LiSA 2ndフルアルバム『LANDSPACE』リリース記念インタビュー

---いよいよ10月30日（水）に待望の2ndフルアルバム『LANDSPACE』（前作『LOVER“S”MiLE』から1年8ヶ月）が発売となります。率直な感想をお聞かせ下さい。

LiSA：私がライブをやるうえで欲しかったものが沢山入っていて、ポップなものもロックなものも振り幅が大きく出来たんじゃないかなと思っています。LiSAと言えばこれだよね！という楽曲が目一杯詰まっているとても私らしいアルバムですね！

---前作『LOVER“S”MiLE』からの約2年間はどんな期間でしたか？

LiSA：そうですね、2年も時間が空いている実感はなくって。間に“crossing field”や“best day, best way”、“träumerei”というシングルのリリースがあって、それらはアルバムのように時間をかけて作っていますし、それぞれに想いを込めて挑戦しながら作り上げたというところがあるので、本当にあっという間の2年間でしたね。

---ブログでも毎日聴いていると綴られていましたが、完成したアルバムを聴いていかがですか？

LiSA：本当にずっと聴いてますよ（笑）！今回は物凄く「ポップ」を意識してアルバムを作りました。ロックなLiSAの側面はライブで前面に出すことが出来ているのと思うのですが、ポップな側面はガルデモに寄っているところがあると思っていて。そのポップな部分を自分のアルバムで押し出すことで、ライブでもポップな面が演出することが出来るんじゃないかなと。

---ジャケットやアーティスト写真もそれに合わせてかポップなテイストですよね。

LiSA：アルバム・タイトルの基になっている“LANDSCAPE”という言葉には「景色」「展望」という意味があるのですが、自分が今まで経験してきた良いことも悪いことも全て景色になったらいいなという意味で、私という人がミニチュアのオモチャを並べて景色を眺めている様子を表しています。いま私が眺めているこの景色に、いま私が立っているこの場所に私の居場所があるんだ、ということを信じたくて“LANDSCAPE”と“LAND+SPACE”という言葉をモジり『LANDSPACE』というタイトルをつけました。

---なるほど。ミニ・アルバム『Letters to U』しかり、1stアルバム『LOVER“S”MiLE』しかり、今回のアルバム『LANDSPACE』も「L」から始まるのは偶然でしょうか？

LiSA：初めて気付いてもらいました〜（笑）！ 実はそうなんですよ！（Lから始まるアルバムタイトルを）続けてしまったからには、次回作以降もそうせざるを得ない感じになっています（笑）。

---アルバムのリードトラックは“コズミックジェットコースター”ですね。アルバムジャケットにも遊園地がありますが、やはりつながりが？

LiSA：今回のアルバムのテーマは「倦怠期」なんですね。喧嘩したり、笑ったり、嬉しい事もあれば悲しい事もある。正に山あり谷ありでジェットコースターが表現としてピッタリだなあと思いました。アルバムも突然ポップになったりロックになったり、ドキドキとワクワクが詰まっている内容にしたかったので、曲順にはかなりこだわりました！

---ご自身で作詞／作曲を担当された“winding road”についてお伺いします。この曲はどんな曲でしょうか？

LiSA：自分にとって一番悲しいと感じる事は人が居なくなってしまう事です。でもその“別れ”を受け入れながらも生きていかなくちゃいけない、伝えたい気持ちを伝える人が居なくなってしまったとしても前を向いていなければいけない、というポジティブな気持ちを自分の言葉とメロディで歌いたいと思って“winding road”をアルバムの最後に入れました。

---なるほど熱い想いが込められているのですね。作詞作曲はどのようにして行われたのでしょうか。

LiSA：私はアコースティックギター弾きながら作曲します。作詞に関しては普段から思いついた言葉や想いをメモしていくことが多いですね。

---来年1月3日に決っている日本武道館でのライヴは即日完売となりました！前回のインタビューではあまり実感がないと言われていましたが、これを受けて気持ちに変化はありましたか？

LiSA：ありがたいことにソールドアウトということで、目の前いっぱいに私のことを信じてくれている人達が居るという景色が決まっているじゃないですか。そういう意味では最高のライブにならないはずがないと思っています。


---武道館の前には生まれ故郷の岐阜でライブが行われますね。アルバムをひっさげて故郷に錦を飾る心境はいかがですか？

LiSA：デビューしてからの1年目はとても曖昧な場所を歩いている感じで、自分のやっている事は正しいのかな？と探り探りの状態でした。2年目はその想いを信じたいと思えるようになって、自分の襟を正しながら歩みを進めていきました。そして3年目の今年は自分のやってきた事、自分の信じてきた事は間違いじゃなかったと思えるようになり、その延長線上に武道館があるのかなと思っています。今までは自信がなくて胸を張って地元に帰る事が出来なかったけど、私のことを信じてくれている皆と一緒ならば何処でだって最高のライブを作る事が出来るという自信を持つことが出来たので、立派なお土産を手にして故郷に帰ることが出来ると思っています。

---「Road to 武道館企画☆　全国行脚47杯いただきますっ」についてお伺いします。全国各地のファンの方々と触れ合うことが出来る貴重な機会ですね。

LiSA：はい、直接ファンの方とお会いして握手してお話して…皆と一緒に作ってきたものをリアルに実感することが出来て凄く楽しいですし、嬉しいですね。

---では最後にファンの皆様にメッセージをお願い致します。

LiSA：信じたかった想いが確信になって、自分の居場所はここにあるんだぜ！という最高のラブレター『LANDSPACE』が出来上がりました。その居場所を作ってくれる皆と過ごせる武道館でのデートを楽しみにしています！期待しかしないでねっ！

---ありがとうございました！

LiSA：ありがとうございました！

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