2013年11月29日 (金)
2013年夏、『ガールズルール』を大ヒットし一気にファン層を拡大して、Zeppツアー・代々木第一体育館での単独ライヴを成功させ、年末12月20日には日本武道館でのライヴを控え勢いに乗る乃木坂46。
今回は待望の新曲『バレッタ』の発売を記念して、若月佑美さん ・ 高山一実さん ・ 川村真洋さん にインタビューさせて頂きました。
HMV-『バレッタ』に関してMVの含めて今までの乃木坂46と全く違った印象の曲になったと思うんですが、最初に曲を聴いた時にどういう風に思いましたか?
高山-私は百恵ちゃん(山口百恵)が歌ってそうだなって思いました。
川村・若月-うんうん。
高山-最初にポンって出てきたのが、まだ私達の歌声じゃなくて仮歌の段階でユニゾンじゃ無かったので余計になんですけど百恵ちゃんぽいなぁって。
HMV-確かにそうですよね。演奏とかも。
高山-そうなんですよね!レトロっていうよりも歌謡曲っぽいなぁって思いました。
HMV-MVの舞台も昭和風な場所ですよね。若月さんは?
若月-私は父と母に聴かせたいなって思いました。同じような感じなんですけど、父と母が聴いたら「良い曲だね!」って絶対に言って貰えるような曲だなって。両親が家で聴いてるのが結構昔の曲が多かったりするので。そういう方がうちの親に限らず多いのかなって思って。だったら昔っぽ過ぎないけど、ちょっとそっち寄りで聴きやすい、耳に聞き馴染みのある曲調の『バレッタ』は、是非その年代の方にも聴いて頂きたいなって。
HMV-歌う時難しくなかったですか?
高山-何回か録り直したよね。
若月-録り直した。
高山-やっぱり、微妙に伸ばすところが。例えば譜割りがどこを伸ばすかによって意味合いが変わってきて、一番最初にレコーディングした時は昭和の歌謡曲っぽくなり過ぎて、何回かレコーディングし直しました。なので難しかったですね、今までそんな事無かったので。
HMV-そうなんですね。それでは今回MVが反響が大きかったですが撮影とか大変ではなかったですか?
若月-そうですね。銃撃戦がメインで、アクションを今までやった事があまり無かったので、慣れない動きで。銃だったら撃った時に反動があるとか。
高山-そっか〜。
若月-刀は普通こう持たないとか。細かい部分があって。そういう部分を一から学ばなきゃいけないのが大変だったです。
HMV-演技の指導もしっかりされてたんですね。
高山-すっごい時間かかってたよね。
若月-銃から弾は出ないんですけど、火薬が出て。煙もでて。あと堀ちゃんに白石麻衣ちゃんが撃たれるシーンがあって。それも撃たれる場所に火薬仕込んでて。「撃たれます。3 2 1」って言った瞬間にバーンって出るって仕掛けで。それもビックリですし、やってる本人が一番ビックリだと思うんですけど。
HMV-今回撮影されたお店?あれはセットなんですか?
高山-あれはセットらしいです。ああいう時に使われるセットらしくて。昔はお店だったみたいです。今は撮影場所で。
HMV-今回はダンスも今までとは全然違いますが、ダンスのポイントがあれば。
川村-今までの乃木坂とはガラっと違くって。身体のラインを見せれるような踊りになってるんですよ。だからみんな歌う時の表情も、今までやったらカワイイ感じでニコニコしてるけど。この曲は色っぽさを出したりして歌って踊ってるから見てて楽しいと思います。
HMV-カップリングの『月の大きさ』なんですが、こちらも同じくストーリー性のあるMVで。日光まで撮影に行かれたと言うことで。これは役作り楽しかったんじゃないですか。
若月-うん。
高山-楽しかったんですけど。この間別の取材の時に着物役の子が全員集まった時があって。その時に話したのは着物役の子ガチで辛かったよね、って話になって。腰の締め付けがすごい辛かったんですよ。最初は結構楽しくって。着物だ〜、ワーイ。みたいな感じで乗りきれたんですけど。
HMV-若月さん剣士役すっごい似合ってましたよね。
若月-私男役しか回ってこないんですよ。
高山-いいやんいいやん。
川村-メンバーからイケメンって言われてるもんね。
高山-でも若月あの花魁っぽいのも似合いそうだけどね。
若月-本当!?
