シリーズの中でも独特の世界観が魅力だった「ドラゴンクエストVI」。
2012年7月31日 (火)
ドラゴンクエストVI
幻の大地
発売日:1995年12月9日
対応ハード:スーパーファミコン
販売価格:11,400円(税抜)
初めてスーパーファミコン用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』。
そして、本作『ドラゴンクエストVI 幻の大地』はスーパーファミコン最後となるシリーズ作品。
発売は1995年。
「ドラゴンクエストIII」までが【ロトシリーズ】の三部作でしたが、
本作は「ドラゴンクエストIV」から始まったいわゆる【天空シリーズ】の完結編となります。
シリーズの中でも好き嫌いが大きく分かれる異色の作品。
まず驚かされるのはスタート直後に、いきなり最終ボス(?)戦が始まります。
しかし、当然主人公たちは勝てるわけもなく、その場で敗北します。
そして、夢から覚めるように目覚めた世界は、地面に大穴が開いた2つの世界。
現実と夢なのか、現在と過去なのか、
謎が謎呼ぶストーリーは「ドラゴンクエストV」の親子三世代を描いたストーリーとは打って変わって
独特の世界観を構築していました。
また、前作のストーリー重視な内容ではなく、ある程度自由度の高い内容となっており、
どこか「ドラゴンクエストIII」を彷彿とさせる内容でした。
さらに大きな進化として、やはりグラフィック!
ドット職人様の匠ともいえる美麗なグラフィックで、前作よりも美麗な背景が追加され、
より壮大なものになりました。
また、初めてモンスターがアニメーションをしたのも本作が初。生き生きと動くモンスターに
当時信じられないほどの衝撃を受けたものです。
1年前の発売になりますが、当時スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された
「ファイナルファンタジーVI」もそうですが、グラフィックの進化を強く感じた時代です。
もはや定番となりつつある、職業・転職システムですが、本作にも搭載されています。
また、「ベストドレッサーコンテスト」なる要素もあり、最初で最後の「かっこよさ」というステータスが
あったのも本作ならでは。
あ、そうそう。
「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」の主人公でもある、
テリーが登場する作品なのはご存知でした?
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