【HMVインタビュー】 O.N.O [THA BLUE HERB] 『Ougenblick』 ジャパニーズ・ポップス・インタビューへ戻る

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2014年6月2日 (月)

O.N.O [THA BLUE HERB] 『Ougenblick』

前作『Signalog』から約5年半振り、3枚目となるスタジオアルバムが遂に発表される。全国各地を踊らせ、昂ぶらせ、トバしまくったMachineLiveを経て産み出された10のビート。"言葉"から解放された、この国随一の機械音楽コンダクターがたどり着いた先とは?

--- まずは、率直に完成した作品を聞いてみてどう思いましたか?

まずはスタジオでジャケを眺めながら、次は外に持ち出して、と何度か聴きましたが...思ったのは早くみんなに聴かせたいなと、それだけですね。

--- 2nd Album「Signalog」から約5年、本作のリリースまでにLIVEアルバム「Machine Livelog」、アンビエントアルバム「Slow Day Over Here」、ミニマルテクノプロジェクトのonomono名義でのアルバム、そしてTHA BLUE HERBの4thアルバム「TOTAL」発売と...アルバムが「5年振り」という字面ほど空いた感はありませんがご自身では2ndから本作リリースまでをどういった期間だったと振り返りますか?

そうですね。TBHRからは5年ぶりですけど「Signalog」以降も他名義のアルバムやシングル単位の曲やREMIXなど、ペースは落とさずに制作し続けていたので、自分でも5年ぶりという感じはほぼ無いですね。LIVEのペースも変わらず最近はonomono名義でもDJをしたり、相変わらず平日はスタジオで、週末は各地のクラブです。制作やLIVEに没頭出来る環境がある事にとても感謝していますね。

--- その間も全国各地でMachineLiveをされてきたと思いますが、本作の制作に入ったのはいつ頃でしょうか?また、収録曲は、スタジオで生まれた音を現場で試して、を繰り返して選ばれていくとのことでしたが具体的にはどういう作業なのでしょうか?

LIVEでは常に新しい曲や構成を考えて入れて行く作業でしたので、制作開始がいつからかと言われますと「Signalog」のリリース後にはすぐ作り始めていたことになりますね。曲の構成や音の鳴りもLIVEの中でフロアの反応をみて作っていきます。LIVEごとにアップデートを繰り返して行く作業です。実験を重ねて形になっていきますね。アルバムに収録されていない、LIVEでは機能する曲も多くありますし。それら全てを踏まえた上でアルバム用に新たに作った曲もあります。

--- タイトル「Ougenblick」、ここに込められた思いを教えてください。

アルバムが一つの瞬間の単位というか、瞬間の連続体という感じですかね。

--- 本作は、これまでのO.N.O節を感じさせつつもよりメロディアスでエモーショナルな感覚を憶えました。ご自身で意図したイメージがあれば教えてください。

重低音と狂気の中にエモーショナルな感覚を憶える曲がやっぱり好きですね。そういう部分は演奏していても感情が入りますし、フロアにもLIVE感や一体感が出て、やっている自分もとても興奮します。ここ数年のMachineLiveで一番大切にしいる部分ですね。

--- clammbonさんとTHA BLUE HERBの共作「あかり from HERE」以降から、O.N.Oさんの楽曲にも変化があったように感じた部分はあるのですが如何でしょうか?

「あかり from HERE」では楽曲自体が演者の感情を誘導していく力を感じました。すごく当たり前なんですが、制作では改めて強く意識するようにはなりましたね。

--- インフォメーションに「"言葉"から解放された」とありましたが、THA BLUE HERBの最新作「TOTAL」でインタヴューをさせて頂いた時に、「THA BLUE HERBのビートを作るときはILL-BOSSTINOさんの言葉を如何に際立たせるかを一番に考えて作ってる」と仰ってましたが、ソロでの制作の場合は、どういった事をご自身の中で優先させて作って行くんでしょうか?

