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【インタビュー】 中川敬 ソロ・アルバム第2弾 『銀河のほとり、路上の花』

2012年11月29日 (木)



 魂花一座を率いて二十余年。まだまだ続く、あまりにも長い旅路に必要なのは、大きな鞄じゃなく、口ずさめるひとつの歌。男一匹・中川敬、同胞キャラバンから束の間距離をとり、ギター片手にちょっとそこまで逍遥ぶらり。

 本人曰く「日常がそのまま唄になった」 アコースティック・ソロ・アルバムの第2作目『銀河のほとり、路上の花』には、3.11以降この一年余、中川敬の脳裏や心に去来した思いが飾り気なく自然な形で、併し丹念に綴られている。新曲は勿論のこと、随意なるセルフ・カヴァー及び慈愛なるカヴァー・ソング、 ”言葉の意味性から逃れることができる”珠玉のインスト・ナンバーと、およそアコースティック・アルバムのそれとは思えない、生き生きとした彩色。これこそが、「人生は祭だ!」、ということなのかもしれない。

 気付けば今年も残り一ヶ月。この時期恒例となりつつある中川さんへのインタビュー、冬支度の合間にでもご清覧ください。ときに、ソウル・フラワー・レコードは、このアルバムが記念すべき第100作目となるということで、そんな百賀祝いにも乾杯☆   


インタビュー/文・構成:小浜文晶



やっぱり「中川敬」っていうバンドやねんな。
ミュージシャンだったら誰でもそうやと思うけど、
皆自分の本当に好きな音楽を目指すもんなんやなって、ちょっとあきれてる(笑)。


-- 2枚目のアコースティック・ソロ・アルバム『銀河のほとり、路上の花』が先頃リリースされました。レコーディングに着手されたのは今年に入ってから?

 去年の年末にソウル・フラワー・ユニオンのミニ・アルバム『キセキの渚』を出した後、間髪入れずに、正月明けに<もぐらとまつり>から録り始めたんよね。一旦休んだら、腰が重くなってしまいそうで(笑)。


-- これほど短いインターバルで2枚目のソロ・アルバムがリリースされるのは少し意外でした。

 ニューエスト・モデル、ソウル・フラワー・ユニオンと、バンド形式の活動を長年やってきた中で、ソロとは言え、今度も「中川敬」っていう新しいバンドを組んで「よし、ファースト・アルバム『街道筋の着地しないブルース』よりももっとええもんを作ろう!」っていうような感覚になったところがあってね。いい具合の高揚感があることに自分で気付いたわけやね。だから、あまり深く考えずに自然体でセカンド・アルバム制作の流れに突入できた。


ソウルシャリスト・エスケイプ『ロスト・ホームランド』(1998年)以来のソロ・プロジェクトとなる、中川敬、初のアコースティック・ソロ・アルバム。新曲に加え、セルフ・カヴァー<夜に感謝を><満月の夕><ひぐらし><寝顔を見せて><野づらは星あかり>、アイリッシュ・トラッド<風来恋歌>、浅川マキ<少年>やチューリップ<しっぽの丸い小犬>のカヴァー、さらには、『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』にインスパイアされ奏でる<男はつらいよのテーマ>など、中川敬がひとりで作り上げた全14曲の解放歌集。


-- それでも、曲作りやレコーディングでのプレッシャーという点では、実際にバンドで作業するときとは大きく違うんじゃないですか?

 あらゆる面で違うね。バンドの場合、ある程度の曲数が揃って、アレンジも煮詰められて、そこに全員の合意があって初めてレコーディングに取り掛かるというところがあるから。ところがアコースティック・ソロということになると、それこそ中川敬の日常になってくる。プライベート・スタジオの魂花神社が家から徒歩一分のところにあるし(笑)

 複数の人間が関わる作業は、「ここはもっとこうした方がええかな?」っていう対人のやり取りの中で、ある種の客観性が生まれる。ソロになるとその客観性がほとんどない。俺としてはとにかく自分を総動員して、自分の好きなものを作っていくしかないっていう、かなりシンプルな構造。そうなると、作品の良し悪しについては、もはや聴いた人に判断してもらうしかないわけであって。「そんな、ナルシストちゃうから、そういう喜びは俺の中にないな」ってずっと思ってたけど(笑)、さすがにバンドを三十年ぐらいやってきてるから新鮮でね。今ホンマにおもしろいよ。 


-- ソウルシャリスト・エスケイプというプロジェクトもありましたが、それこそニューエスト時代も含めて、もっと早い時期にこうしたソロ・アルバムを作ることもできたんじゃないかなとも思ったのですが。

