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サヴァールの名盤SACD化

2012年10月4日 (木)

サヴァールのアストレ・デビュー盤
クープラン晩年の作、ヴィオール音楽の最高峰
『ヴィオール曲集』(1728)復活!


1975年、遡ること約40年前のサヴァールのアストレ・デビュー盤(ES9930/現在廃盤)。演奏内容の素晴しさ、そして長岡鉄男氏も絶賛した「油っこい録音」の高音質レーベル、アストレによるレコーディングという、伝説的名盤が復活です!
 この『ヴィオール曲集』(1728)は、クープラン晩年の作品。その創作力、才能が絶頂にあった頃のものです。1728年は、クープランの宮廷の中でも最高のヴィオール奏者といわれたフォルクレと並ぶマラン・マレが逝去した年でもありました。晩年になってもバス・ド・ヴィオールに取組んだことも興味深いですが、クープランは、当時すでに消えかかっていた伝統に敬意を表したとも考えられるでしょう。第1組曲は7曲から成り、フランスのスタイルで書かれた懐古的な性格を持ちます。ガヴォット楽章の和音など、思わずぞくっとするほどの美しさ。終曲の壮麗なパッサカイユ(またはシャコンヌ)も見事としか言いようがありません。第2組曲は4曲から成り、こちらはどちらかというとイタリア的。第3曲の「葬儀」は静謐な緊張感に満ちた傑作。終曲の「白いシャツ」は無窮動の曲で、超絶技巧が要求されます。
 サヴァール、そしてコープマンとモレットの見事な演奏、注目です! サヴァールは1942年生まれですので当時30代前半。1944年生まれのトン・コープマン、また同世代のアリアーネ・モレット(バーゼル音楽院出身。現在もパリでヴィオラ・ダ・ガンバの指導にあたっています)とともに、緊張感に満ちた素晴しい演奏です。古楽ファンのみならず、是非お手にとって頂きたい名盤です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
F.クープラン:ヴィオール曲集 (1728)

第1組曲
・プレリュード
・アルマンド・レジェレ
・クラント
・サラバンド・グラーヴ
・ガヴォット
・ジーグ
・パッサカイユまたはシャコンヌ

第2組曲
・プレリュード
・フゲット
・ポンプ・フネーブル(葬儀)
・ラ・シュミーズ・ブランシュ(白いシャツ)

 ジョルディ・サヴァール(7弦のバス・ド・ヴィオール/17世紀末、フランス、作者不詳)
 アリアーヌ・モレット(バス・ド・ヴィオール/1697年、ロンドン、Barak Norman)
 トン・コープマン(クラヴサン/17世紀末、ジルベール・デ・リュイソー)

 録音時期:1975年
 録音場所:フランス、サン・ランベール・デ・ボワ
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ヴィオール曲集1728 サヴァール、モレット、コープマン

SACD 輸入盤

ヴィオール曲集1728 サヴァール、モレット、コープマン

クープラン、フランソワ(1668-1733)

価格(税込) : ¥2,959
会員価格(税込) : ¥2,575
まとめ買い価格(税込) : ¥2,220

発売日:2012年12月12日
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