バーバー合唱曲集

2012年7月4日 (水)

合唱曲ファン必聴のバーバー合唱曲集
世界初録音! 『恋人たち』室内楽編成版ほか
有名なアダージョの合唱版『アニュス・デイ』など収録
アメリカの名門コンスピラーレの名演光る注目盤


アメリカが誇る合唱団体、コンスピラーレ(またの名をクレイグ・ヘッラ・ジョンソン&カンパニー・オブ・ヴォイシズ)によるサミュエル・バーバーの合唱作品集。『アニュス・デイ』や『この輝く夜にきっと』といった20世紀の合唱を語るに外せないバーバーの代表作を、本場アメリカを代表する名門の演奏で、さらにはSACDハイブリッド盤の高音質でたっぷりと堪能できるのは嬉しい限りです。
 非常にゆったりとしたテンポの『アニュス・デイ』では、抑えの効いた美しい弱音から、クライマックスへの盛り上がりの大音量まで、名門の面目躍如の演奏です。さらに注目されるのは、本アルバムには世界初録音となる編曲作品が2曲収録されていること。いずれもジョンソンの依頼を受けたロバート・キアーが、他ならぬコンスピラーレの演奏のために室内合唱団&オーケストラ用に編曲したものとなります。『恋人たち』では、80人の音楽家達による原曲の巨大なオーケストレーションを15人編成まで凝縮し、弦管打楽器全てのパートがソロという密なアンサンブルが実現されています。カンパニー・オブ・ヴォイシズの洗練された歌声と、ソリスト妙技の光る器楽伴奏隊との絶妙なハーモニーは必聴の美しさです。(キングインターナショナル)

【バーバー】
学生時代の作品である弦楽四重奏曲第1番の第2楽章がのちに編曲された弦楽のためのアダージョ(合唱版はアニュス・デイ)が、映画に使われるなどして日本でも一躍有名になったサミュエル・バーバー[1910-1981]は、20世紀アメリカを代表する作曲家の一人。
 フィラデルフィアのカーティス音楽院で、作曲・ピアノを修め、フリッツ・ライナーに指揮を学んだバーバーは、オペラ歌手の叔母の影響で歌も習得、バリトン歌手としても活躍したという多才な人物。
 ラフマニノフやプロコフィエフの影響を受けていたというバーバーの作風は、時代背景を考えると保守的なもので、クラシックの伝統的な手法に近現代の要素をスパイス的に散りばめ、なにより旋律の意味や美しさを追求するというスタイルが、アメリカのコンサートやオペラの聴衆の支持を得ることとなり、当時の名だたる演奏家たちによる実演の数の多さや、オペラ『ヴァネッサ』のピューリッツァー賞受賞、そして「アダージョ」の大ヒットにもその存在の大きさが示されていました。(HMV)

【収録情報】
バーバー:
1. 十二夜 op.42-1
2. 水の歌で歌う op.42-2
3. 2つの合唱曲 op.8
4. 生まれ変わり op.16(全3曲)
5. ストップウォッチと軍用地図 op.15
6. この輝く夜にきっと op.13-3
7. アニュス・デイ op.11
8. 恋人たち op.43(R.キアー編/室内合唱団&オーケストラ版)
9. 昇天日のための合唱『イースター・コラール』(R.キアー編/室内合唱団&オーケストラ版)
 世界初録音(8,9)

 コンスピラーレ
  カンパニー・オブ・ヴォイシズ
  室内オーケストラ
  クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮)

 録音時期:2011年9月
 録音場所:インディアナ州ゴーシェン大学、サウダー・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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