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激情プロレスリングDVD発売記念 棚橋弘至×ハチミツ二郎インタビュー

2014年1月10日 (金)


2013年夏、新日本プロレス軍団と吉本芸人軍団の因縁の抗争が勃発。 遺恨は最終的にルミネtheよしもとでの全面対抗戦で雌雄を決する事態にまで発展した。 試合形式はお笑いとプロレスをミックスした“激情プロレスリング”。 超満員札止めの伝説的興行となった本大会が、1.22にDVDとして発売されることが決定。 さらには第2回大会として、1.24ルミネtheよしもと大会も決定している。 軍団の枠を超えて新たな抗争が起こり、次回大会ではタッグを組むことが決定したこの2人。 新日本プロレス100年に1人の逸材・棚橋弘至と、そのフィクサーと化した(?)ハチミツ二郎。 プロレス界の未来に想いを馳せる対談を、ぜひお楽しみください。


―まずはお二人の出会いを教えてください。

二郎:週刊ゴングで連載を始めた時に、ファンの意見として勝手なことばかり言っていたんです。すると共通の友人を通して、棚橋選手が会いたがっていると聞いて。結構好き勝手に書いていたんで、これは殴られんのかなって覚悟で焼き鳥屋に行ったんですよ。そしたら棚橋選手がいて、その当時のチャンピオンですよ、それなのに第一声で「知恵を貸してください」って言ったんですよ。

―何年くらい前になりますか?

棚橋:チャンピオンの時なら2006年ですかね。

二郎:忘れもしない「レッスルランド」の時ですね。で、自分もM—1グランプリに出てましたけど、チャンピオンでもないレスラーでもない外部の人間に「知恵を貸してくれ」なんて言うかなって思って。これはすごい器の人かもしれないなと思って、個人的に応援しようと思ったんです。

―二郎さんのその辛口コラムを読んだとき、正直どう思われましたか?

棚橋:そうだよなって、納得してしまって。中にいる人間が見えなくなってしまっているところがあって、それを客観的に冷静に見ていてくれたんで。

二郎:でも否定している訳ではなくて、俺だったらこうしてみるのにな、という言い方にはしていたつもりです。その当時よく言っていたのは、「レッスルランド」っていう本隊以外の興行で黒いショートタイツ履いていたんですよ。新日本プロレス伝統の黒ショートタイツは本隊の方で履くべきではないのかと。それはずっと途中まで言い続けたんですけど1回だけ両国で履いてくれたことがあって。

棚橋:2007年ですね

二郎:足の筋肉も凄いんだから見せた方がいいんじゃないのかっていうのがあったんですけど、そのあとに今のコスチュームにこだわりがあることを感じ取ってこっちもある時期から言わないようにしたんですよ。

棚橋:二郎さんが折れてくれたんです(笑)。



二郎:昭和からのファンはそれで喜ぶけれども、自分のこだわり、譲れない部分っていうのは絶対に大事ですからね。じゃあ自分は漫才においてどうしているかとなると、ある程度過去はリスペクトしながら叩き壊して行かなきゃなって思ってるんです。自分がやっていることと棚橋選手に言っていることが矛盾していたんです。ちょうどここ(道場)にアントニオ猪木の象徴ですよ、パネルがあったときですよ。それを外そうとしていた時期なんで、その時に俺は何しているかって言ったら、(ビート)たけしさんのとこを飛び出して、要は冒険に出た訳ですよ。その時期くらいから言わないようしました。でも一人いてもいいと思うんですよ。ヤングライオンからIWGPチャンピオンシップ届くまで黒タイツの人がいれば、今の棚橋、中邑、オカダ、真壁世代をちょっと違った色で攻めることができるかなと。

―逆に棚橋さんから二郎さんにアドバイスしたことはないんですか?

棚橋:トークに関しては、僕はおしゃべりが下手なんでダメなんですよ〜

―そんなことないと思いますよ、この間の激情プロレスを見る限りでは!

二郎:ユリオカ(超特Q)さんとよく話すんですけど、良くなった!

棚橋:そう良くなったんですよ!