THA BLUE HERBではリリックの内容や構成によって大きく曲を変えて行く事も多いので、仮の進行をたくさんストックしながら作ってます。それに対して、ソロは降りてきた感覚を次々組んでフレーズも固めていく作業の方が多いですね。MachineLiveありきで作って行くのでLIVE全体での構成を考えて作って行きます。あとはリズムの組み方に制限が無いのでそこは一番楽しいですね。

--- ジャケットに写っているのは、O.N.Oさんが実際に作業してらっしゃるスタジオでしょうか?

そうです。いつもと違うのは撮影用に少し掃除したくらいですかね。

--- 深遠でILLなサウンドから、O.N.Oさんはストイックで常にスタジオにこもってビートを作っているような印象を持たれる事も多いかと思います。実際のO.N.Oさんはどんな人ですか?

音のまんまだと思いますよ。本性丸出しなので、音でO.N.Oという人物を判断してもらえればいいなと思いますね。平日は早朝から夕方までスタジオに籠って、週末は各地のクラブで出番以外は呑んで踊ってます。音楽は殆どクラブでしか聴かないので、曲よりもDJ単位で楽しみますね。

--- ソロ作の時はTHA BLUE HERBのメンバー(ILL-BOSSTINOさん、DJ DYEさん)に意見を求めたりしますか?

普段から楽曲制作ではメンバーに意見を求める事は無くて、LIVEでの感覚や鳴りで判断して行きます。現場でのスタッフの意見は取り入れる事はよくありますね。

--- 制作時の思い出深いエピソードがあれば教えて下さい。

間に多くの作品リリースを挟みながらの制作だったので、制作期間が長過ぎてエピソードが多いですね。ただ凄いLIVEやDJに衝撃受けたり、友人が出来たり、クソ笑ったりのほとんどがクラブで得たものですね。

--- 本作のご自身による注目ポイント、聞き所がございましたら教えてください。

どの環境でもベストな音響で入ってくるように作ったので、好きなタイミング、好きな環境で鳴らして自由にブッとんで下さい。そして是非MachineLiveを体感しに来て欲しいですね。

--- アルバムから離れてしまう質問で恐縮ですが、CLUBが好きと公言されているO.N.Oさんに伺いたかった質問です。大阪のCLUB NOONの件など、今風営法が話題に上がる事が多いですが全国を回られてその土地土地が抱える思いや問題に直面することも多いと思いますが、O.N.Oさんが風営法に対して思う事があれば教えてください。

全国各地のクラブで抱える問題が風営法だったり集客だったり、それぞれ話したりする機会は多いのですが、その前に設備が揃ってるのに使い切ってなかったり、セッティングが適当だったりで踊らせる環境が出来てない場合も多くて、関わる人はもっとフロア側から見て欲しいとはいつも思っています。そうじゃないとCLUB文化自体が続かなくなると思ってます。気持ちよく朝まで踊りたいし遊びたいんですよ、例え違法でも。

--- 現場も作品もTHA BLUE HERB RECORDINGSさんは大事にされていると思います。音楽ビジネスは不況と言われ続け、これだけフリーで曲やMIXをリリースするアーティストが増える時代に作品を商品(パッケージ)にする意味とは何だと思いますか?

作品とリスナーのダイレクトな繋がりを活かして不況なんて感じさせずに活動しまくってるアーティストはたくさん居ますからね。時代や世代観に合わせて先導していく音楽のやり方をアーティスト自身が作っていけばいいんじゃないでしょうか。

--- そんな全国的に交流するアーティストが多いO.N.Oさんが注目しているアーティストさんがいましたら可能な範囲で教えて頂けますでしょうか? 

新旧問わず結構LIVEをチェックしにいったりもしますよ。Seihoも好きで何度もみてますし、DUB-Russell、mergrimMadeggも好きです。ラッパーもバンドも好きなアーティストが多いですし、現場でいいLIVEを見れると上がりますね。今[struct]というレーベルを作りまして、全国でライブを見て交流を深めたいアーティストを誘っています。今後チェックして頂ければ嬉しいです。[struct]からはSATOLのLIVEがカッコ良いです。

--- 「Ougenblick」の初回特典のCDには、Naohito Uchiyamaによる今作のREMIX音源が収録されます。あがってきたREMIX音源を聴いてどう感じられましたか?

