【HMVインタビュー】 乃木坂46 『気づいたら片想い』

-今回西野さんがセンターに選ばれてその時にこんな感じの曲になりそうとかイメージってありましたか？

深川-おとなしそう。

一同-(笑)

生駒-なぁちゃん(西野七瀬)はまだ普通の一般の方から見たイメージだと可愛くって、でもちょっと不思議な物静かな女の子っていうイメージが強いと思うんですけど。私たちは元気ななぁちゃんといつも過ごして本来の性格を知ってるので。でもなんだろ。現代の“THE 女の子”みたいな見た目とかイメージなので、本当に女の子っぽい曲なのかなって私は。

深川-春だしね。春らしい感じになるかなって思ってたら意外と切ない系で。でも、その切ない系でも合ってるかなって思いました。

生駒-うんうん。

-本当に切ない曲ですよね。MVも今回公開されて特にそういうイメージで。

深川-内容が切なくって。

生駒-自分たちで撮影に参加してたはずなのに、泣いちゃったんですよ。完成したMVをみんなで観た時に、ボロって。

-僕も最初に観た時に泣いちゃいました。このMVですが、どのようなテーマでしょうか？みなさんがアイドルグループの設定なんでしょうか？

生駒-普通に私たちが乃木坂46として過ごしてるままです。

深川-だからセンターの発表があったりとかして。でも普通と違うのはなぁちゃんが普通の人間では無いっていうところで。タンポポだから綿毛が散るまでの間しか生きられないっていうのが、何て言うんですかね？ありきたりじゃないっていうかドラマとかだと病気の設定とかってよくあるじゃないですか。まさかタンポポっていう！なかなか思いつかないので。

生駒-うん。妖精なのか幽霊なのか。それともまた他の生き物なのか。ね、なんなんだろうね？(笑)

深川-ね。不思議(笑)。でも触ることは出来るし。

生駒-そうそう(笑)。

深川-ご飯とかもきっと食べてるから。咳をしても、血じゃなくて綿毛を吐いたりとかあったよね。

生駒-そういうとこイイなって思う。よく監督さんは考えて下さってるなって。

-実際MVのラストでライヴシーンになりますが、あそこは皆さん本気で泣いてる様に見えて。

一同-あれは本気泣きです。

-それはドラマシーンがあって入り込んで？

生駒-実はあのシーンを最初に撮ったんですよ。だけど、そういう話なんだよっていうのを聞いてて。あと、結構撮影してるとそういう風に気持ちもなってきて。監督さんにももっと考えてって色々お話とかしてもらって。それで自然に、みんなポロって。

深川-本当になぁちゃんが消えちゃうような気がしちゃって。MV中だと声は消えてるんですけど、ちゃんとみんな声出してて。「私、乃木坂46に入ってみんなと出会えて良かったよ」ってあのシーンで言ってて。もうみんな“うわ〜ん”って！本当になぁちゃんが離れて行っちゃうような感じになっちゃって。悲しくなって。。。

-そこから最初のドラマのシーンになるんですね。生駒さんが白石さんに詰め寄るシーンも迫真の演技でした。

生駒-そう！そうなんですよ。あそこ、うち、メンバーいつもケンカしないので演技だって分かってても段々ケンカしたくなってきちゃって。。。



一同-(笑)

生駒-心が痛んできちゃって。で、みんなも本当にケンカしてるように思って。ちょっとそのシーンが終わっても気まずくなっちゃって。。。

深川-あのシーンは結構白熱して、まいやんの肩を持つ子と、それはないんじゃないって対立するグループに分かれてて。あと間でみんな落ち着きなよって入る子と居たりして。

-和田さんはどっちの立場だったんですか？

和田-私は生駒ちゃん派に居て、一緒にやめなよ！っていう役。

一同-(笑)

-でも和田さん止めたらすぐ終わりそうですよね。

一同-(笑)

深川-まあやが泣いたらみんなゴメンってなっちゃう(笑)。愛されまあやだから。

生駒-そう。

-堀さんも一番最初のシーンで演技されてますがあそこはどういう心境なんでしょうか？

堀-私、泣くことだけは得意で。

-NOGIBINGO!2ですぐに泣けましたよね。

深川-うんうん。

堀-はい。なので今回もあまり苦戦はしなかったんですけど、七瀬さんが運ばれてくるのを見て、腕時計。私が見ている動画と七瀬さんが同じ腕時計をしていたので、あっ！と気づいてビックリして白石さんに電話をかけるシーンでした。その時は本当にビックリしてどういうリアクションをすればいいかっていうのを考えて。立ち上がってみたりめっちゃビックリした表情をしてみたりしたんですけど、2期生のメンバーに言われるのは「未央奈は目の演技だけは上手い！」って(笑)。

