後藤次利の生き様が詰まった新作
2013年2月24日 (日)
日本を代表するベーシストであり、作曲家・アレンジャー・プロデューサーとして、日本音楽界の中核にてクリエイトし続ける後藤次利。
gym、Non Chords、WAIPといったユニットや、スーパー・バンド「7(seven)」、最近では神野美伽とのコラボ、夏木マリのスーパー・プロジェクト共演など、多方面で活躍する彼が、自身のリーダー作としては、2004年『noo too fast,not too slow』以来、約9年ぶりとなる新作をリリース。しかも今回は、アルバム40周年記念作ということもあり、まさに音楽人生の集大成となる渾身の内容になった。
ソロ・ベースに続き、神野美伽をフィーチュアし自らの人生を綴った、「和と粋」に満ちた「口上」風のオープニング“後藤劇場”は、まさにアルバム・スタートの挨拶代わりであると共に、後藤音楽世界への誘いをユニークかつ見事に描いた楽曲だ。
村上“ポンタ”秀一とのデュオ、ヴァイオリンやチェロなど弦との共演、真骨頂のTV番組テーマ曲、セルフカヴァー、そして歌もの etc…
後藤次利の40年にわたる音楽ライフが、アグレッシヴで鋭角に、そしてメロディアスでハートフルに、1曲入魂で凝縮。作曲家・アレンジャー・プロデューサーとしての集大成、そしてベーシストとしても、うねりまくるグルーヴ、歌いまくるフレットレスなど聴き所は随所に溢れ、ひと時も聴き逃すことはできない「スーパー・クロスオーヴァー」作品に仕上がっている。
今回、多忙極まる中、後藤次利氏より詳細コメントをいただきました。アルバムについて、曲については是非こちらをご覧下さい。必読です!
語る!後藤次利 <1>【アルバムについて】
最新アルバム『Significant Other』について
2004年のアルバムから暫く遠ざかっていたソロ制作。その間、ユニットでのアルバムはありましたが、昨年還暦と共にベースシストとしてプロを意識してから40年経ったということもあり、ひとつ何かやってみるかの思いで制作しました。コンセプトと言うよりは、「自分の音楽人生で得たもの」を何の縛りも無く思うがままにやろうというのが根底にあります。
ギターからスタートした楽器歴ですが、たまたま手にしたベースがプロとしての始まりでした。特にベースに思い入れがあった訳でも無いのにそれが仕事になっていくのですから人生とは不思議なものです。
学生時代にギター教室に通ったことはありましたが、その後は時折先輩ミュージシャンのアドバイスを受けたくらいで、多くは現場で学んできました。時には上手くいかず恥ずかしい場面もありましたが、負けず嫌いの性格が幸いしてどうにか今日までやって来れました。
そんな僕のショートストーリーとして聴いて頂けたらと思ってます。
デビュー40周年、そして還暦を迎えた今
還暦とは「人生の暦が一周して振り出しに戻る」というような意味合いがあるそうです。自分は、悟りも無く煩悩満載な人間ですが…。一度振り返って、次の60年に向けての新たなスタートにしたいと思いアルバム制作を始めました。参加してもらったミュージシャンも多彩です。アルバムのブックレットに解説書いたので、ここではひとりの方を代表してお話します。
アルバム収録曲「波状の扉」と八神純子、そして参加ミュージシャン達
今回の書き下ろし曲。Vocalで参加して頂いたのは八神純子さんです。作詞は松井五郎さん。工藤静香さんの「恋一夜」「抱いてくれたらいいのに」....など数多くの詞曲で組んできたパートナー。この曲も繊細なタッチが見事ですね。八神さんとの出会いは僕がベースプレイヤーとして彼女のアルバムに参加した時でした。「水色の雨」をはじめご自身で作曲される方なのになぜかアルバムの作曲を依頼されました。まだ作曲家としてままならない時期だった僕にとっては光栄なリクエストでした。