 以前はその発想すらなかったというか、全く興味がなかった。根っからのバンドマンやなってつくづく思うし。「バンドがあんのに、何でソロ・アルバム作ってんの?」って、ピート・タウンゼントにしてもミック・ジャガーにしても、不思議でしょうがなかった(笑)。俺自身、シンガー・ソングライターって意識も全然なかったしね。


-- バンドをやりたいがために、まずギターを手に取ったと。

 しかも歌のある音楽が大好きやから、誰も歌わないのなら、「ほな、俺、歌うわ」と(笑)。で、やってみたら意外と向いてた(笑)。俺の場合そこから始まってるから。自分を定義するとしたら、バンドというものを率いてパフォーマンスする人、そんな感じやね。

 ただ、これだけ長い間やってきてるから、「バンドから解放されたい」って思う瞬間も勿論ある。実は数年前から「ソロ・アルバム、ありかな?」っていうのも、あったことはたしか。あとはタイミングやったね。


-- それは具体的にいつ頃なんですか?

 『ラヴィエル 〜人生は素晴らしい!』とか、ジャンボ・マキシ・シングル・シリーズを始めた辺りやろうね。2007年ぐらい? 「いつかやりたいな」っていう思いは自分の中に常にあって。ただ、その頃はバンドに膨大な時間をかけてたから、物理的にありえなかった。

 実際は、『キャンプ・パンゲア』を出した後、「いよいよそのときが来たな」って、ソロ・アルバム制作に入るんやけど、そこで3.11、東日本大震災が起こってしまった。最初のソロ・アルバム『街道筋の着地しないブルース』は、震災を挟んで作ることになった。


-- アコースティック・ギター 一本で、ということもすでに頭にあって。

 ソウルシャリスト・エスケイプみたいに大勢の人間が参加したものではなくて、仲間に手伝ってもらいつつも、極力ひとりでシンプルなものを作りたかった。それはいわば、ニューエスト・モデル、ソウル・フラワー・ユニオン、モノノケ・サミットとは真逆なことがやりたいっていう欲求やね。だから、アコギあるいは三線でっていうことは、深く考えるまでもなく最初から当たり前のようにあった。

 あとはこの十数年、俺自身リスナーとしてアコースティックな音楽を聴く機会が増えたこともあるね。アイリッシュ・トラッド、沖縄民謡、ブラジル音楽、ジプシー・ミュージック。そういうものをずっと聴いていく中で、いつかアコースティックな音響構造のアルバムを作りたいっていう欲求も生まれてきてたんやと思う。今振り返るとね。


<潮の路>収録。1998年にリリースされた、中川敬初のソロ・プロジェクト、ソウルシャリスト・エスケイプ(通称「しゃりすけ」)のアルバム。中川ほか、シカラムータの大熊ワタル、サム・ベネットが中心メンバーとなり、ビクトル・ハラのカバー「ラ・パルティーダ」、アルバート・アイラーの代表曲をメドレーにした「アイラー・チンドン」など三者の嗜好が入り組んだ雑多な内容に。またゲストには、船戸博史、桜井芳樹、千野秀一、関島岳郎、片山広明らが参加。アイルランドの重鎮プロデューサー、ドーナル・ラニー率いるクールフィンとのレコーディング曲となる<満月の夕><潮の路>、さらには<おんぼろの夜明け><日食の街><夜に感謝を><落日エレジー>などは、ソウル・フラワーやアコースティック・パルチザンのライヴにおいて現在も度々披露されている。

-- ライナーノーツの中にも書かれていたことですが、今回のアルバム、たしかに「海」や「空」といった風景が、全体の共通したトーンとしてあるという印象を受けました。

 そのとき録りたいものを順番に録っていくというやり方やから、別にコンセプトが先にあったわけじゃないんやけどね。ただ、辺野古、高江、普天間、それに何と言っても、俺の中に拭い難くある3.11以降の光景、東北の港、波止場、渚・・・。忘れたくても忘れられない、頭の中に刻印された新たな原風景みたいなものが、俺にとって、きっと「海」なんやろうね。歌詞にしても、狙って書いてるわけではなく、自然と「海」が出てきてしまう。


-- 日常ふとした瞬間に、ということですよね。そして、それがそのまま歌になる。

 ただ、<そら〜この空はあの空につながっている><海へゆく><潮の路>のセルフ・カヴァーに関しては、別の理由もあって。去年の4月から東北に頻繁に行くようになって、被災地でニューエストやソウル・フラワーのファンと出会うことも多かった。俺の音楽を長年ずっと聴いてくれている人たちっていうのは、三十代後半から四十代が多い。被災地では、自分も被災しながら相当過酷な仕事をせざるを得ない世代でもあんねんな。復旧作業、遺体の収容・・・。