一同-(笑)

堀-違うんですよ。『バレッタ(前作シングル)』でも目の演技が多くて。メンバーが助けに来てくれた時にそこをチラっと見たり。そういうのだけは凄い褒められました。

一同-(笑)

-和田さんは今回初の選抜ですが、どんな感じの曲かって説明して頂いてもいいですか。

和田-え、そうですね。歌詞聴いた時に凄い大人っぽい曲だなぁって思ったし、強い女性かな？って思ったんですけど、歌っていくうちに強がってるけど本当は弱い部分を持ってる女の子っていう想いが凄い詰まってる曲で。なんだろ。ちょっと歌ってる時は大人っぽく、何て言うんだろ。。。大人っぽいです！

一同-(笑)

生駒-まあや〜(笑)。

-背伸びしてる感じですか？

和田-う〜ん。。。

生駒-難しいよね。

-それじゃあ生駒さんフォローして頂いてもよいですか。高校卒業されていよいよ大人になって。

深川-フフフ(笑)。

生駒-大人なんですけど、でも、あの。私的に『気づいたら片想い』って普通に恋愛とか付き合ってるっていう事も経験してる女の子が、失恋して多分ヤケクソっていうか。もう恋なんかしないって自分に言い聞かせて、「誕生日もクリスマスもバレンタインデーも　一人でも過ごせる強さを　ようやく身につけたはず」って言ってるくらいそれには関わりたくないみたいな、怖さがあったんだけど、でも、そのあなたに出会ったらあなたに片想いしてるって気づいて、これからその人とどうなるのか？っていうまでの曲だと思うんですけど。でも私はそういう経験を全くしたことが無いので、殆ど想像で歌ってるんですけど。だからまあやはそこが言いたかったんじゃないかなって(笑)。



和田-そうです、そうです、そうです！

生駒-ねっ！でもこんな経験している方が逆に凄いなって私は思います。

堀-七瀬さんがセンターじゃないですか。だからあれ位の年齢の子が今時の女の子が体験してる恋愛はこんな感じなのかなって思いました。

生駒-すごーい！

和田-世の中の女の子は共感できるんじゃないかなって歌詞です(笑)。

生駒-生駒ちゃんにはちょっと大人っぽいんですけど、皆さんには。

和田-きっと共感できると思います(笑)。

生駒-ね、すいません、なんか(笑)。

深川-でもこれ、男性でこういう悲しい恋をした事ある人も居ると思うので男性でも女性でもきっと共感して貰えるんじゃないかなって思います。これは女の子目線なんですけど。

和田-だから男性にも聴いて貰って女性の気持ちを分かって欲しい！

-あ、イイですね！

和田-大丈夫ですか？やったー！

生駒-良かったね！

和田-良かった〜。やっとまともな事が言えた〜。

生駒-なぁちゃんがセンターだからこそ入り易い曲っていうか。MVは凄い不思議な感じなんですけど、なぁちゃんだからこそ自然に女の子がそう思ってるのかなっていうのをイメージして聴き易いのかなって思います。

-“泣き笑い”がテーマのジャケ写になってますが、悲しいだけじゃない泣き顔だと思うのですが、何をイメージして泣きましたか？

深川-そうですね。泣ける漫画とか用意されてたんですよ。悲しいシーンが入ってるドラえもんとか、ONE PIECEのめっちゃ泣けるシーンとか。

生駒-でもね、ONE PIECEはそこだけ読んだら泣けないの。そこまでの過程全て見て泣くので、それは違います！って言いました。

一同-(笑)

深川-ちゃんと、一人一人に時間取って下さって自分たちの気持ちが出来るまで待ってて下さって。あとはカメラの前で泣いてるのを自然に撮って下さって。私は嬉しい事で中々涙が出ないので。嬉しい時は笑顔になっちゃうので。なんか悲しかった事を思い出しました。

-実体験での？

深川-悲しかった事っていうか、乃木坂に入って今まで大変な事もあったけど、振り返って。

-泣き笑いな感じですね。堀さんはこれもすぐに泣けたんですか？

堀-私トップバッターで。

深川-うん、そうだ！未央奈早かった。

堀-すぐに撮影の部屋に入った瞬間に「はい撮りまーす」って言われたので、結構急いで泣かないといけなかったです。

一同-(笑)

堀-泣いたことは泣いたんですけど、撮って下さった方とかスタッフさんに、「もっと泣け、もっと泣け」って言われて(笑)。めっちゃ泣きすぎて次の日目パンパンになったんです。

