寺島靖国氏からコメントいただきました☆今年も開店!! JAZZ BAR 2013

2013年12月6日 (金)

今年も開店! JAZZ BAR 2013
お買い上げ先着でレーベルロゴ入りレザー調ペンケースをプレゼント!!
さらに、寺島靖国さんからのコメントも到着しました!!!

寺島プロデューサーの天敵(!?) 山中千尋嬢がついに参戦!!
13年目にしてますます勢いが止まらないJAZZ BARシリーズ最新作！

JAZZ BARシリーズ13年目の今作は、寺島氏が惚れに惚れ込んだピアノ・トリオが満載！これまでも収録を熱望していながら叶わなかった楽曲たちも収録が実現し、まさにパーフェクトな選曲。
「これがないと年が越せない！」という声も聞かれるほど、すっかり年末の風物詩として定着したキング・オブ・コンピレーション”JAZZ BAR” 、今年も開店です！　

寺島靖国さんからコメントをいただきました。

　大方のジャズ・ファンはオムニバスを重く見ませんが私は大好きです。自分のオムニバス盤を作ってみたいと思っていました。

　ディスクユニオンから話があり、いろいろ話し合った結果、ジャズは酒だと。ならば「Jazz Bar」の名前をくっつけて作ったらどうだろう。Jazz Barで聴いて酒が進んだり、カップルたちの進行具合がはかどったりするジャズ。そんなジャズの曲を1枚につめ込んだら面白いんじゃないか。
　ですが選んでみたら自分の好きな曲想の曲ばかりが選ばれています。好きな曲とは哀愁じっとりで今にも泣き出しそうな旋律を持つ曲群。

　『Jazz Bar 2001』は思いのほかよく売れました。駄目だったら即中止ということでしたから相当うれしかったですね。たしか1万枚近い数字が出たんじゃないかな。
　それで気をよくして、よしこの路線を続けてゆこうと。

　そんなわけで今年13年目『Jazz Bar 2013』の発売となったわけですが、だんだん、哀愁曲が全世界的に少なくなって探すのが大変で、約100曲に1曲という割合で、苦労してます。でもたくさん新譜を聴けるから、それは、いいかな、と。

寺島靖国（寺島レコード・プロデューサー／ジャズ評論家）

『JAZZ BAR 2013』収録曲

01. When Photogen Met Nycteris / Bill Risby
02. Psalms / Szakcsi Jr. Trio
03. Soulbane Allah yalatif / Hamdou Lil Allah Mabkash Istiaamar Fi Bledna / Greg Lloyd Group
04. It Was A Beautiful 8 Minutes Of My Life / 山中千尋トリオ
05. Cervantino / Steve Koven Trio
06. Angelo / Shai Maestro, Ziv Ravitz, Jorge Roeder
07. Billie Jean / Dan Tepfer Trio
08. Guardian Angels / Roy Assaf
09. Amado Mio / Renato Sellani Trio
10. Tango Soledad / 三輪洋子トリオ
11. Vuelvo Al Sur / Paolo Di Sabatino Trio
12. Encuentra La Muerte Mientras Buscaba Su Ropa / Joserra Senperena
13. Love Is Blindness / Morten Schantz Trio
14. E Ti Amo / Adam Bodine Trio

■解説：寺島靖国
■セミダブル紙ジャケット(コーティング仕様）

先着でレーベルロゴ入りレザー調ペンケースをプレゼント！

　HMV店舗、HMV ONLINE/MOBILEで『JAZZ BAR 2013』をお買い上げいただいた方に先着で、レーベルロゴ入りレザー調ペンケースをプレゼントいたします。

＊カラーは選べません。ランダムでのお届けとなりますので予めご了承ください。
＊数に限りがございます。お早目のお求めをおすすめいたします。

収録曲のオリジナル・アルバムはこちら♪

Bill Risby
『Stories』（1995）

キース・ジャレットやビル・エヴァンスの影響をうかがわせるオーストラリアのピアニスト、ビル・リスビー率いるトリオによるレア本掲載の1995年デビュー盤。丁寧に紡がれる洗練されたメロディライン、煌めくようなリリシズムが溢れる極上ピアノトリオ。＊本盤は2012年に限定再プレスされたものとなります。

Szakcsi Jr.
『Psalms』（2009）

ロバート・ラカトシュを弟に持つハンガリーのピアニスト、ベーラ・サチ・ラカトシュ・ジュニア（サチ・ジュニア）のトリオ作品。スタンダードとオリジナルを半々という理想的構成、繊細かつ詩的な語り口でロマンティックな世界を歌い上げるピアノ。エヴァンスやキース、エンリコといった先達への敬意と挑戦の意欲が美しいメロディの狭間からにじみ出る。