そこで生まれたのがアルバム「素顔の私」収録の「夜間飛行」。
実はあの頃はまだ、歌手の音域を意識して作曲することすら考えられなかったので、かなり音域の広いメロディーになりましたが…八神さんの歌の力に助けてもらい、現在もコンサートで歌ってもらったりカラオケにも入ってる曲になりました。
その八神さんとの再会は、一昨年20数年振りのこと。渋谷でのコンサートにゲストで「夜間飛行」のベースを弾く機会があったんです。今回おそるおそる参加の打診をメールしたところ快諾して頂きました!僕の音楽人生の中で幾つもの出会いがありましたが、中でも「歌もの」の作曲では八神さんに感謝しています。
ギターの松原正樹さんやサックスの本多俊之さんとは、ネットを介してDATAをやりとりしながらレコーディングを進めました。又、僕のベースも数曲は自宅スタジオで弾いたり、トランペットの近藤等則さんはいつもと違うスタジオで録音したりと従来のレコーディングスタジオ以外の場も多用しました。
アメリカ在住の八神さんにデモを送るにもネットで送ったりと今更ながら便利な時代になったんだなと痛感しました。なにしろアナログ8チャンネルレコーダー時代から経験してるもので...。
初トライとしては、セルフカバーもやりました。工藤静香さんの「黄砂に吹かれて」一世風靡セピア「前略、道の上より」です。どうリアレンジしたか是非聴いて頂きたいと思います!もう1曲カバーとして、浅川マキさんに書いた「まだ若くて」を村上ポンタ(Drum)、本多俊之(Sax)、僕(Bass)のトリオで、しかもセッション的にやりました。余談ですが、これをきっかけに3人でのユニットが生まれ、春にレコーディングやライブを予定しています。
総括的な意味合いもありながら、新しいことに繋がりそうなアルバムになったと感じています。ミュージシャン、スタッフに感謝しています。皆様にも是非とも聴いて頂けたら嬉しいです!
後藤次利 2013.2
後藤次利 『Significant Other』
さらには60回目のメモリアルを迎え音楽人生の集大成として作られた渾身のソロアルバム。
オリジナル8曲に加え、新旧タイアップ 2曲、リアレンジによる『黄砂に吹かれて』『前略、道の上より』等のカバー 3曲。多彩なゲストを迎え、本人も 最高の「怪作」と語る全13曲!
収録曲
01. 後藤劇場02. NEW BLADE
03. SO 〜Significant Other〜
04. 『ニュースで英会話』オープニング・テーマ
05. 黄砂に吹かれて
06. 8 years ago
07. 波状の扉
08. G-GROOVE
09. floating love
10. PICKLE
11. 前略、道の上より
12. まだ若くて
13. 『加トちゃんケンちゃん ごきげんテレビ』オープニング・テーマ (bonus track)
パーソネル
Produce/Bass/Programming : 後藤次利Dr : 村上ポンタ秀一
Gt : 松原正樹
Pf : 重実徹
Sax/Fl/B.Cl : 本多俊之
Tp : 近藤等則
Sax : klammy
Vo/語り/Cho : 神野美伽
Vo/Cho : 八神純子
Violin : 加藤JOE
Cello : 堀沢真己
使用ベース
Spector NS-2J (GTプロトタイプ)Spector NS-2J (1983年製 No.083)
Spector NS-2 (フレットレス)
CREWS Jackson4 (フレットレス)
RUSH (フレットレス)
語る!後藤次利 <2>【収録曲について】
1. 後藤劇場 (作詞 後藤保存会/作・編曲 後藤次利)