 そういう中で、彼らから「津波の被害を受けた後に、泣きながら頭の中でずっと<そら>が流れていました」、「<海へゆく>を口ずさみながら『がれき』の中を歩いていました」っていう声をたくさん聞いた。そのへんから、去年の段階で「次のソロ・アルバムでは、<そら>や<海へゆく>を録ろう」っていうのが自分の中に漠然とあったんやね。皆が愛してくれている曲を入れようって。俺の中でも、古い曲といえども、また新たな意味が書き加えられたっていうか。


<そら〜この空はあの空につながっている>収録。スカ、ファンキーソウル、トラッド、ゴスペル、レゲエ、ジャズ・・・解放の為の8つの方法。このアルバムを世界中の平和を希求する魂の連帯に捧げる。<うたは自由をめざす!><そら 〜この空はあの空につながっている>といった現在のソウル・フラワーのライヴにおいても重要なレパートリーとなっている、5曲のスタジオ・レコーディング新曲に加え、3曲のライヴ・メドレーを含む8トラック全13曲のマキシ・シングル(2003年)。「SHALOM(シャローム)」はヘブライ語、「SALAAM(サラーム)」はアラビア語で、それぞれ「平和」を意味する言葉。
魂花流トラッド・ソウルな絶品<海へゆく>、リクオの名曲カヴァー<アイノウタ>、ソウルシャリスト・エスケイプのロックステディ・ナンバー<おんぼろの夜明け>、その他レアなライヴ・ナンバーを含む7曲入りマキシ・シングル(2008年)。ソウルフルでルーツ・ロックな”アナザー・サイド・オブ・ソウル・フラワー・ユニオン”。タイトル曲は、アルバム『カンテ・ディアスポラ』にもニュー・ミックス・ヴァージョンが収録されている。



-- 「がれき」の中にあったターンテーブルがもたらした出会いから生まれた<キセキの渚>もそうでしたが、今回収録の<それでも私は海が好き>などにしても、被災地の人々とのそうしたつながりがある日常から生まれた曲ですよね。

 <それでも私は海が好き>は、まさに<キセキの渚>と同じ時期に書いた曲。やっぱり自分の常日頃思っていること、頭の中で反芻された記憶が曲に投影されてしまうよね。


-- サビのメロディは最近の中川さん、コード進行やハミングのコーラスなどでは初期のソウル・フラワー的な感じもあって、そういう意味でもキュンとさせられてしまいますよ(笑)。

 同じ人間が作ってるからね(笑)。アコギを弾いて遊んでる中で自然に出てきたメロディやったりするんやけど、まぁたしかに俺も思った。あの頃よく聴いてたブリティッシュ・トラッド風やなって。


-- <世界はお前を待っている>は、配信限定の先行シングルとなっていました。

 この曲を書いたのは、震災から丸一年の今年の3月11日。「脱原発デモで演奏してくれ」っていうお誘いも結構あったんやけど、メンバーのスケジュールとバッティングして、ちょうどその日、俺は魂花神社におってんね。ひとり、ギターを抱えて、一年間を反芻したり、東北の友人と電話で話したり、Ustreamで石巻の灯篭流しや脱原発・国会包囲の映像を観たり、えも言われぬ気持ちで過ごしてたんやけど・・・「よし、こんな気分のときは曲でも書こう!」って、一気に書いた曲。補足して言うことは何もないよ。そのまんまやね。


-- 二階堂和美さんのカヴァー<女はつらいよ>。今年は、「歌始め! 夢の歌謡ショウ! 2012」、「もののけ BON DANCE TOUR 2012 〜SONGS OF SOUL〜」、モノノケ・サミットと二階堂さんとの共演ツアーも開催されましたね。

 俺が彼女の大ファンでね。歌手としては勿論、ソングライターとしても素晴らしい。3年ぐらい前に、彼女が祝島で唄ってる動画をYouTubeで観て、ブッとんだ。すぐさま彼女のホームページに載っていたメールアドレスに「ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬と申します。祝島の動画観ました。感動したああ!!」っていうメールを送ったんよね(笑)。

 前々からヒデ坊には、「ニカちゃんとモノノケが一緒にやったら絶対ハマると思うで〜」って言ってたんやけど、ようやく今年の2月と8月にモノノケとのツアーが実現した。ソウル・フラワー・モノノケ・サミット&ニカ! (笑)