-このジャケ写のは結構泣いた後で？

堀-それは全然まだ泣いてない方で、多分泣き過ぎて使えなかったのかも。。。

一同-(笑)

堀-愛犬が居るのでその事思いながら泣きました。

-和田さんは？

和田-私も犬飼ってて、動物に弱いので動物の悲しいお話の動画をいっぱい観て、もし自分家の愛犬が居なくなっちゃったらって想像して泣きました。

-生駒さんは？

生駒-はい。生駒さんはちょっとその日体調が悪くて、泣ける動画とか観たら逆に冷静になっちゃって。

深川-えー!?

生駒-泣けなくって。で、曲聴いたり、その時期が製作期間で色々思う事とか忙しさもあって「うわ〜」っていう感じで思ってたら涙が出てきて。どっちかっていうと悲しい涙かもしれないですけど。あんまり泣くっていう事をしたことが無くて。でも初めて撮影で演技っていうもので自分の感情を出して泣くっていうのはこういう事なのかなってチラっと思ったりして。演技で考えて泣くのは難しいなぁって。



 
-今回の制服なんですが、深川さんと他の3人がパターンが違いますよね。

深川-あ！しまった。。。年長メンバーがグレーで、若い子たちは赤なんです。

生駒・堀・和田-(笑)

深川-2種類あって。袖のボタンも可愛いんです。

生駒-私は今年で終わり。今年っていうか卒業なので。次のシングルは大人。

深川-仲間入り〜。

生駒-遂に。遂に高校生ブランドが消えてしまうのです。

-(笑)。今回の制服で好きなポイントってありますか？

深川-私は胸元がVになってるのが好きです。スッキリしてて可愛いなって思います。あとレースになってたり。凝ってる部分多いんですよ。ボタンも。普通のシャツとは違う感じ、が。フフフ(笑)。

一同-(笑)

-堀さんは？

堀-アイドルっていったら可愛い衣装、清楚で。普段は好きなカジュアルな服を着てるんですけど、シャツのレースのところとかマイクを持った時に絶対に可愛いじゃないですか。そういうちょっとしたポイントが凄いなぁって思って。

-衣装で好きなポイントってありますか？和田さん。

和田-衣装の方？そうですねー。ピンクと紫と青があるんですけど、私は乃木坂カラーの紫を着てて。何だろう。。。何て言えばいいんだろう。。。レースみたいな？

深川-ちょっとシースルーっぽくなってて、シフォン素材みたいな春っぽい感じの生地で。(和田さんに向かって)ね、キレイなんだよね。

和田-そう！フワッとした。今まで着た事無いような服。で、なんか新鮮。

-踊り易かったですか？

和田-はい！踊り易いです。

-本当に和田さん愛されてるんですね。和田さん話してるときに他の3人の見守り方が。



生駒-本当にまあやは。乃木坂一の愛され方。

深川-愛されまあや。

和田-初めて高いヒールを履いて踊ってるのでそこも注目して欲しいです。

-ヒールで踊るって大変じゃなかったですか？

深川-大変です！

和田-凄い疲れる。MV撮影も何回もダンスシーン録って、ちょっとの休憩毎にみんな靴脱いで、休憩してました。

-先日個別握手会の時にトラックに乗って披露されたそうですが、その時は完璧にパフォーマンス出来ましたか？

生駒-トラックがですね。カーペットが敷いてあるんですけど。それにヒールが細いので足を奪われて。でもちゃんと披露できたんですけど、ヤバイヤバイって思いながら。

深川-緊張したね〜。

 
-今回のシングルのダンスのポイント教えて頂きたいのですが。

深川-指先がしなやかで、女性らしい動きのダンスです。

堀-力強い感じで歌詞に合ってると思います。

-和田さんは？

和田-フフフ、来ると思った(笑)。目合ったときドキっとしました(笑)。何だろ、大人…(笑)。

生駒-頑張って！

深川-大丈夫。ゆっくりでいいよ！

和田-えっと〜。ダンス、、何だろうな。。。セクシーで、ちょっと。大人っぽくて。まいまいも言ってたんですけど、指先の最初のタララランって動きとか。。。大人っぽくて(笑)。

深川-3回目だ(笑)。

和田-(笑)。指先も見て下さい。

-ありがとうございます。堀さん和田さんの事が凄い好きなんですよね？

堀-あ、はい。何で知ってるんですか？

-ブログに書いてあったので。

堀-恥ずかしい。。。凄い好きな顔なんですよ。

-乃木坂に加入した時からなんですか？

堀-あの、推しメンは西野七瀬さんなんですけど。あの〜、恋愛禁止じゃないですか。だから、まあやさんと一緒に居たら癒されるなぁって思って。まあやさんに癒しを求めてます。

