HMVインタビュー： 80Kidz

JUN： 今回は3枚目ということもあり自分たちの置かれた状況や、音楽のシーンの現状等を特に意識することもなく、肩肘張らずにリラックスして制作することができたと思います。

ALI&： いいアルバムが出来ましたね。とても楽しく制作できた。制作時間もしっかり取れたし。

JUN： 毎回のことですがコンセプトというものを意識して制作してはいないのですが、収録曲を絞り込んでいく作業でアルバムの雰囲気や方向性が決定づけられてゆきます。

ALI&： TURBO TOWNというワードが先にあり、タイトルという事をあらかじめ決めていたので、いい意味で引っ張られていくって感じもありました。

JUN： 『意識しない』ということを意識しました。ある程度冷静に自分の作りたい音楽を作れるようになってきたことが成長と言えるかもしれません。

ALI&： そろそろ楽しんで作ってもいいんじゃないかなって。海外のシーンもジャンル的なボーダーが曖昧になってきているし。

JUN： 最初にお互いが好き勝手デモ曲を作成し、ある程度出来上がった時点で持ち寄りお互いのやりたい事を確認しながら曲を絞り込んでいきます。その後、お互いのデータを交換しながら展開やアレンジを詰めて完成させます。

JUN： もともと知り合いだったりレーベル・メイトだったり何かしら繋がりがあるアーティストに依頼しました。

ALI&： YES GIANTESSは2009年かな？同じ海外フェスに出てて、そこで彼らのライブを見て気に入って、僕らがリリースしてるKSRに紹介してリリースしたって経緯があって、その頃からいつか一緒にやってみたいなと思ってたんでようやく一緒に作れたって感じ。
Whipは日本公演の時、まだ僕らが新人の頃なんですけど、前座をやらせてもらってからの付き合いです。
FRANK MUSIKはLAのKILLPOPというレーベルのオーナーボスと僕らが古くからの友人で、結構前から一緒にやりたいという流れになっていて、じゃあ今回みたいな。
GHOSTAPEはJUN君の親友なんでまた今回もって流れです。

JUN： 僕が好きなのは『Numan』です。要素が少なくシンプルでベースがグルーヴィーな所が気に入ってます

ALI&： 『Apollo 80』かな。 三拍子、所謂カノンなんだけど、とても感情的な生きているような曲になったと思います。すごく引っ張られる感じです。

ALI&： これは二人ともそうだけど、前作をリリースしてから沢山の国内や海外の都市に呼んで頂いて、それぞれの会場に来てくれたファンやスタッフとの思い出や空気や現場での経験が無意識に作用されていると思います。『この曲のデモはあの都市から帰ってから作ったなー』とか、あったりするし。

JUN： 純粋に音楽が好きで、DJやライブもやるという生活スタイルの中で新しい音楽への興味は尽きませんし、必然的に制作への意欲が維持できるように思います。

ALI&： 単純に自分達のメッセージというか、存在意義だったりそういったものを表現する為にはやはり作品をリリースする事が凄く大事に思っているんだと思います。

JUN： 僕たちの楽曲をリミックスしてもらったものをコンパイルしたリミキシーズをリリースしたいです。

JUN： 80KIDZの曲を聴いて少しでも興味を持っていただいた方は是非ライブやクラブイベントにも足を運んでいただき現場で感じてほしいと思います。

ALI&： 『Turbo Town』 是非聴いてください。