【コラム】Akira Kosemura第35回 細い糸に縋るように Akira Kosemuraへ戻る

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2012年6月11日 (月)

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[小瀬村 晶 / AKIRA KOSEMURA]

1985年生まれ、東京在住の音楽家。2007年にSCHOLE INC.を設立。
これまでに国内外の音楽レーベルから数多くの作品を発表しているほか、TOSHIBA, NIKON, nano・universe, JOURNAL STANDARDといった企業サイトのサウンドデザインやアパレルブランドとのコラボレーション、さらにはドキュメンタリー作品「ウミウシ 海の宝石」の音楽、ケンタッキー・フライドチキンTVCMの楽曲制作、キミホ・ハルバート演出・振付によるダンス公演「MANON」の劇伴を手掛けるなど、様々な分野での楽曲提供・コラボレーションを行っている。
コンサート活動も行っており、これまでにOTODAMA SEA STUDIOや中洲JAZZフェスティバルにも出演、2011年には全国7都市 / 中国5都市を巡るピアノコンサートツアーを開催し、日中両国にて高い評価と成功を収めた。
また自身の音楽活動と並行し、音楽レーベルschole recordsを運営、数多くの作品に携わっている。
最新作は、2枚組80分の超大作「MANON」オリジナル・サウンドトラック。




この間、ためしてガッテンという長寿番組(みんな知ってるよね)を何気なく観ていたら、その日はたまたまダイエット特集をやっていて、それが実際、とても説得力があり為になったので、観ていなかった方のために今回はお裾分け。

僕も先日27歳になり、段々と身体の代謝が悪くなってきたのか、前まではどこかが痛くなったりすることもなければ、食べ過ぎたからといって太ったりすることもなかったのだけれど、この二年くらいでぐっと身体の構造が変わってきたような気がしているのです。それはつまり、無理をすれば身体にくるし、食べ過ぎれば簡単に太るということなのだけれど、そのせいもあって、段々と身体のことを考えるようになってきました。

そんな折、たまたま目にしたこの、ためしてガッテンになるわけですが、僕がここのところ飲むように心掛けていた「ヘルシア緑茶」、これが果たしてどの程度の効果を発揮するものなのか、まずはそれを番組が検証してくれていたわけです。
僕もすっかり「ふむふむ」という具合にテレビに食い入って観ていたわけですが、じつはこの「ヘルシア緑茶」、他の緑茶飲料と比べて、ただそれを飲み続けたからといって痩せる、というわけではないそうです。
実際に、ものすごく低い効果は立証されているみたいですが、おそらく皆さんが想像しているほどの効果は期待できない様子。
実は学生時代、アルバイトをしていたお店に、とても有名なモデルさんがしょっちゅう買い物に来られていて、その方が毎回大量の「ヘルシア緑茶」を購入されていたので、僕はそれからすっかり「やっぱりヘルシア緑茶は効果が絶大なんだなぁ。」と勝手に思い込んでいたわけですが、ためしてガッテンが僕のその甘い考えを消し去ってくれました。モデルさんの体形は、決してヘルシア効果ではなかったようです。

さて、ここで終わってしまっては、「なんだ、やっぱり痩せるには運動しかないのか。」とがっかりするところですが、ここで終わらなかったのがためしてガッテンの凄いところ。

今回、ためしてガッテンが見つけてきた最大のダイエット法はというと、なんとそれは「咀嚼。」
咀嚼??という感じになりそうですが、つまり食事の際にきちんと嚼んで食べる、ということなのです。
きちんと嚼んで食べる=たくさん咀嚼する、という行為自体が、どうやら脂肪を燃焼させるための細胞を活性化するそうで、それだけで痩せるのだそうです。
実際に、この方法のダイエット成功率は96パーセントだそうで、いやはや、ものすごい成功率ではないですか。

というわけで、さっそく僕も咀嚼ダイエットを始めたわけですが、ただよく噛めば良い、というのも実際やってみるとなかなか大変なもので、もう運動法に切り替えようと考えております。これぞ三日坊主。

しかし効果は本当にあるようなので、良かったら皆さんもお試しあれ。


  http://www.akirakosemura.com/
  http://www.scholecultures.net/





Akira Kosemura 今月のオススメ

『マイ・フレンド・フォーエバー』

大名作の初DVD化。僕は公開当時10歳だったわけですが、主人公の年齢とも近かったわけで、余計に胸が苦しかった覚えがあります。エイズという病について初めて真剣に考えるきっかけになった作品。 同時期にフィラデルフィアという映画もありましたね。当時の社会問題を映画という形で世の中に提示した価値ある二作品だったと思います。こういった作品減りましたね。最近はもっと分かり易く、ドキュメンタリーか、娯楽か、という感じではっきり分かれている気がします。
DVD化といえば、最近ようやくスクリームも初DVD化してくれて嬉しい。


『ぼくのエリ 200歳の少女』

キックアスのクロエ・グレース・モレッツが出ているということで気になったモールスというアメリカ映画。そのオリジナルとなったスウェーデン映画です。珍しくハリウッドリメイクが大変好評のようですが、せっかくなのでオリジナルのほうから観てみました。ヴァンパイア映画はあまり得意ではないですが、これは秀逸だと思います。ホラーでも恋愛でもあるのだけれどそのどちらっぽくもなく、まして最近流行のヴァンパイア映画っぽくもなくて、その独自の世界観に引き込まれました。
というか、いまアメリカでなぜあんなにヴァンパイアブームなのかが僕には謎です。日本の韓流と同じような感じなのかな。






Akira Kosemura 最新作

Akira Kosemura 『MANON』  [2012年05月23日 発売]

18世紀フランスロマン主義文学の名作「マノン・レスコー」(アベ・プレヴォー原作)を、キミホ・ハルバート演出・振付によって現代にも重なるアレンジを施したダンス公演「MANON」。本公演の劇伴を担当した小瀬村 晶による書き下ろし楽曲、2枚組 全80分に及ぶ超大作のサウンドトラック。

風の様に天真爛漫で、終いには自分が巻き起こす竜巻に巻き込まれ死を迎えるマノンと、彼女との出会いから運命に翻弄されつつもマノンを愛し続けるデ・グリュー。二人の壮絶な恋愛劇を、時に美しく、時に儚く、そして時に残酷に、運命に翻弄される二人の人生に呼応するように書き下ろされた音楽からは「生きることへの喜びと、生き抜くことへの困難さ」という、現代にも通じる普遍的なテーマへと重なっていく。
前作のオリジナル・アルバム『how my heart sings』は、自身のピアノ演奏に重きを置いた飾らない演奏によるシンプルで美しいピアノ・アルバムだったのに対して、今作では、演奏家に白澤 美佳(ヴァイオリン)、人見 遼(チェロ)、良原リエ(アコーディオン)、三沢 泉(マリンバ・パーカッション)、高坂 宗輝(ギター)、荒木 真(フルート)、Shaylee(ボーカル)を招き、様々な顔を持った楽曲アレンジを施している。さらには、ギミックの効いた電子音楽や、ノイズ・ミュージックなど、これまでの小瀬村 晶作品では見受けられなかった作風も大胆に散りばめられており、オリジナル・アルバムとはまたひと味もふた味も違った、職人としての側面も垣間みれる充実の作品に仕上がった。
舞台作品のサウンドトラックでありながら、一音楽作品として非常にエキサイティングな聴覚体験が続く全80分、19曲を完全収録。

※舞台作品としての一連の流れを徹底した美意識で追求した本作は、小瀬村 晶 本人の希望によりCDフォーマットのみでの発売となります。



次回へ続く…(7/10更新予定)。






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