【インタビュー】blue marble

2013年10月15日 (火)


モデルとしても活躍する武井麻里子がヴォーカリストとして正式に加入し新体制となったblue marbleが3年ぶりとなるアルバムをリリース!武井麻里子加入時の話からアルバム制作の話まで色々聞いてきました!

-- blue marbleのみなさま、こんにちは。アルバム「フルカラー」発売、おめでとうございます。前作「ヴァレリー」から3年経ちましたが、メンバーが2人から3人に増えていますね。

ショック太郎: はい。前作は僕ととんCHANのソングライター・コンビという2人組にフィーチャリング・ボーカリストのゲストとしてオオノマサエさんを迎えて製作したアルバムなのですが、今回のセカンドから新たに武井麻里子さんがボーカリストとして正式にメンバーに加わりました。

とんCHAN:麻里子さんは、今回のアルバムでは全曲作詞もしてます。大活躍なんです。


-- 武井さんはメンバーに誘われたとき、どんなお気持ちでしたか?blue marbleのことは、以前からご存知でしたか?

武井麻里子:はい。ショックさんがわたしが以前やっていたバンドのファンになってくださって。わたしもblue marbleの温かい孤高感みたいな感じに惚れまして。お互いファンのような感じですね。そんな中で突然にお声をかけて頂き、青天の霹靂でした。でもオオノさんのボイスがblue marbleの立役者だと思っていたので、最初は大丈夫か?と。


-- ボーカルが変わったので印象が大きく変わったのは当然ですが、サウンドの方も前作に比べてバンドっぽさが強調されたような気がします。

ショック太郎:そうですね。ライブでそれを演奏することをどこか想定しながらアレンジを組み立てていたような気がします。

とんCHAN:アルバム発表前にいくつかライブをやったのですが、新曲の反応がお客さんからダイレクトに伝わってきましたね。


-- 武井さんは今回全曲を作詞するにあたって、何か具体的にメンバーから指示がありましたか?

武井麻里子:ほんとうに、無かったんです(笑)とにかく自由に書かせてくださって。わたしは括りがあるのがとても苦手なので、そのあたりを汲んで自由に泳がせてもらった感じです。幸せ者です。括りがないからこそ、言葉に対する誠意を見せるしかなくて、曲をいただいてからはかなりストイックに書き続けました。


-- 今回収録された曲についてメンバーのみなさんから簡単にご紹介を。まずは「未明☆戦争」

ショック太郎:何かが始まる時の期待感と不安感、あるいは焦るような気持ちを音楽で表現してみました。

とんCHAN:疾走感があるんですが、でも印象はふわっとしてますね。サビのメロディがとても気に入ってます。

武井麻里子:真夜中の自分自身との頭の中での戦争がテーマです。侭ならない感じがお気に入りです。


-- 「”INTROIT”」

ショック太郎:カンタベリー系のジャズ・ロックやジェネシスあたりの影響はあったかも。全部聴き終えると山を登りきったような達成感があるのではないでしょうか。

とんCHAN:約16分の長い曲ですが、プログレで終わらず、普通のポップスアルバムの中でもちゃんと響かせたかったんです。アルバムという形だからこそできた表現ですね。

武井麻里子:ふたりのサウンドメイクへのストイックさを再認識しました。スゲー長いのですが、無駄な一音はない筈です。映画「恋の罪」に触発されて朗読にハマったわたしのがんばり見てください。


-- 「boy MEETS girl」

とんCHAN:この曲はライブやってても盛り上がりますね。

ショック太郎:王道のブリティッシュ・ロックなイメージで作りました。僕の中では、これが素の麻里子さんに近い曲かな。どうかな?

