』がスイングジャーナル誌ジャズディスク大賞「日本ジャズ賞」を受賞。4月には同誌「第58回日本ジャズメン読者人気投票」＜アルバム・オブ・ザ・イヤー＞部門で2年連続第1位となる。 2月にピアノ、ギター、ベースによるドラムレス・トリオで故オスカー・ピーターソンに捧げた『After Hours』をリリース、9月には最新作となる『Bravogue』を発表。両作品ともジャズ・チャート初登場第1位。 2009年3月、『After Hours』が「第23回　日本ゴールドディスク大賞＜ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー＞」を受賞。同月に『Abyss』がヨーロッパでもリリースされ、オーストリア、ドイツ、フランス、イタリアでライブ・ツアーを行なう。 5月から6月には、ニューヨークのトップ・ピアニスト10人の共演で開催される「富士通スペシャル 100 GOLD FINGERS」に参加。10月には生誕100周年を迎えるベニー・グッドマンへのトリビュート作『Runnin' Wild』を発表。また、群馬交響楽団の公演にて、「ラプソディ・イン・ブルー」を共演した。

デビュー10周年となる2011年は、年初からソロ・ピアノによるコンサートをはじめ、オーケストラとの共演やアメリカ・ヨーロッパでのライブツアーなど各種プロジェクトが目白押しで、5月には米Deccaレーベル初の日本人アーティストとして『Forever Begins』が全米発売。リリース記念ライブをニューヨーク「Iridium」で開催。7月にはイタリアの「ウンブリア・ジャズ・フェスティバル」にてハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、マーカス・ミラーらによるスペシャル・グループのオープニング・アクトを務める。8月には新作CD『レミニセンス』を発表、「第1回 NISSAN PRESENTS JAZZJAPAN AWARD 2011　”アルバム・オブ・ザ・イヤー”」を受賞。5月には、『レミニセンス』の続編とも言えるEP『スティル・ワーキング』を発表した。

2012年には異なるコンセプトを持つ3作品を発表、さらに初の全国ホールツアーを成功させ、今まさに活動の絶頂期を迎えている。2013年8月、「トルコ行進曲」「エリーゼのために」といった誰もが知るクラシックの名曲をアレンジした最新作『モルト・カンタービレ』をリリース。

2014年、ブルーノートから、彼女が愛するブルーノートの名曲、さらには「サマータイム」、「ドント・ノー・ホワイ」の新録を収録したコラボレーション企画盤『マイ・フェイバリット・ブルーノート』をリリース。そして7月、同レーベルへの初のフル・レコーディング・アルバム『サムシン・ブルー』をリリースする。

山中千尋オフィシャル・サイト

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