二郎:前は声も小さかったんですよ

棚橋:前にユリオカさんのライブに呼んでもらって、まずは声を大きくしようという結論が出たんです!

二郎:これは若手芸人もなかなかできないですからね!

棚橋:それはとりあえずクリアして、記者会見だったりインタビューだったりで声を大きくするのはまずは第一歩。気をつけてますね。

二郎:自分で言うのもなんですけど俺とユリオカさんをブレーンに付けたことで効果が出ているかと。

棚橋:いやーホントですよ



―新日本プロレス派として有名な二郎さんですが、プロレスを見出したキッカケはなんだったんですか?

二郎:アニメ・タイガーマスクを見ていて、タイガーマスク2世っていうのが始まって、それもゴールデンでやってたんですよ。その番組終わりにタイガーマスクがデビューしますって流れたんですよ。幼稚園だから理解できなくて、プロレス自体も知らなくって…。
忘れもしないですけど初代タイガーマスクの試合が初めて観たプロレスの試合で、そこから今日まで全部観ています。
今の新日の選手でデビュー戦を見ていないのは平田選手だけですねー。



―今の新日本プロレスについて感想はありますか?

二郎:インターコンチネンタルのベルト名を変えたい!

棚橋:おおー!

二郎:WWEってベルト2コある訳じゃないですか?世界ヘビーとWWEヘビー。「ニュージャパンヘビー」でいいんじゃないかな。

棚橋:IWGPって付くから並び立たないっていうのもありますね。

二郎:ニュージャパンヘビーに変えて、IWGPと同等くらいのベルトにね。

棚橋:IWGPの歴史を一回捨てる訳ですね。

―二郎さんは新日本プロレスのフィクサー的な存在ですね。さて、この間の激情プロレス振り返ってみていかがでしたか?

棚橋:いやーレスラー、まだまだ不甲斐ないっすね。もっと前に前に行けば良かった。芸人さんは見せ方が上手いなと思いました。

二郎:我々からすれば、かなり前へ前へ来やがってと思いましたよ。

棚橋:某中西選手は前へ前へ行って途中から撃沈して動かなくなりましたからね。

二郎:途中から猛牛が差して来ましたからね。

棚橋:ハハハハハハ!すごいデットヒートがね!

―二郎さん、どうでした前回の激プロは?

二郎:ホントにお客さんがまずMVPで、ルミネtheよしもとがああいう雰囲気になるってないじゃないですか。

棚橋:僕は初めてだったんでわからなかったですけども。

二郎:お笑いのお客さんが入場からコブシを上げるってないですからね。歓声という部分の声もないですから。

棚橋:コールみたいなのもないんですねー。

二郎:(椿)鬼奴とかウチの松田(大輔)さんも出てきただけで歓声が上がるって(笑)。みんなあの時点でテンションが上がってましたね。
みんなで裏で言っていたのが、お笑いのイベントでも後ろから入場することは演出上たまにあるんですけど、みんな恥ずかしい恥ずかしいって言っていて。歓声もないだろうって言ってたらあの日はプロレスファンの方が多かったということもあるんだけど全員が歓声で迎えられたという、同業者として見ていてそわそわしてましたよ。

―二郎さんから見て自分の地位を脅かすようなレスラーはいましたか?

二郎:ファンを自分の味方に付けているという時点でみなさんそうですよ。

棚橋:確かにアウェイのリングですけどホームだった気がしますね。

二郎:俺が関わったライブの中では上手くプロレスとお笑いが融合できたイベントだったと思います。

―棚橋選手はオファーを受けたときどう思われましたか?

棚橋:うれしかったですね!新日本プロレスのいい流れがあって実現できたイベントだと思います。プロレスファンとお笑いファンの重なっている部分が広がれば広がるほど良いので、そういう効果を生み出せたかと思います。

―イベントを通してレスラーとして活かせるようなことはありましたか?

棚橋:芸人さんもレスラーもアクが強いじゃないですかどこで出て、どこで引いてっていうのが見えて、自分が生き残っていくためにはここだ!と思ったところで行かなくてはならない。そういうのが勉強になりましたね。完全に前に出ないと笑ってるだけで終わってしまいますからね。

―あの後、他の芸人さんと話したりしましたか?

