ダウランドと同時代のパヴァーヌとファンタジー

2014年4月2日 (水)

ダウランドと同時代のパヴァーヌとファンタジー
ジョン・ホロウェイ、モニカ・ベーア、他

内部に秘められた情熱的作品
有名な「涙のパヴァーヌ」とも呼ばれるダウランドの『ラクリメ』は、彼らしい憂いを帯びた美しい７つの小品から成り立っています。当時から有名だった『流れよ、我が涙』は一世を風靡した歌曲で、他の作曲家やダウランド自身もこの歌曲を主題とした器楽のためのコンソート『ラクリメ』を書き上げました。この曲集は通常ヴィオール・コンソートで演奏されますが、ここでは最も美しいバロック・ヴァイオリンの音色を奏でる事で有名なジョン・ホロウェイらによるヴァイオリン属のコンソートで演奏されています。ダウランドのラクリメについてホロウェイ自身「言葉で表せない感情が秘められた作品」と語り、見事な美音を響かせています。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
・ダウランド：ラクリメ（7つの涙）
・パーセル：1音に基づくファンタジー
・ロウズ：4声の2つのエア
・ロウズ：5声のファンタジー ハ長調
・ジェンキンス：ファンタジー第12番
・モーリー：2声の哀歌
・ロック：2つのトレブルとバスのためのファンタジー

　ジョン・ホロウェイ（ヴァイオリン、ヴィオラ）
　モニカ・ベーア（ヴァイオリン、ヴィオラ）
　レナーテ・シュタインマン（ヴィオラ）
　スザンナ・ヘフィティ（ヴィオラ）
　マルティン・ツェラー（バス・ヴァイオリン）

　録音時期：2013年3月
　録音場所：チューリッヒ放送スタジオ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）