 去年出たアルバム『にじみ』がまた素晴らしい。<女はつらいよ>はそこに入ってるんやけど、初めて聴いたときからお気に入りで、カヴァーしたいなって思ってたんよね。


<女はつらいよ>収録。優しくも生命力に満ちた歌声と豊穣な音楽性で日本のみならず海外でも支持を集める 女性シンガー、二階堂和美。前作『二階堂和美のアルバム』から5年ぶりとなる最新アルバム。彼女の溢れ出る思いと今までの経験、各地で魅了してきたその魅力が集約されている。Cinema dub Monksの曽我大穂と西垣敦、多くのサポート活動で活躍中の山村誠一と土居秀行、赤犬のまるむし、二階堂の地元広島の盟友・黒瀬みどりという個性豊かな実力派ゲスト・ミュージシャンと共に作り上げた一枚。<女はつらいよ><説教節>など、ギャ!と唸るジャパニーズ・ニュースタンダード・ナンバーが満載!

-- <もぐらとまつり>を最初に録り始めたのも、ごく自然に、といった感じですか?

 去年の11月にソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンでやったこともあって、頭にあった。「まず<もぐらとまつり>から録ろう」って。いきなり新曲からやと、腰が重たくなってしまうからね。パッとマイクをセッティングして、パッと録れる曲。それがこれやった。


-- アルバムの中では、所謂“最古”のレパートリーになりますが、いつまで経っても名曲ですね。どう転んでも名曲というか。

 ニューエスト・モデルで『ユニバーサル・インベーダー』のレコーディングをしている当時、この曲を書き上げた瞬間、いい曲できたな、とは思ったけど(笑)。より唄を歌うことに興味が出始めた頃の、最初期の曲やね。


-- ちなみに、ニューエスト時代の楽曲を今聴き返したときに、違和感みたいなものが生じることもあるんですか? あるいは実際歌ってみて、何かしっくりこないなみたいな。

 「何を思ってこんな歌詞書いたんやろ?」っていうのは、ニューエスト・モデル辺りになってくると、さすがにある(笑)。ずっと忘れない曲もあれば、中には俺自身謎な曲もあるから(笑)。たまにリイシューするときに、マスタリング・ルームで聴き返すと、ホンマ、びっくりするときがあるよ。何なんだ、この曲は?(笑)


-- 逆に今でもレパートリーで採り上げている曲というのは、中川さん自身でもある意味そこに古さを感じていないというか。

 そうやろうね。俺も無理してまで昔の曲をガンガンやろうとは思ってないし、単純に、みんなでええ時間を過ごしたいから、たまには古い曲もやってみようかな、ぐらいの感じで演奏しているところはある。今聴いて「ちょっとこの歌詞は稚拙やな」と思っても、バンドの音はええ感じ、お客さんも待望してる、そうなったら演るよね、俺の場合。たださすがに、20代前半、年がら年中スタジオに入っていた時期に書いたものだけあって、当時の曲は構造が複雑でね。演奏しても高揚しきれないところがあったり。だからニューエスト時代の曲は、ライヴで演るにしても、限られてくるよね。


ニューエスト・モデル 『ユニバーサル・インベーダー』
<もぐらとまつり>収録。1992年発表のニューエスト・モデル最後のフル・オリジナル・アルバム。前2作の余韻を躊躇なく払い落とし、さらにラディカルに進化を遂げようとするソウル・フラワー劇場は、Pファンク、カーティス・メイフィールド、パブリック・エネミーなどから抽出されたエキスで充満。当時のイラク戦争における一部マスコミ報道に対する痛烈な皮肉<報道機関が優しく君を包む>、ライヴでは長尺のインプロヴィゼーションが展開された<知識を得て、心を開き、自転車に乗れ!>、歌心溢れる中川流メロウ・ソウルの極北<もぐらとまつり>など、振り返れば、その後のソウル・フラワー・ユニオンへの統合を十分に予感させる楽曲が並ぶ。<もぐらとまつり>は、このほか、山口洋らとの別働プロジェクト、ヤポネシアン・ボ−ルズ・ファウンデーション『アザディ!?』、シングル『宇宙フーテン・スイング』のカップリング(ライヴ・ヴァージョン)にも収録されている。