二郎:凄かったらしいねって声は聞きましたね。やっぱり劇場なのでスタッフからも話がすぐ回るみたいで。

―レスラーの方はあの後、何か話されましたか。

棚橋:やっぱり芸人さんってすごいねって。観ているお客さん以上に自分たちがおもしろかったねっていう話はしてましたね。



―レスラーの方達がホント楽しそうにやってましたよね。

棚橋:レスラーとしては不慣れな場所じゃないですか。何か面白いこと言わなきゃいけないんじゃないかっていう不安要素がつきまとう中で芸人さんに乗っかれば良いんだって言うのを初めからイントロデュースというかプレゼンしてくれたんで、こんな感じでいいんだってすごくわかりましたよね。

二郎:時代が良くなったんじゃないんですか?変に絡むと怒る人達がいる時代もあってしかるべきなんだけど、それが良い意味でなくなって、もし今度選手がスベることがあったら 我々芸人の責任だと思うくらいで受け止めますよ。誰が来てもおいしくなってもらえるように。

棚橋:頼もしいですね

二郎:なんなら外国人選手が来ても!

棚橋:おおお!

二郎:外国人選手が「叩いてかぶってジャンケンポン」を理解できるかっていうおもしろさもね。

―いま「叩いてかぶってジャンケンポン」というのが出ましたが何か印象に残っているコーナーはありましたか?

二郎:俺は一つですけどああいう形(ブラインド・デスマッチ)で内藤選手と戦えたという。ベルトも一時的に懸かりましたしね。勝てると思ったんだけどなー。

―棚橋選手で言えば、レイザーラモンと因縁深いゲームやらトークをして頂いたのですが、何か特別な思いはありましたか?

棚橋:学生時代からの付き合いで、またこうやって同じ舞台に立つというのは感慨深いものはありましたね。

―そんな中でRGとのあるある対決は棚橋選手の圧勝でしたね。

二郎:あの棚橋選手のわんぱく加減といったらなかったですね。

―たぶんRGはどっかで傷ついてるかもしれませんねー。

棚橋:そうですかー(笑)

―次回大会(2014.1.24 ルミネtheよしもと)のメンバーが決まっています。今回は小島聡選手が参戦しますけど、小島選手の激プロのポテンシャルはどう思われますか?

棚橋:小島さんはレスラーに接するときと、ファンに接するときの区切りがしっかりしてますんで、このリミッターを取ればすごく面白いと思います。

―同じく初参戦の後藤選手はいかがでしょうか?

棚橋:こちらに関しては不確定要素しかないです。でも新日本が誇る「ド天然」ですから、ハマれば大きいですよ!



二郎:お客さんの熱気に埋もれないように、とにかく「声は大きく」ですね。

―次回もよろしくお願いします!

二郎棚橋:よろしくお願いします!


棚橋弘至 プロフィール

本名 同じ
生年月日 76年11月13日
出身地 岐阜県大垣市
血液型 O型
身長 181cm
体重 101kg
デビュー戦/結成年 99年10月10日、新日本、東京・後楽園ホール、対真壁伸也
主要タイトル歴 
IWGPヘビー、IWGPタッグ、IWGP・U-30、GHCタッグ、CMLL世界タッグ、CMLL世界6人タッグ
得意技 ハイフライフロー、スリングブレイド
趣味または特技 疲れない、落ち込まない、あきらめない
好きな芸人 笑い飯

ハチミツ二郎(東京ダイナマイト) プロフィール

本名 高野二郎
生年月日 74年11月20日
出身地 岡山県
血液型 O型
身長 177cm
体重 100kg
デビュー戦/結成年 2001年12月
主要タイトル歴 
「オートバックスM-1グランプリ2004」(第4回)第8位
「オートバックスM-1グランプリ2009」(第9回)第6位
得意技 オカヤマンラリアット
趣味または特技 世界旅行、プロレス(ルチャリブレのライセンス取得)、ビール
好きなプロレスラー 棚橋弘至
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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