SWV15年ぶりアルバム！

2012年4月25日 (水)

Sisters With Voices、復活！

Coko、Taj、Leleeの3人から成る90年代を代表する女性ヴォーカル・グループ、SWVの1997年の『Release Some Tension』以来、実に15年ぶり（！）となる4thアルバム。リリースは、2011年に契約したMass Appeal Ent/E1から。

アルバムを出していない間もSWVでツアー（日本を含む）を精力的に行なっており、その素晴らしすぎるハーモニーとメインのCokoの見事な高音ヴォイスとヴォーカルコントロールは健在。

また、 クリス・ブラウンの『F.A.M.E.』収録されているマイケルへのオマージュ曲「She Ain't You」は、「Human Nature」ネタで有名なSWVの「Right Here/Human Nature」（Remix)を使ったもので、その後、SWV自身が「She Ain't You」のオフィシャル・リミックスを作っちゃうというバズもあり、ニューアルバムに向けての話題作りも完璧。

ニューアルバム『I Miss Us』のプロデューサーにはヒットメイカーのブライアン・マイケル・コックス、アイヴァン＆カルヴィンらが参加。また、ビヨンセやモニカ、ジャズミン・サリヴァン等を手がけているケイノン・ラム（Cainon Lamb)がプロデュースしたリード・シングル「Co-Sign」は、往年のR&Bファンの間で大評判！ラストのパティ・ラベルの名曲の絶品カバーには思わず涙です。

トラックリスト

01. Co-Sign
02. Show Off
03. I Missed Us
04. All About You
05. Best Years
06. Keep You Home
07. Everything I love
08. Better Than I
09. Do You
10. Use Me
11. Time To Go
12. Co-Sign remix
13. If Only You Knew

SWV作品

『It's About Time』（1993年）

記念すべきデビューアルバム。ヒップホップのフレイヴァを見事に取り入れた当時のR&Bスタイルの完成型とも言うべき作品。マイケル「Human Nature」使いの「Right Here」（Remix）や、女心を切実に歌うバラード「Weak」等、どの曲も彼女達の瑞々しい魅力で溢れており、決して色褪せることはない。
『New Beginning 』（1996年）

少ないオリジナル作品の中でも最高傑作と呼び声高い、誰もが何度も聴いたセカンド。数多くのリミックスを生んだ最大のヒット曲「You're the One」、若きNeptunesが手がけた「Use Your Heart」、夢見心地な「You Are My Love」、ロウなビートがたまらなくかっこいい「When This Feeling」等収録。
『Release Some Tension』（1997年）

オリジナル・アルバムは3rdを最後に長い沈黙に入ることとなる。Missy ElliottやTimbaland、Lil Kim、E-40、Snoop Dogg、Sean Puffy Combsら豪華ゲストが参加し、より大人の魅力を放った文句無しの傑作。