川村-どっちも似合うん。
高山-どっちも似合ってる。多分逆に考えると、まっつん(松村沙友理)がそっちの役があんまり似合わないんじゃないかって。
川村-そうそう。じゃあ若月が男役やるしかないんや。
高山-やっぱそうなるよ。両方出来るって!
若月-本当!?
川村・高山-うん。
若月-いつか女役回ってくるように頑張る。
高山-うん。
HMV-(笑)。
若月-なんのあれだよって話なんですけどね。すいません。そうですね。私は袴だったので寝れないって現象は起きなかったんですけど。
高山-いいなあ。
若月-私の役が“孤高の天才剣士”だったんで。
川村-カッコイイ!
若月-そう、名前がカッコ良く付いちゃったんで。どうにかしないとって思って。
川村-名前だけじゃないよ〜。
高山-あれさ、どこに天才要素隠れてんたんだろうね?他の子達もさ、色々強そうな名前付いてたじゃんよ。
若月-戦ってるシーンも無いんだよね。
高山-そうなんだよね!天才だったらさ、何て言うの。すごい強い本みたいなの読んでるとか。
若月-でも研いでるよ、刀!
高山-あ!刀研いでるのか。それでも剣士だったらみんなするよね?
若月-自分で研ぐみたいな。でもそういのがあったので笑わないっていうの徹底しました。全部真顔で。
高山-怒ってたよね〜。
若月-そうそう。西野七瀬と賭けをするんですよ。博打。で、負けるんですよ。天才のくせに負けるかい!って話なんですけど(笑)。
高山-そうそう本当だよ!(笑)。
若月-そこで負けて、お金を持ってけーって怒るとかで。ずーっと真顔で。
高山-ずーっと真顔だったんですけど、私は自由だったので。指差して見てた(笑)。
若月-そう!ずっと後ろで。もーう!って思いながら。その日に丁度夜に入ったんですけど、その前の朝から舞台でマックス本番と同じやつやってて。2LDKっていう舞台だったんですけど。マヨネーズとかヨーグルトとか納豆とかカケられるっていう役で。
川村-凄かった。
HMV-若月さんはナル坂46としても活動されてますが、NARUTO疾風伝のオープニング曲という事で。
若月-すごい嬉しかったのが、自分的にもNARUTOが大好きっていうのもあったし、あとろってぃ-も大好きだよね。
川村-大好き!
高山-そうだ!
若月-メンバーにNARUTO好き多いので、このお仕事頂けたのは凄く嬉しくって。全然関係無いんですけど、うちのお兄ちゃんが昔っからジャンプ読んでて、お兄ちゃんもNARUTO大好きで。普段ファッション誌とか出てもお兄ちゃんって買わないんですよ。別に妹出てても、みたいな感じで。なんですけど、ジャンプは毎週買ってるのでそこにチラっと出るのが見てもらえるかなと思って。お兄ちゃん結婚してて実家に帰っても居ないので。そういう所で活動を見てもらえるのかなって。
HMV-まだお兄ちゃんから出てたじゃんって連絡は無いんですか?
若月-聞いたんですけど、見つけられなかったって。。。
高山-え〜〜〜。
若月-生駒ちゃんは見つけたよ!って。バックナンバー見直してって言っときましたけど。
一同-(笑)。
高山-ナル坂めっちゃ反響、私もあって。私出てないんですけど。この前地元の体育祭、私が剣道やってた時の後輩達が出てたので、その日ちょうどオフだったので見に行ったんですよ。したら、そこに小学生たちが一杯居て。多分その子たちの弟たちで。「ねぇ一実ちゃん一実ちゃん、あのさー。NARUTOのやつさぁ、あれどんな曲なの?」って。その時曲がまだ解禁前だったので。そしたら小学生達が集って来て。ずーっとNARUTOの質問されて。「あのさー。なんで生駒がさー出てるけど一実ちゃん出てないの?」とか「ちょっと歌ってみてよー」とかめっちゃ言われたんですけど。小学生からそれで乃木坂知って貰えてるっぽいです。
若月-それは嬉しいね!
高山-嬉しかった。
若月-(川村さんに)お姉ちゃんも好きだもんね。
川村-うん。私のお姉ちゃんがアニメ大好きで、NARUTO大ファンで。実家のお姉ちゃんの部屋壁一面NARUTOのポスターなんですよ。NARUTOオタクで。コスプレするんですよ、お姉ちゃん。
高山-しかもガチのコスプレだよね。
若月-そう、めっちゃクオリティ高くて!すっごいカッコイイんですよ!