Greg Lloyd Group
『Long Way Home』（2013）

アイリッシュ、モロッコやアルジェリア、キューバ、ジューイッシュと、あらゆる音楽に影響を受けたアイルランドのマイナー・ピアノトリオ作品。アイリッシュ系オーストラリア人ピアニスト、グレッグ・ロイドのリーダー盤。「かなりいい感じです。こんな微妙なジャケ系、あとでレアになったりする要素を持っていると思います」 (山本隆）

山中千尋
『ビコーズ』(＋DVD) （2012）

山中千尋が、代名詞とも言えるピアノトリオ編成で取り組んだビートルズ・トリビュート。本人も「作・編曲で最も影響を受けた」と公言するビートルズにインスパイアされたというオリジナル3曲とビートルズの有名曲を中心に構成。シタールやタブラといったインド楽器も取り入れたユニークなトリビュート作。DVDにはN.Y.でのセッション映像3曲を収録。

Steve Koven
『20』（2013）

「Bogota」が『Jazz Bar 2007』にも収録。2010年の『Alone Together』がここ日本でも人気を博したカナダ・トロントの名ピアニスト、スティーヴ・コーヴェン。持ち前のバランス感覚を存分に発揮したピアノトリオ新作。これまでの20年間に及ぶトリオとしての軌跡をドキュメンタリー・タッチで収録したDVD（NTSC形式・24分）付き。

Shai Maestro
『Shai Maestro』（2012）

同郷イスラエル出身のベーシスト、アヴィシャイ・コーエン『Gently Disturbed』でサイドマン・デビュー。その後もトップクラスのステージで経験を積み、ジャズ・ファンに溌剌としたプレイを印象づけたピアニスト、シャイ・マエストロのトリオによる初リーダー作品。伝統と革新を秘めた、瑞々しくも力強いサウンドで、自身の魅力を最大限に輝かせる術を存分に発揮した快演を聴かせてくれる。

Roy Assaf
『Respect』（2011）

ベイシー、モンク、ハンコック、バロンまで、ジャズ70年の歴史の中からあまり取り上げられることのなかった名曲にスポットを当てたN.Y.ピアニスト、ロイ・アサーフによる演奏。エリック・アレキサンダー、ロイ・ハーグローブと2大スターをフロントに、リズム隊にはリューベン・ロジャース、グレッグ・ハッチンソンが脇を固めたクインテット編成。

Renato Sellani
『The Latin Album』（2008）

イタリアの重鎮ピアニスト、レナート・セラーニがラテンの名曲にポイントを絞ったトリオ作品。レナートの美しい音色、憂いに満ちたフレージングとラテン・ナンバーとの相性はピッタリ。メロディの魅力を生かしたトリオの熱演、そしてゲスト参加したミケーラ・ロンバルディの快唱に加え、プロデュースを務めたパオロ・ピアンジアネリにも最高の賛辞を捧げたくなる一枚。

Paolo Di Sabatino
『Sweetest Love』（2009）

澤野工房からパオロ・ディ・サバティーノによるピアノトリオ・フォーマット第2弾。ソロ作が「詩」だとすれば、トリオでのサバティーノのピアノは「歌」。ナット・キング晩年の名曲M-1、自作M-2、4、10、ガーシュイン作名スタンダードM-7、リチャード・ロジャースM-8など、全編を通し音を奏でる喜びに満ち溢れ、楽しく弾むような「歌声」を聴かせてくれる。

Joserra Senperena
『Dardaren Interpretazioa』（2011）

ただの内省的な音楽に終わらないところがこのピアノトリオのオリジナリティの高さを物語っています。バスク語のタイトルがずらりと並ぶ各オリジナル曲がゆったりと空間にたゆたう。Errabalからリリースされる他のピアノトリオ作品同様、旋律の美しさと静の中に秘めたリズム、3人のプレーヤーの見事なコラボレーションから生み出された煌きを感じさせる。

Morten Schantz
『Conveyance』（2012）

デンマークのジャズロック・バンド「リターン・オブ・ジャズ・カミカゼ」のメンバーとしても活動するピアニスト、モルテン・シャンツ、初のトリオ・アルバム。ジェフ・バックリィ、ピーター・ガブリエルらロック畑の名曲からモンクの「Bemsha Swing」などのカヴァー楽曲に、オリジナル4曲の構成。アレンジ力とメロディー・ライティングのセンスが光る一枚。