武井麻里子:いや、まさに。わたしにとって普遍的なラブという感情が1番素直に表現出来た曲です。


-- 「フルカラー」は、まさにタイトル通り、さまざまなタイプの曲が入ってますが、「ゲルダの初恋」のような短いインストの曲や「flowers」のような壮大なバラードも、全体の流れにピッタリ収まって不思議な統一感がありますね。

ショック太郎:ありがとうございます。曲順には拘りました。今回のアルバムをマスタリングスタジオで全曲通して聴き終えたときの感動は忘れられませんね。

とんCHAN:そこが気持ちのピークでしたね(笑)

ショック太郎:うん。作り終えると同時に妙に淋しい気持ちにもなるんですよね。ポップ音楽は作り終えたら、それはもう作者自身のものではなく、みんなのものですから。


-- 前作もそうでしたが、今回もまた素敵な絵のジャケットですね。

ショック太郎:はい。前作同様、今回も本間藍さんにジャケをお願いしました。

武井麻里子:本間さんの絵のなかでも、メッセージ性というか、良い痛々しさのある刺さるイラストだと感じます。素晴らしいですよね。


-- 今後、一緒に対バンしてみたいアーティストはいますか?

武井麻里子:チリヌルヲワカ。もっとも敬愛する女性ヴォーカリストが、中島優美さんなんです。

とんCHAN:岡村靖幸さん、でしょうか。最近ハマってます。

ショック太郎:BELLRING少女ハート、かな。


-- それでは各メンバーのパーソナルな部分をお聞きいたします。まず今の気分で「この一枚」というオススメのアルバムを教えてください。

武井麻里子:Tujiko Norikoの「少女都市+」。物理的に遠くにいけない時に心だけでも遠くへやれますよ。

とんCHAN:チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァーの「第7銀河の賛歌」。盛り上がりますね〜。昔バンドでカバーしました。難しい〜(笑)

ショック太郎:ロバート・レスター・フォルサムの「ミュージック&ドリームス」。トッド・ラングレンから切なさのエッセンスだけを抽出したようないいアルバムなんです。


-- 一番好きな映画は何ですか?

武井麻里子:「スワロウテイル」ですね。わたしのイメージの源ともいえる、本当に大好きだらけの映画です。

とんCHAN:「追悼のざわめき」かな。とてもショッキングな内容の映画ですが、でも映像がとても美しいんです。

ショック太郎:「ワイルドバンチ」はいつ観ても最高の西部劇ですね。とにかく役者の顔がいいんですよ。味のあるダメ男ぞろいで(笑)


-- 音楽を通じて、一番伝えたいことは何ですか?

武井麻里子:わたしは体温調節をするように、わたし達の音楽を使って欲しいのですよね。悲しい気分の時に、ちょっと楽しいサウンドを足したり、逆に悲しさを飾りつけたり。時々は音楽に救われても良いと思うし。

とんCHAN:音楽を作るのは自分発見への旅みたいなものですが、同時に聴いている方も一緒に旅をして欲しいですね。音楽は日常の慌しさから自分を解放してくれるものじゃないでしょうか。

ショック太郎:ジョン・レノンが「話し合いはコミュニケーションのもっとも遅い手段だ。音楽の方がずっといい。」と言ってましたが、まさにそうです。音楽を通して人と人とが素直につながりあえたら、と。


-- 最後にHMV ONLINEの読者の皆様へ、ひとことメッセージを。

武井麻里子:はじめまして。新生blue marbleです。未だ見ぬあなたと繋がる手段がこの音楽です。音を通して握手したいのです。宜しく。

とんCHAN:まだまだ無名のわたしたちですが、1人でも多くの誰かの耳元へこの音楽が届くことを願ってます。

ショック太郎:この「フルカラー」というアルバムが誰かにとって一生モノになることを切に願ってます。ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。


新加入の武井麻里子嬢!

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新生Blue Marble !

Blue Marble『Full Color』 10月16日発売

乙女音楽研究社 フレネシに続く第2弾アーティスト「blue marble」が新加入のボーカリスト「武井麻里子」を迎えさらにパワーアップ。精力的にライブ活動中。




※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

新生ブルーマーブル

full color

CD

full color

Blue Marble

価格(税込) : ¥2,409
会員価格(税込) : ¥2,217

発売日:2013年10月16日
入荷日未定

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フレネシも!

「ドルフィノ」

CD

「ドルフィノ」

フレネシ

価格(税込) : ¥2,619
会員価格(税込) : ¥2,357

発売日:2013年11月06日
在庫あり

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