川村-基本NARUTOがメインで。生駒ちゃんが私のお姉ちゃんの事が大好きで。
高山-生駒ちゃんが大ファンなんですよ!
HMV-次はType-C収録『初恋の人を今でも』を川村さんお願いします。
若月-ろってぃ-キタよ!
川村-やっとキタ(笑)。この曲はメンバーにも周りのスタッフさんにも絶賛で、神曲!神曲!って言われとって。なんやろ、曲の雰囲気が一年中聴ける曲なんですけど、凄い今の季節にピッタリだし。歌詞が今のアンダーメンバーの気持ちにピッタリというか。私達の今の気持ちを被せたんかなっていう位歌詞が良くって。「三年が過ぎたんだね 君が街を離れた日から」っていうのは、地方から出てきた組は丁度3年目で。「風の噂を聴かないけど 夢は叶ったか?」とか全部当てはまってるんですよ、自分たちの気持ちに。「しあわせじゃないのなら 帰ってくればいい」いつでも地元に買って来いよみたいな。だから初めての時みんなで集まって曲聴かせて貰ったんですけど、みんな聴いた後泣きそうになって。みんなお気に入りの1曲やと思います。
HMV-歌う時も感情が入りますよね。
川村-そうですね、だから凄い良い曲やと思います!
HMV-今までの中でも特別な思いの曲ですね。
川村-ライヴで早く披露したいって感じです。
HMV-若月さんが今日は「歌唱力凄いメンバーに囲まれてる」と仰ってんですが、まさにお2人が参加したType-Aに収録『私のために 誰かのために』が歌の上手い5人で。
高山-いや〜そう言って貰えると嬉しいです。
川村-いや〜。
若月-本当に。聴いてて安心出来る。
高山-(照れながら)いやいやいや〜。
川村-(照れながら)ふふふ。ユニットに入れて貰うのが初めてで、ソロパートもあって凄いで嬉しいです。
高山-ソロの部分はユニゾンと違ってレコーディングの担当の人が「ここは存分に個性を出してください」っていう指示だったんですよ。
川村-みんなソロで歌ってるから一人一人の歌い方の違いが分かるんですよ。
高山-分かる!
川村-それを聴いてて楽しいんじゃないかなって思います。
HMV-お気に入りの歌詞とかありますか?
高山-もう自分が歌ってるところですね!
川村-真洋は「傷ついた者は 息殺し怯えてるんだ」でかずみんが?
高山-「目を閉じてそっと静かに歌いかけて」。なんか私のところちょうど歌いかけてとか“歌”って出てくるんですよ。
川村-“歌”って言葉がお似合いなんじゃないの〜。
高山-いやいやいや〜。プレッシャーっていうか。
川村-最初歌い分け知らずに曲だけ聴いた時に、メンバーがここ私歌いたい!って声が多かったのは「ああ 心と心が共鳴して 生きる痛みを忘れられるでしょう」この歌詞が人気でした。
高山-うんうん。
HMV-ちなみにどなたが歌われたんですか?
川村・高山-まいやん(白石麻衣)。
若月-流石やっぱり!
高山-まいやんかぁ、いいなぁ、ここ。って。
川村-あと全体的に(キーが)めっちゃ高いねんね。
高山-高い!
若月-高いねぇ。聴いてビックリした!
高山-サビは全部地声じゃ出なかったです。
川村-高いこの曲は。頑張らな!
高山-ね!
HMV-この曲をライヴで聴けるの楽しみです。
HMV-今回のシングルで個人PVが復活して、僕はまだ予告編しか観れてないのですが、皆さんのPVのオススメポイント教えて頂けないでしょうか。
川村-私はショッカーと戦いました!撮影の時、三脚に設置したiPhoneに360℃囲まれて。なんか黒のロボットみたいなって。外で撮った時に、周りでお祭りか何かやってて。そん時に黒い足生えたカメラの中で女の子が一人立たされてて。だからみんな、どしたん?って感じで。とりあえず写真撮っとこみたいな感じで外国人さんとかもいっぱいおって。でもすっごい楽しかったです。ひたすらジャンプしたり。演技とかじゃなくて素の川村真洋が見れるんじゃないかなって思います。
若月-私は若月46っていうやつで。今回は色んな人格になるって。でもだからといって演技で何重人格をやるっていう訳でもなくて。多少の言葉のニュアンスは変えたんですけど、ちょっと面白いユーモアな方に向かいまして。名前もちょっとギャグ的なもので作ったんですけど。32人やって、全部違う人をやるのでメイクも変えるんですよ。なので、ウィッグも被るしメイクも変えるしで。一日掛かりでやったんですけどコロコロ変えなきゃいけないのが大変で。プラスアルファでアニメーションを加えて頂いて、カワイイ要素もあってポップな感じに仕上がりました。
高山-私は松茸を。
若月-もう羨まし過ぎて!