アルバムのスタートは悩むことなく浮かびました。この発想の布石は、2012年の4月から始まった神野美伽さんとのコラボ・プロジェクト「SPICE UP!」です。これをきっかけに今まで気づかなかった、一番足元に居るはずの“日本的な音楽“の 素晴らしさに惹かれました。中でも僕が興味を持ったのは、まるでRAPのようなメロディーがあるようで無いような口上的な語り調のもの。 美伽さんの唄に続く合いの手には、三味線では無くベースで!粋な感じに仕上がり 最高に気に入ってます。2. NEW BLADE (作・編曲 後藤次利)
「このスケールは何て言うのかな?」と、ベースを弾きながら作った曲。C D E F# G# A B の音を主体にしています。 そしてデモを作っている時から、頭にはトランペットが流れていました。 近藤等則さんとの出会いは30年程前。浅川マキさんの京大西部講堂ライブでのこ とでした。エネルギッシュで破壊的、攻撃的な近藤さんのプレイですが、それとは裏 腹に切なくなるほどの美しい生音... 相対する哀しみのようなものに近藤さんの懐の深さを感じます。
3. SO 〜significant other〜 (作・編曲 後藤次利)
今回のアルバム制作にあたり絶対にやりたかったこと... それは、バイオリニスト加藤JOEさんとのプレイです。それこそ譜面書きすら、ままならない頃にストリングスのアレンジをする機会があり とても恥ずかしい思いをしたことがあります。
当時、ストリングスの方々は年上ばか り、クラッシックバリバリの人達に囲まれ肩身が狭かった。 そんな僕に優しくアドバイスして下さり温かく接して頂いたのがJOEさんでした。 ソロの独特な節回し、音やプレイに「品格」を感じます。
4.『ニュースで英会話』オープニング・テーマ (作・編曲 後藤次利)
NHKで放送中の「ニュースで英会話」。 番組オープニングの作曲依頼があったのは、たしか3~4年前だったと思います。 僕の中では、「実践ビジネス英会話」「経済ワイド ビジョンe」に続いて3作品目でも あり、名付けてNHK3部作。SAXは「WAIP」の相棒、klammyです。 今ではスタジオワーク等色々とやってもらってますが、今作ではアートディレクション も担当してくれました!八面六臂で助けてもらっています。
5. 黄砂に吹かれて (作詞 中島みゆき/作・編曲 後藤次利)
今まで自分が作曲した「歌モノ」の中から、カバー曲にベースで挑戦したいと考え、 真っ先に浮かんだのが工藤静香さんに書いた曲群。数ある中でも、これはベース向きかな?と選んだのがこのナンバーです。 演奏は、旧友ポンタ氏と二人だけのデュオ。
オリジナルのイメージとは又違った雰囲気でクールな感じにやってみました。 豪放な印象のポンタですが、プレイのダイナミックスと繊細さの絶妙なバランス、 そして独特のビート、一拍の間合いが魅力的なドラマーです。
6. 8 years ago (作・編曲 後藤次利)
所謂、ストック曲というのが結構あるんです。 パソコンのストック・フォルダから聴きなおしてトライしようと思ったのがこれ。たしか 僕の記憶では2005年頃にモチーフを作ったと思います。 SAXでは、本多俊之氏が登場! 俊之もまた浅川マキさんを介して出会いました。どのプレイも素晴らしい彼ですが 僕がとくに大好きなのは、難解なコードに対峙してもシンプルな音使いで独特の世界を描く、センス溢れるプレイです。7. 波状の扉 (作詞 松井五郎/作・編曲 後藤次利)
八神純子さんと出会った頃の僕の仕事といえば、時にはスタジオミュージシャン、時 にはアレンジ、ごく稀に作曲を依頼されたりと日替わりメニュー的な感じでした。 そんな折、レコーディングに参加したのをきっかけに作曲したのが「夜間飛行」。 思えば、ここから作曲というものを意識し始めた気がします。あれから30数年...変わらぬ音域を保つ、伸びやかな歌声には素晴らしいの一言。
そしてギターには、松原正樹氏が参加してくれました。 絶妙な歌心溢れる「まっつぁん節」が随所にありますね!