-- そして、<銀河のほとり、路上の花><不屈の民>、今回もしっかりインストを収録と。

 インストは、ソロに限らず毎回録りたいと思ってて。歌詞が必要ないなっていう曲ができるときもある。俺にとっては極自然なことなんよね。

 俺自身バンドのヴォーカリストで、ソウル・フラワーのようなライヴを展開するミュージシャンとして長年やってきてるから、「曲ができる=歌詞を書いて歌う」っていうのが、半ば習慣みたいになっているところはある。でも、いざ自分のことをイチ音楽人として見つめ直してみると、歌詞のある・なしは、自分の内面にある何某かを楽曲に投影する際、あまり関係ないというかね。


-- ソロに限らず、アルバムでは、曲順は勿論のこと、インストの比率や据え場所など、全体の流れをかなり重視していますよね。

 結果的にやけどね。前のアルバムの<日高見>は、最後の最後にすべり込ませた。今作なら<不屈の民>がそう。ミックス・ダウンまで数日残ってたら、「短いインスト1曲は録れるな」っていうふうに必ずなる。


-- 僕個人的には、<こぼれ花>が好きでした。

 この曲好きって言ってくれる人多いな。





-- 初登場のカヴァーはもう2曲、高田渡の<生活の柄>、そして<ホレホレ節>。

 <生活の柄>は、所謂路上生活者のことを歌った、高田渡の代表曲やね。昔から好きな曲。大工(哲弘)さんとかカヴァーしている知り合いが多かったから、それまでは自分で録ろうという気持ちにはなってなかったんやけど、「次、何録ろう」っていうときに、ふと「生活の柄」っていうタイトルが頭に浮かんでね。ちょっと弾き語りで歌ってみたら、バッチリ。録ろう!

 <ホレホレ節>は、100年ぐらい前から日系ハワイの人たちに歌われていた労働歌。3、4年前に、ハワイの女性歌手・アリソン・アラカワさん、大工さん、モノノケ・サミットで<ホレホレ節>のイベントを東京でやって、そのときに初めて出会った曲やね。

 これは人から指摘されて「ホンマにそうやな」って改めて思ったことやけど、<生活の柄>にしても<ホレホレ節>にしても、他者の力によって移動を余儀なくされてしまった人の歌でね。実際、3.11以降そういう境遇に遭ってる人もたくさんいるわけで。外からの圧力によって故郷や自分が居た場所から離れざるを得なくなった人たちの孤独感。焦燥感。そういうものが滲み出てる歌を、今回期せずして選んでたなっていう感じはあった。俺が書いた曲やけど、<こぼれ花>にしてもそうやしね。


<生活の柄>収録。現代詩とアメリカン・フォークを融合させるスタイルをとりながらも、そこに確固たるオリジナリティを生み出すことに成功した、高田渡のメジャー・デビュー作(1973年)。それまでのつぶやきやぼやきが、いつの間にかはっぴいえんどの演奏に乗ってエレクトリック・サウンドとして届けられてしまった”プレ” ベルウッド期を飾る名盤だ。<生活の柄><自転車にのって><銭がなけりゃ>など、のちのステージでも歌い継がれる代表曲を多数収録している。バックには、はっぴいえんど他、加川良、木田高介、遠藤賢司、中川イサトらも参加している。
<ホレホレ節>収録。 <ホレホレ節>は、19世紀末に組織的にハワイに送り込まれ、各地の砂糖耕地で重労働についた日本人労働移民、つまりハワイの日本人一世によって歌われた労働歌としての民謡。「ホレホレ」とは、砂糖黍の枯れ葉を手作業で掻き落としていく作業を指す。炎天下での「ホレホレ」の作業の中で、ともに励まし合い、また少しでも気を紛らわせるために、即興的にいろいろな歌詞をつけて歌い込んでいったものと言われている。本盤は、世界各地で歌い継がれてきたワーキング・クラスの反骨の歌、革命の歌などを集めた選曲集。笠木透の<ホレホレ節>ほか、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット<復興節><聞け万国の労働者>、大工哲弘<生活の柄><インターナショナル>、ネーネーズ<黄金の花>など全15曲を収録。

-- 3.11以降、中川さんの中で曲作りの作法に多少なりとも変化はあったんじゃないですか? 目の当たりにした風景が割とストレートに作品に投影されることが多くなったりだとか。

 そういうことはあるのかもしれない。ただ、俺の感じでは、 <満月の夕>以降の15、6年でそういう曲がだんだん増えてきてるっていう感じかな。ニューエストの頃はそんなこともなかったけど。


-- そうですか?