高山-美味しく召し上がりました(笑)。
川村-めっちゃ美味しそう(笑)。
高山-撮影時間は食べ終わったら終わりでした!
若月-何それー!
高山-ただ食べて終わり。もう本当に幸せな瞬間が詰まってる感じでした。
川村-ファンの方は幸せだよ。そんなかずみんを観れて。
高山-いやいやいや〜。松茸、私初めてだったんですよ。最初に松茸のコース食べますって言われた時に、私キノコ実は嫌いで。で、うわ〜・・・と思ったけど。でもこれでもし違う人にこの高級松茸が渡ったら、凄く私はショックだと思って。こんな機会無いだろうって思って食べに行ったら美味しくって。で、ビックリしたのが『高山と松茸』って題名なんですけど。最初に食べたフォアグラだったらしいんですけど、後から聞いたら。何これめっちゃ美味い!って言ったやつがフォアグラで。だからフォアグラが一番美味しかった。
一同-(笑)。
高山-実は松茸じゃなかったです。だからそこを見て欲しいです!前菜に映ってるやつが一番美味しかった。
若月-質悪いのが、特典映像でかずみんの後に永島聖羅なんだよね。せいらりんが焼き肉なんですよ!そこは絶対に夜中に見ちゃダメです!
高山-でもみんなが言ってたのはせいらりんの肉も高級だったみたいなんですよ。でも撮り方によって全然違うねってなって。せいらりんめっちゃラフな感じで普通に食べてるから(笑)。だから高い肉だって気付かなかったって。
若月-羨ましかったよ。。。
高山-料理長が10年間炭で松茸を焼いてきてるけど、一本丸々一人で食べた人は居ないって言われました。
川村・若月-えー!
高山-初めてだって。もう一生食べれないと思います。
HMV-今年夏以降ライヴがツアーあって代々木もあって12月20日に日本武道館が控えてますが、10月の代々木でのライヴがすごい楽しかったです。次は日本武道館で、代々木のライヴを超えれる自信はありますか?
高山-自信あるかって言われるたら正直そんな無いんですけど、演出の方とかがきっと考えて下さってて。
若月-人任せなんかい!!!
一同-(笑)。
高山-それを間違えないように全力でやろうとは思ってます。
川村-パフォーマンス力とかをもっと上げれたらいいなって思います。
HMV-代々木でのライヴが外周の花道を皆さんが動き回っててステージとの距離感を感じなくて、皆さんの魅力が伝わってきて。
川村-色んなとこ走り回ったんで、色んな所に居るファンの方の顔が見えました。
高山・若月-うん!
若月-でもそれをやってしまったので。今言ってるのが代々木が乃木坂にとって一番大きなステージだったのでそこで見せる一発目のものって基本的に初めてのものってお客さんは凄い!って思ってくれるんですけど、武道館って場所で。初めての大きな場所っていう訳では無いので。それ以上をどう持って来るかっていう。初めて以上の感動を2回目でどう与えられるかっていうのが課題だよね、って話を良くしてて。
高山・川村-うんうん。
若月-そこが一番不安なんですけど、頑張って超えたい課題ですね。
HMV-実際にお客さんとして行かれた事はありますか?
川村・高山・若月-無いんですよ。
高山-見たことはあるんですよ。DVDで。百恵ちゃんが引退した時の。
HMV-マイクを置くやつですよね。
若月-えー!あれ武道館で置いたの!?
高山-そうそう、武道館で置いたの。なので、なんだろね、難しいよね。百恵ちゃん凄いんですよ!本当にあの会場を踊る訳でもなく外周を使う訳でも無く。歌一本で持たせるっていう!
川村・若月-凄いよね!!!
HMV-憧れの人と同じステージに立てるって嬉しいですか?
高山-嬉しいです!ファンの方にも「百恵ちゃんと同じステージだね!」言って貰えました。
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