ラスト・ソウルマン、ボビー・ウーマック！

2012年6月18日 (月)

ラスト・ソウルマン＝ボビー・ウーマック、完全復活！



現在までにソロで26枚のスタジオアルバムとライヴ盤2枚、コンピレーション9枚をリリースしてきた、ソウル界のゴッドファーザーa.k.a.ラスト・ソウルマン＝ボビー・ウーマックが、94年に発表した『Resurrection』以来、18年振りとなる27枚目のスタジオアルバムをリリース！

デーモン・アルバーン（ゴリラズ、ブラー）とリチャード・ラッセル（XLレコーディングスの最高責任者）による共同プロデュース。ゲストに全英1位全米2位を獲得した話題の女性シンガー、ラナ・デル・レイが参加！

昨年12月、XLレコーディングスの最高責任者リチャード・ラッセルがデーモン・アルバーン（ゴリラズ、ブラー）と共にボビーの新作を共同製作していると発表し、世界中に衝撃を与えた。

「彼の声はとても素晴らしく驚嘆しました。（もしあなたが）フランク・オーシャン（オッド・フューチャー）やウィークエンドを愛聴しているなら、絶対にボビーを好きになるはずです。なぜなら彼らはボビーに影響されているのだから」。

★日本盤先行発売、ボーナストラック2曲、歌詞対訳、ライナーノーツ付

 「Dayglo Reflection (feat. Lana Del Rey) 」試聴
 「The Making Of The Bravest Man In The Universe」via YouTube
 「Please Forgive My Heart」試聴

トラックリスト

1. The Bravest Man In The Universe
2. Please Forgive My Heart
3. Deep River
4. Dayglo Reflection
5. Sweet Baby Mine
6. Stupid
7. If There Wasn't Something There
8. Love Is Gonna Lift You Up
9. Nothin' Can Save Ya
10. Jubilee
11. Hold The River Down (ボーナストラック)
12. Central Avenue (ボーナストラック)

バイオグラフィー

1944年オハイオ州クリーブランド生まれ。Womack家5兄弟でWomack Brothersを結成。その後Sam Cookeのサポートを得て、ゴスペルグループからソウル･グループに転身し、Bobby Womack & The Valentinosとして活動。 SamのレーベルSarからデビュー。何枚かシングルを発表、60年代中期にチェスでも録音している。Samの死後、グループは活動中止となり、BobbyはWilson Picketのギタリストとして活躍。そして67年にソロ･デビューを果たし、72年にはゴスペル感覚溢れる「Woman's Gotta Have It」で全米R&Bチャート1位を獲得する。同年発表した映画 『110番街交差点』のサントラも彼の最大のヒット作。 同時にヴォーカリスト、ギタリスト、ソングライター、プロデューサーとして多彩な才能を発揮、高水準のアルバムを連発。

70年代後半のディスコ・ブームで不遇時代を過ごしたが80年代になって心機一転、活動の拠点をウエスト・コーストに移して復活。長いキャリアの中でも代表作と呼ばれるのが「Poet」3部作。 Sam Cooke、Ray Chalres、Aretha Franklinなど数多くのソウル･シンガーのバックでセッションをこなし、若きJimi Hendrixの才能をいち早く見出し、Rolling Stonesとの親交などそのエモーショナルな歌声と卓越したギタープレイはジャンルを超えて評価されている。Sly & The Family Stoneの『暴動』でのギターも彼によるものだ。

近年は若いアーティストが彼の楽曲をカバーしたりサンプリングされるなどヒップホップ/R&B世代への影響も強く、 2010年にはGorillazの『Plastic Beach』の「Stylo」でMos Defと共にDamon Albarnと共演し大きな話題となった。 また2012年2月には超待望の来日公演が実現し、パワフルな歌唱を見せつけたばかり。

主なカタログ

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  『Fly Me To The Moon / My Prescription』(1968年/1969年)

  60年代後期、Minitからリリースした2タイトル。R&B的な骨太R&Bアルバム。

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  『Understanding / Communication』(1972年/1971年)

  ソウルシンガーとしての実力を発揮した『Understanding』、ゴスペル感覚溢れるファンク・チューンのタイトル曲収録『Communication』の傑作2in1。

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  『Across 110th Street』(1972年)

  Bobbyとトロンボーン奏者、J.J.Johnsonによる1972年公開映画『110番交差点』のサントラ盤。熱い主題歌、ファンキーなインスト、そしてイカすジャケの3拍子が揃った傑作。

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  『Facts Of Life / I Don't Know What The World Is Coming To』(1973年/1975年)

  Sam延長線上のソウル色の濃い『Facts Of Life』とメロウでファンキーなサウンドに仕上げた黒さ満点の『I Don't Know〜』。

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  『Lookin' for a Love Again』(1974年)

  彼の作品の中でもソウル・ファンの間で評価の高い1枚。ボビーの持つ70年代南部サウンドを活かした名盤。エヴァーグリーンなタイトル曲、ハートウォーミングな「I Don't Wanna Be Hurt by Ya Love Again」など収録。

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  『Home Is Where The Heart Is / Pieces』(1976年/1977年)

  歌手として円熟し、ルーツに戻ってディープに歌い上げた『Home Is Where the Heart Is』とDavid Ruffin、Candi Staton参加で、Don Davis制作のデトロイト録音のリズムナンバー収録の『Pieces』。

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  『Poet I & II』(1981年/1984年)

  James Gadson (ds)、David T. Walker(g)、Nathan East(b)ら辣腕ミュージシャンをバックにみずみずしい演奏が並ぶ聴きごたえたっぷりの『I』。K-Ci&Jojoがカバーした「If You Think You're Lonely Now」収録。『II』は、Patti Labelleとのド迫力デュエット「Love Has Finally Come At Last」、キング牧師の有名な演説を引用した「American Dream」収録。

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