米津玄師 インタビュー
2012年5月9日 (水)
5/16にデビュー・アルバム『diorama』をリリースする、謎に包まれた21歳のロック・クリエイター、米津玄師(ヨネヅケンシ)。実は彼は、VOCALOIDクリエイターとして総再生回数が2,000万再生を誇る、トップクラスの人気と実力を持つ「ハチ」名義としても活躍されているアーティストなのです。しかし、本名である米津玄師名義で、自ら唄い、全曲書き下ろしで制作された本作は、『ROCKIN'ON JAPAN』や、『MUSICA』など、これまでVOCAROIDカルチャーに興味がなかった、ロックシーンからの反響も大きく広がっています。2012年、邦楽シーンの事件ともいうべき、恐るべき才能を誇る革命的ロック・アーティストの誕生にご注目下さい!
---アルバムリリースおめでとうございます!
うーん、やっと終わったなという感じですね。アルバムの構想は一昨年から考えてました。
---アルバムタイトル「diorama」に込められた意味及びコンセプトは?
箱庭的な「街」の世界観を作りあげたいって気持ちがあったんです。登場人物を考えたり、物語を作ったり、人々が住んでいる場所を想像するのが昔から好きだったんです。もともと、ぼくは他人とコミュニケーションをうまくとれない人間なんです……。よく思うんですけど、いまって人間関係が希薄になっている時代ですよね? 一緒に街や学校で生活していても、そこにあるのは薄いつながりというか……。会話していたって、つながっているのか、つながっていないかわからないみたいな……。そんな世界を「街」をテーマにした作品で表現してみたかったんです。
---音楽活動はもちろん、アートワーク制作まで全てご自身で独りで担当されてますが、ゲストミュージシャンを入れようという発想はなかったんですか?
自分の人間性を鑑みると、一人でやらざるを得なかったというか……。なんていうか、他人と一緒にモノ作りをするとしたら、ちょっとでも自分の意図とちがうと、テンションが下がってしまうんですよ。「やっぱりわかんないんだな……」で、終わっちゃうんです。わかりあおうとすればいいんでしょうけど、めんどくさいというのもあったりして……。だから一人でやらざるを得ないのかなと。自分は絵も描けたし、ひとりで制作活動をやれる環境があったので。
---アルバム『diorama』の聴きどころを教えて下さい。
一番自分の内面世界に近いのが、7曲目の「vivi」だと思います。結局どうやってもわかりあえない。わかりあえたと思っても、すれ違いって必ずあるんですよ。そんな哀しさを描いているのが『vivi』ですね。
---米津さんの音楽は、良い意味でバックグラウンドが見えてこない、突然変異的なものを感じます。はっきりこれがルーツだと呼べるものはあるのでしょうか?
いろんな音楽を聴いてますけど、バンプオブチキンが好きですね。小学校5年生の時にウチにパソコンが来て、インターネットにつながったんですけど、その頃、バンプの曲にフラッシュアニメを付けるのが流行ってたんですよ。今『ニコニコ動画』でやっているようなことの先駆けだったのかもしれませんね。「天体観測」とか「ダンデライオン」とか懐かしいです。ネット上で盛りあがっていたんですよ。
--- VOCALOIDクリエイター「ハチ」名義で成功されていたなか、自身で歌う事になったきっかけは?
VOCALOIDで成功した人って、みんな思うことだと思うんですけど『初音ミクの隠れ蓑にはなりたくない』って気持ちがあるんですよ。初音ミクは見てくれも可愛いし、ポップアイコンとして一流だし、何も意見しないじゃないですか? そういうのってクリエイターとしてすごく楽なんです。でも「裸の王様かもしれない……」って不安から抜け出したかったんです。
---「ハチ」名義と、現在の「米津玄師」名義とでは音楽活動の意識に違いはありますか?
そこは、わりと分けましたね。作っているのは自分なので、大元は一緒なんですけど、もっと突っ込んでいく感じというか。中間インターフェースであるVOCAROIDを取っ払うことによって、自分をさらけ出す感じが強くなってますね。なので、やっぱり別物だと思います。
---全作詞、作曲、編曲、歌唱、演奏、動画、アートワーク、ミックス…、ワーカホリックとも言うべき働きぶりですが、その創作意欲はどこから?
あまり、日常生活と制作にかける時間を明確に分けてはいなくて、本当にそれ以外することない生活なんです。制作しないときは、本を読んで、YouTubeを見て終わりなので……。生活≒創作みたいな感じなんですよ。
---アルバム「diorama」の世界をライヴで再現したりという想定は?
ライブは、今現在はヤル気がないというか。まず、バンドメンバーがいないし……。アルバム『diorama』も、ライブを前提とせずに作った作品なんですね。なので、ツケに廻しているかもしれません。いつかやらなきゃいけないんだろうなとは思ってます。
---HMV ONLINEを見ているユーザーに向けてメッセージをお願いします。
もういまは、完全に出がらしの状態です……。アルバム『diorama』をぜひ、聴いてほしいですね。
---有り難うございました!!!
HMVオリジナル特典:ステッカー
5月16日発売、米津玄師『diorama』をお買い上げ頂いたお客様に先着でHMVオリジナル特典:ステッカーを差し上げます。 ※特典は数に限りがございます。 ※特典は商品と同梱してお届けします。 |
HMV ONLINEオリジナル抽選特典:HMVロゴ入りタンブラー(5名様)
5月16日発売、米津玄師『diorama』をHMV ONLINE/HMV MOBILEにてお買い上げ頂いたお客様の中からで抽選で5名様に「HMVロゴ入りタンブラー」を差し上げます。 ※当選は商品の発送をもってかえさせて頂きます。 ※特典は商品と同梱してお届けします。 ※こちらの抽選特典はHMV店舗では実施しておりません。 |
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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