良かったです、楽しめました。自分の曲をRemixしてもらう事はほとんど無いですからね。今までRemixしてもらったのはURのMad MikeとNaohito Uchiyamaだけですし。

--- そのNaohito Uchiyamaは『Ougenblick』リリースの翌月に、同じくTBHRよりアルバムをリリースします。いち早く聴かれていると思いますが、この作品に対する感想をお願い出来ますか?

そうですね。やはり高い音楽性を感じます、羨ましいです。彼とは現場以外ではあまり会って話す機会が少ないですけど、音を聴けば彼の事がよくわかりますよね。いいアルバムですよ。

--- 今後のご予定などございましたら教えてください。

6月中旬より全国MachineLiveツアーが始まります、遊びましょう。 詳細はこちらで御確認ください。 → http://onomono.jp/

--- このインタヴューをご覧の皆様に一言お願い致します。

ここまで読んで頂きありがとうございます。久しぶりのTBHRからのリリースです。THA BLUE HERBでのO.N.Oを好きな人も、O.N.Oのソロ作品を体感したことの無い人も是非チェックしてみて下さい。いつも聴いてくれて、LIVEまで足を運んでくれてる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

--- ありがとうございました!

ざすっ。



 O.N.O [THA BLUE HERB] 『Ougenblick』[2014年06月04日]

O.N.O [THA BLUE HERB] 『Ougenblick』 2012年5月に発表したTHA BLUE HERBの最新アルバム『TOTAL』では、依然として追随を許さない、圧倒的なオリジナリティをまざまざと鳴らしてみせたO.N.O。2008年発表の前作『Signalog』発表以降、MachineLiveと名付けられた、機材と肉体との有機的な合奏で、全国深夜のダンサー達を踊らせ、昂らせ、トバしまくってきた。スタジオで生まれた音像を、あくまでも実際のライブの現場で試すという制作方法は今回も変わらず。捨てられ、削られ、叩かれ、磨かれ、いくつもの夜を生き残った音のみがアルバムに選ばれる。THA BLUE HERBのプロデューサーという、ある意味自身の創造性を"言葉"のために抑制してきた不穏なジャズマン、単身一方通行をかっ飛ばすILLなドラマー、O.N.Oの文字通りの独壇場。暴力性と叙情性、一見相反する要素の両立の地平に見えるのは、狂想か沈静か。ビートジャンキー達よ、この毒は摂りすぎ注意品。

【初回特典】 プレス盤CD

レーベルメイトにして今夏にTBHRからアルバム発表を控える Naohito Uchiyamaが本作収録楽曲をRemixした音源数曲を収録したCD

『Ougenblick』収録楽曲

  • 01. FrameStack
  • 02. Strom
  • 03. SketchFlow
  • 04. InduktorBass
  • 05. Strain
  • 06. Affekt
  • 07. Functor
  • 08. Reng
  • 09. DawningLine
  • 10. Farbeyond

O.N.O a.k.a. MachineLive

道無き道を切り開くが如く突進する猛獣のようなドラム達を世に放ち、他の追随を全く寄せ付けない完全オリジナルなビート職人。現在までに"THA BLUE HERB"とソロプロジェクト、合わせて10枚のアルバムを発表し、シーンの中枢を鋭く抉る独自の楽曲群を生み出し続けている。また全国各地のフロアへと照準を当てて最適化され、磨き上げられたライブパフォーマンス"MachineLive"でも精力的に活動。あらゆる音楽と現場から彼の嗅覚によって選び取られたインスピレーショ ンは、その感性とマシンを経て"O.N.Oビーツ"へと昇華される。ミニマリズム、ポリリ ズムの進化から生み出されたその強力なグルーヴは新たなフィールドへの挑戦をし続ける。
http://www.tbhr.co.jp/
http://onomono.jp/

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