 パンク・ロックやサイケデリックなガレージ・ロックがやりたいとか、ファンクがやりたいとか、もっとバンド・スタイル先行やったからね。阪神淡路大震災以降、そういう曲作りはほとんどしなくなった。まぁでも、ごくたまにやるけどね。「ハードバップ調の曲やりたいな」って<宇宙フーテン・スイング>ができたり、「『スクリューボール・コメディ』の中にガラクタみたいなロックンロールが1曲欲しいな」って<NOと言える男>ができたり(笑)、音楽コンセプトが先にある曲作り、それはそれでバンドの面白さやし、そこから特異なものができる場合もあるし。ブーガルー・パンクな<ルーシーの子どもたち>あたりもそう。だから、どれが正しい・間違ってるっていうのはないけど、そういう曲作りが若いときより減ってることはたしかやね。自分の曲を作る、ということ。


-- 色々なパターンの曲作りで出来たものがあった方が、雑多なソウル・フラワーっぽいというか、聴き手は純粋にたのしいかなと。

 ビートルズの倍は曲書いてきてるからね(笑)。


-- 行き詰まったときなどは?

 そういうときは、放っておく。あんまり深く入り込んでもロクなことない(笑)。俺の場合、メロディがやや先にできて、やや遅れて詞が乗っかってくるっていう感じなんやけど、その流れがスムーズに進んだときにやっぱりいい曲ができる。<満月の夕><荒れ地にて><そら>、今回の<やっぱり私は海が好き><世界はお前を待っている>なんかにしてもそうやね。

 実際<満月の夕>の早さは尋常じゃなかった。山口洋と書きかけてた冒頭のメロディを基に、サビ、展開を一気に書いた。歌詞にしてもホンマに10分ぐらい。阪神淡路大震災の被災地出前ライヴに行き始めてすぐの頃やったから、多分胸がいっぱいやったんちゃうかな。そのとき見た神戸の光景が一気にあの曲に書き出された感じでね。


-- 自問自答を繰り返すソロの作業は、苦しい反面、達成感もひとしおな部分もあったりします?

 『街道筋の着地しないブルース』を録り始めたときは、正直「ひとりでやるのも何か味気ないなぁ・・・」っていう感じやったんやけど、最近はひとりでアコースティック・アルバムを作るっていうことに、味をしめてるところもあってね(笑)。俺は色んな音楽が好きやから、バンドやとそれをどうしてもアルバムに詰め込みたくなっちゃうんやけど、ソロだと、ひとりの人間がある一定の時期に限られた楽器で作品を作るわけやから、一貫したトーンの作品が出来る。『街道筋の着地しないブルース』が出来たときがまさにそうで、そこに「新しい中川敬」っていうのを俺自身感じたり。


-- 今後ライヴでも「新しい中川敬」が見れる可能性もありそうですか? 完全な弾き語りタイムとか。

 徐々に(笑)。


-- (笑)根っからのバンドマンにとって、初の弾き語りライヴというのはある種の正念場と言いますか・・・そもそも中川さんのソロ・アルバムは、アコギ一本でもすごくカラフルな風合いですもんね。

 やっぱり「中川敬」っていうバンドやねんな。ミュージシャンだったら誰でもそうやと思うけど、結局自分の好きな音楽を目指すもんなんやなって、ちょっとあきれてる(笑)。今回にしても、「アコギ一本で歌った曲があってもええんちゃう?」って周囲の人間の声も含み込んだ上で制作に取り掛かってみたものの、やっぱりそうはならなかった(笑)。だから、今の段階で、まさに俺の好きな世界がここにあるっていうことやね。


-- バンド、ソロ、これから両方の中川さんが楽しめるのはファンにとっては嬉しいですよ。

 ただまぁ、今後こういったアコースティック・アルバムを続けていくのであれば、色々な手法のものを出していくやろうね。それこそ三線と歌だけとか。でも、三十五作目を出したディランに比べたら、まだセカンド・アルバムを出したばかりのペーペーやから、これからの人(笑)。



【取材協力:ブレスト音楽出版】





 中川敬 『銀河のほとり、路上の花』


ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬、アコースティック・ソロ・アルバム第二弾! 中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)、2011年リリースの『街道筋の着地しないブルース』に続くセカンド・ソロ・アルバム。新曲、セルフ・カヴァー、トラッド、ビクトル・ハラや高田渡、二階堂和美のカヴァー等、全篇アコースティック楽器で仕上げた、全14曲の解放歌集。