和田-フフフ(笑)。

堀-それで生活は成り立ってます。



一同-(笑)

深川-結構基盤になってる(笑)。やば〜い(笑)。

 
-乃木どこやNOGIBINGO!などバラエティが多いですが、乃木坂としてやってみたい事とかありますか？

生駒-アルバム！

-ですよね。僕も早く欲しいです！

生駒-ですよね(笑)。

深川-あとドラマやってみたいです。

生駒-乃木坂のMVってドラマ仕立てが多くて、前作に入ってた『そんなバカな・・・』(バレッタのType-Bに収録)みたいなコントとか。

深川-やりた〜い。

生駒-MVでコントとかやって、私たちでも出来るんだって知って。16人のプリンシパルでも演技をしてるので、みんなでそういうのもやってみたいなぁって、ずっと喋ってるよね。

深川-うん。わたし時代劇もやってみたいんですよ、みんなで。

-『月の大きさ』のMV(バレッタのType-Aに収録)良かったですよね。

深川-そうなんです！『月の大きさ』の撮影が凄く楽しかったので。

生駒-MVの設定でそのままドラマをしてみたいです。『月の大きさ』だったり『そんなバカな・・・』だったり。

-それは観てみたいです！最後に先日の横アリで 『16人のプリンシパルtrois』 (http://www.nogizaka46.com/principal/trois/)の開催が発表されまた。お一人づつ意気込みをお願いします。それでは初めて参加される堀さんからお願いします。

堀-はい。今回初めて参加させて頂いて、前回のプリンシパルを2期生で観させて頂いて、このグループに入るんだって感動とか衝撃を受けて。今回参加させて頂くのでとにかく自分らしさを大切にしながら、先輩たちの良い所もいっぱい吸収して頑張りたいと思います。

-ありがとうございます。深川さんお願いします。

深川-2回目にやった時は2幕に16人しか出られないというのは変わらないところでしたが、1回目とは少し違うものになっていました。3回目になってまた話も変わってくると思うし、また違うジャンルのものをやらせて頂くので、また今回は3回目にしか吸収できないものとか、みんなの引き出しも増えて行くと思います。辛いことは勿論あると思うんですけど、今回も。みんな泣く事もあるだろうけど、でも今回しか得られないものを毎日毎日吸収出来たらと思います。

-前回はアドリブが凄かったですよね。

深川-そうですね、それがプレッシャーで！

生駒-もうあれ怖くって〜。

深川-怖くて怖くて！

生駒-後半になるに連れて何考えてるんだろう？って！よく考えるよね。

深川-うん。怖かった〜。

-(笑)ありがとうございます。次は和田さんお願いします。

和田-16人のプリンシパルは、精神的にも肉体的にも凄い辛い事も多いですが、ファンの皆さんの大切さっていうのが身に沁みて思ったりとか、やり終わった後はメンバーとも一段と絆が深まったりとか、凄い成長出来るので今回も頑張っていきたいなと思います。

-ありがとうございます。最後に生駒さんお願いします。

生駒-はい。1回目2回目経験してきて、3回目という事でプリンシパルの説明会みたいなのがこの間あったんですけど、その時みんなでお話を聞いてる時にみんなの表情を見てると、そんなに“どうしよう”っていうのが出てなくて。逆に頑張ろうっていうか楽しみって思える気持ちの余裕が出てきたのかなぁって思って。去年まではやっぱり余裕というものが追い詰められて出てこなくって。お芝居の機会を貰っているのに、あんまりそこを楽しんで出来てなかったなって。3回目という事でクオリティを上げたお芝居を見せられるくらい、みんなで頑張りたいなって思います。

-ありがとうございました。

生駒・深川・堀・和田-ありがとうございました。



乃木坂46公式サイト

過去インタビュー記事

• 

  【インタビュー】 乃木坂46  『バレッタ』(川村真洋さん・高山一実さん・若月佑美さん)




• 

  【インタビュー】乃木坂46 『ガールズルール』(西野七瀬さん・深川麻衣さん・若月佑美さん)




• 

  【インタビュー】乃木坂46 『君の名は希望』(生田絵梨花さん・生駒里奈さん・白石麻衣さん)




• 

  【インタビュー】乃木坂46 『走れ! Bicycle』(桜井玲香さん・白石麻衣さん・橋本奈々未さん)