フローラ一択。
2012年7月20日 (金)
ドラゴンクエストV
天空の花嫁
発売日:1992年9月27日
対応ハード:スーパーファミコン
販売価格:9,600円(税抜)
ゲーム機も進化すれば、ドラクエもやはり進化します。
システム的にはほぼ完成されたシリーズですが、
スーパーファミコンで初めて発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は、
ハードの性能も上がり、グラフィックやBGMも大幅なパワーアップがされました。
フィールド、戦闘の音楽も当然ですが、ダンジョンで響く呪文の効果音など、
非常にリアルに再現されていたのもよく覚えています。
本作の最大の特徴とも言える、パッケージに描かれているモンスター。
これまでの常識を覆す、モンスターを仲間にすることができる、という新たなシステムを
搭載する本作は、今でもシリーズが続く「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの原点とも
言える作品です。
物語もこれまでのシリーズ以上にストーリー性の高い内容となっており、
親子三世代を描いた物語となっています。また、物語を進めると
花嫁候補を選ぶシーンに遭遇します。
一人は幼馴染のビアンカ。
もう一人は貴族の娘フローラ。
ビアンカは物語上、主人公の幸せを願い身を引こうとする場面もあり、
普通の男性でしたら迷わずビアンカが花嫁となるはず。というかパッケージに描かれているの
ビアンカです。それに、フローラとはほとんど面識のないこともあり、ほぼ大多数の方がビアンカを
選んだはず。
しかし、ここで本作がゲームだと気づいたプロの方は意外にもフローラを選んだのではないでしょうか?
そう、フローラは唯一の回復呪文に特化したキャラクターなのです。
今後の冒険を考えると回復係りは必要。
そう考えたあなたは非常に計算高いお人ですね。
・・・なんて会話が今でも語られる、シリーズの中でも稀な作品です。
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