収録曲

  • 01. それでも私は海が好き
  • 02. 世界はお前を待っている
  • 03. そら ~この空はあの空につながっている
  • 04. 海へゆく
  • 05. 銘記せよ、その鼓動を
  • 06. 女はつらいよ
  • 07. 銀河のほとり (インストゥルメンタル)
  • 08. こぼれ花
  • 09. 平和に生きる権利
  • 10. 生活の柄
  • 11. もぐらと祭
  • 12. ホレホレ節
  • 13. 不屈の民 (インストゥルメンタル)
  • 14. 潮の路

  中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン) プロフィール

1992年、中川敬率いるミクスチャー・パンク・バンドのニューエスト・モデルと、伊丹英子率いるガールズ・ガレージ・バンドのメスカリン・ドライヴの同時解散・統合という形で、ソウル・フラワー・ユニオンが結成される。93年に1stアルバム『カムイ・イピリマ』、94年に2ndアルバム『ワタツミ・ヤマツミ』をリリース。

95年、阪神・淡路大震災の被災地で ソウル・フラワー・モノノケ・サミット名義による「出前慰問ライヴ活動」を開始。ロック的アプローチのソウル・フラワー・ユニオンと、チンドン・ミュージック的アプローチのソウル・フラワー・モノノケ・サミットの同時並行活動が始まり、翌年、名曲<満月の夕>が生まれた。この時期、2枚のアルバム『アジール・チンドン』、『レヴェラーズ・チンドン』をリリースしている。また、中川敬は、ソロ・プロジェクト「ソウシャリスト・エスケイプ」で、アイリッシュ・トラッド界の先鋭達と『ロスト・ホームランド』、『マージナル・ムーン』を制作。

99年8月には、韓国・釜山のフェスに、日本語解禁後、公式では初の「日本語バンド」として訪韓。年末には、初のライブ・アルバム『ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ』をリリースする。2000年、フジ・ロック・フェスの最終日の大トリを務め、伝説的ライブ・パフォーマンスを披露。初の映画サウンドトラック『アンチェイン』(豊田利晃監督)もリリース。2002年、モノノケ・サミットが、東ティモール(独立祝賀コンサート)やフランス(計22公演)などでライヴ。中川敬は、北方領土・国後島のムネオ・ハウス前でもライヴを行う。

2003年、伊丹は、耳の難病「音響性外傷」と「子育て」の為、モノノケ・サミットに専心。高らかに非戦を謳うコンセプト・アルバム『シャローム・サラーム』をリリース。2005年、モノノケ・サミットとしてヨルダン・パレスチナ難民キャンプでライブを行う。ソウル・フラワー・ユニオンとしてのアルバム『ロロサエ・モナムール』をリリース。2006年、モノノケ・サミットの3rdアルバム『デラシネ・チンドン』リリース。

2007年、新たな米軍基地建設が計画される沖縄・辺野古のビーチにて「ピース・ミュージック・フェス」を企画・出演。中川・奥野・リクオの3人による地方巡業用ユニット、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンが本格始動。2008年、初のライヴDVD『ライブ辺野古』、アルバム『カンテ・ディアスポラ』をリリース。2009年、新メンバー、高木克(g)の加入した最新マキシ・シングル『ルーシーの子どもたち』、2枚目となるライヴ盤『エグザイル・オン・メインビーチ』をリリース。2010年は元旦に『アクア・ヴィテ』、6月に『死ぬまで生きろ!』という2枚のマキシ・シングルを、さらに12月には、2年ぶりのニュー・アルバム『キャンプ・パンゲア』をリリースした。

2011年、初のアコースティック・ソロ・アルバムを完成させた中川敬およびソウル・フラワー・ユニオン一行は、3月11日に未曾有の大震災に襲われた東北の各避難所を「ソウル・フラワーみちのく旅団」として周った。12月21日には、「2011年を音に刻み込む」べく録音されたミニ・アルバム『キセキの渚』をリリース。2012年、ソウル・フラワー・ユニオン、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンでの精力的なライブ活動を行ないながら、11月には、中川敬のソロ・アコースティック・アルバム第2弾『銀河のほとり、路上の花』をリリースした。

トラッド、ソウル、ジャズ、パンク、レゲエ、ラテン、民謡、チンドン、ロックンロールなどなど、世界中のあらゆる音楽を精力的に雑食、それを具現化する祝祭的ライヴは、日本最強のオルタナティヴ・ミクスチャー・ロックンロールと評される、唯一無二の存在として、国内外を問わず高い評価を得ている。