8. G-GROOVE (作・編曲 後藤次利)
テーマ部分をユニゾンで演奏していますが、実はバイオリンとベースのローポジショ ンとでは、互いの楽器にかなりの音域差があります。 それを囲むバッキングトラックの構築、また立ち上がりのはやいバイオリンの音色に 対するベースの弾き方が難しく、且つ楽しくもありました。「SO」での情感溢れるプレイに対し、この曲ではシャープで研ぎ澄まされた JOEさん のバイオリンが印象的です。
9. floating love (作・編曲 後藤次利)
堀沢真己さんのチェロを初めて聴いた時、その力強いタッチに感動しました。この曲は 堀沢さんのプレイを想定して作ったものです。チェロと言えば、僕も20代の前半に安物 を買ってトライしたことがあります。難しくて、すぐ挫折しましたが...今でも再トライした いくらい大好きな楽器です。
重実さんのピアノが曲全体のスパイスになってますね。
10. PICKLE (作・編曲 後藤次利)
曲を作る時は、何も書き込まれていないパソコンの画面にまるで絵を描くように打 ち込んでいきます。まずリズムからだったり、鍵盤でコードを入れてみたり... 自分の 中で決まりはなく、自由に作る。そんな僕の日常を切り取って作品にしてみました。
11. 前略、道の上より (作詞 セピア/作曲 GOTO/編曲 後藤次利)
僕にとっては初めてだらけのトライとなった曲であり、自分の中ではワンコードでヒット 曲を作れたのが嬉しかったのを覚えています。メロディーは、ペンタトニック・スケール と呼ばれる5つの構成音のみ。コードはAmだけですが、今回はベースの音の取り方で 2つに分かれるようにしました。
男性にカバーされることが多い曲ですが、今回は美伽 さんに歌ってもらいたくて女性らしいリアレンジに挑戦しました。
12. まだ若くて (作詞 浅川マキ/作・編曲 後藤次利)
僕が多大な影響を受けたミュージシャンと言えば、真っ先に浮かぶのが浅川マキさ んです。いつもマキさんを囲むのは強者であり、一癖も二癖もあるミュージシャンば かり。そんな自由奔放なプレイヤー達を全部丸飲みするマキさんの存在感には、凄まじいものがありました。そして初めてマキさんに作曲したのが、この「まだ若くて」。オリジナルとは、また一味違ったアプローチにしたいと思い、ポンタと俊之のトリオ 編成でやりました ! 俊之の織り成す不思議な世界感が気持ち良いですね。
bonus track :
13.『加トちゃんケンちゃん ごきげんテレビ』オープニング・テーマ (作・編曲 後藤次利)
アルバム制作も終盤に差しかかった頃、偶然にも 「加トちゃんケンちゃん ごきげんテレビ」のDVD boxが発売されました。1986年から放送された、この人気番組。実は、オープニングテーマを作曲してたん です。さっそくDVDを観てみると、20数年経った今も色褪せることのない面白さ! そこで僕も、30代の頃の自分と向き合う気分で音を再構築してみました。アルバムの最後を楽しく締めくくれるナンバーになりました!
後藤次利 2013.2
HMVオンライン・オリジナル抽選特典
・オンライン・モバイルで対象商品をお買い上げのお客様に、メールにて抽選応募方法を御案内します(商品出荷時)
※オンライン/モバイルでご注文頂いた場合、商品出荷のタイミングによっては応募対象期間を過ぎる場合がございますことをご了承下さい。
※HMV本サイト及びHMVモバイルサイト以外からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります。
※特典対象期間:2013年3月31日(日)
【主なディスコグラフィー】 新六紋銭、サディスティック・ミカ・バンドなどを経て1979年に沢田研二の『TOKIO』でレコード大賞編曲賞を受賞。以降、シブガキ隊『スシくいねェ!』、一世風靡セピア『前略、道の上より』、工藤静香『MUGON・ん・・・色っぽい』『恋一夜』『嵐の素顔』『慟哭』等、シングル20作品など、おニャン子クラブの曲を作詞家・秋元康とのゴールデン・コンビで手掛けるなど作曲・編曲家として大活躍。プロデューサーとしてもレベッカを手がける。国武万里『ポケベルが鳴らなくて』、とんねるず『ガラガラヘビがやってくる』、野猿の全楽曲『Be cool ! 』等も制作。2006年には、井上陽水『love complex』、SMAP『Pop Up! SMAP』での中居正広ソロ曲にて作詞、作・編曲など多くのヒット作品を手がける音楽家。
●HP(後藤次利blog,info等)
http://www.waip.jp/
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
デビュー40周年記念最新作
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後藤次利参加スーパー・グループ
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7(Seven)
7(Seven) (村上秀一(Ponta))
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後藤次利参加 HISとのタイアップでも話題となった「キャデラック」収録スペシャル・プロジェクト
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カップリング曲「美しきニッポン」を作・編曲
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