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ソウル・フラワー・ユニオン 今後のライヴ・スケジュール



ソウル・フラワー・ユニオン 『年末ソウルフラワー祭 2012』


> 2012年12月8日(土)
<愛知>名古屋 クラブクアトロ
開場18:00/開演19:00
料金:前売4,200円/当日4,700円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:JAILHOUSE tel.052-936-6041
ローソンチケット (L コード:43175)


> 2012年12月9日(日)
<大阪>umeda AKASO
開場18:00/開演19:00
料金:前売4,200円/当日4,700円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:GREENS tel.06-6882-1224
ローソンチケット (L コード:;55324)


> 2012年12月11日(火)
<広島>ナミキジャンクション
開場19:00/開演19:30
料金:前売4,200円/当日4,700円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:YUMEBANCHI 夢番地(広島) tel.082-249-3571
ローソンチケット (L コード:62226)


> 2012年12月12日(水)
<福岡>DRUM Be-1
開場18:00/開演19:00
料金:前売4,200円/当日4,700円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:BEA tel.092-712-4221(月〜金/11:00〜18:00 第2・第4土曜日/11:00〜15:00)
ローソンチケット (L コード:89585)


> 2012年12月15日(土)
<東京>LIQUIDROOM
開場18:00/開演19:00
料金:前売4,200円/当日4,700円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:SOGO tel.03-3405-9999
ローソンチケット (L コード:73182)


> 2012年12月17日(月)
<宮城>仙台MACANA
開場18:30/開演19:00
料金:前売4,200円/当日4,700円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:GIP tel.022-222-9999(平日11:00〜19:00)
ローソンチケット (L コード:27889)



*各公演共に、キッズチケット 前売2,100円/当日2,300円 (税込・ドリンク別)
*キッズチケットは高校生が対象となります。(学生証をご持参ください。ご入場順につきましては、整理番号をお持ちの方の後になります。一般チケットをお持ちの方と同伴の場合は、ご一緒に入場できます。)
*中学生以下は入場無料。中学生以下は入場無料。保護者同伴にてご入場下さい。
*障がい者に付き添いの介護の方1名は入場無料とさせていただきます。(障がい者手帳を必ずご持参下さい)




『COUNTDOWN JAPAN 12/13』


> 2011年12月31日(月)
幕張メッセ国際展示場1〜8ホール、イベントホール
※ソウル・フラワー・ユニオンはMOON STAGE、24:45〜の出演です。

出演者、チケット情報など、詳しくはイベントサイトをご確認ください。

問:ディスクガレージ tel.050-5533-0888(平日12:00〜19:00)



ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
『モノノケ・サミット2013!新春!初踊りツアー』


> 2013年1月19日(土)
<大阪>SUNHALL
ゲスト:チャラン・ポ・ランタン
開場18:00/開演19:00
料金:前売4,000円/当日4,500円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:SUNHALL tel.06-6213-2954
ローソンチケット (L コード:51376)


> 2013年1月24日(木)
<東京>下北沢GARDEN
ゲスト:チャラン・ポ・ランタン
開場18:00/開演19:00
料金:前売4,000円/当日4,500円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:GARDEN tel.03-3410-3431

> 2013年1月26日(土)
<宮城>石巻 La Strada
ゲスト:チャラン・ポ・ランタン
開場18:00/開演19:00
料金:前売4,000円/当日4,500円 (税込・ドリンク別・整理番号付)

問:La Strada tel.0225-94-9002


*各公演共に、キッズチケット 前売2,000円/当日2,300円 (税込・ドリンク別)
*キッズチケットは高校生が対象となります。(学生証をご持参ください。ご入場順につきましては、整理番号をお持ちの方の後になります。一般チケットをお持ちの方と同伴の場合は、ご一緒に入場できます。)
*中学生以下は入場無料。中学生以下は入場無料。保護者同伴にてご入場下さい。
*障がい者に付き添いの介護の方1名は入場無料とさせていただきます。(障がい者手帳を必ずご持参下さい)



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    価格(税込) : ¥1,865
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    発売日:2008年09月17日


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    発売日:2008年09月17日


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  • ゴーストヒッツ 95〜99

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    発売日:2001年12月12日


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    発売日:2001年07月25日


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    発売日:1999年12月08日


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  • Ghost Cinema 1993-1997

    DVD

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    発売日:2004年12月22日


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  • 宇宙フ-テン・スイング

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    宇宙フ-テン・スイング

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    発売日:1997年04月21日


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    エエジャナイカ

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    ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
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    発売日:1996年11月21日


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    発売日:1996年10月21日


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  • ゴースト・ヒッツ 93〜96

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    発売日:1996年06月01日


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  • ロスト ホームランド

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ニューエスト・モデルの作品

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