訃報: ラルフ・マクドナルド

2011年12月19日 (月)

パーカッション奏者ラルフ・マクドナルドが12月18日肺癌のためNYの病院にて逝去しました。享年67歳。謹んでお悔やみ申し上げます。



パーカッション奏者として数多のアルバムに参加、そしてあの名曲「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」の作者でもあるラルフ・マクドナルドが肺癌の為、2011年12月18日、ニューヨークの病院にて息を引き取りました。享年67歳。

ラルフ・マクドナルドは1944年3月15日、ニューヨーク・ハーレムで出生。17歳でハリー・ベラフォンテのバンドに参加。ロバータ・フラック & ダニー・ハサウェイの「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」のソングライティングを手がけるほか、ビル・ウィザースの歌唱によるグローヴァー・ワシントンJrの代表曲「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」など、ポップ・メイカーとしてのコンポーザーの活躍も彼が残した大きな足跡と言えます。

彼が参加した録音は幾百に及び、ジョージ・ベンソン、デヴィッド・ボウイ、アレサ・フランクリン、アート・ガーファンクル、ビリー・ジョエル、クインシー・ジョーンズ、キャロル・キング、ポール・サイモン、デヴィッド・サンボーン、ジェームス・テイラー、ルーサー・ヴァンドロス、エイミー・ワインハウスと多岐に渡り、世界中の誰もが彼のパーカッション・プレイを必ず一度は耳にしていると思われます。

日本公演も数多く、渡辺貞夫など日本アーチスト作品などでも関わり合いが深く、海外のパーカッション奏者としては常にトップ・ランクでの人気を博していました。

自身のアルバムも1976年の『Sound of a Drum』を皮切りに多数リリース。パーカッション奏者、ソングライター、プロデューサーとして自他共に多くの優れた仕事を遺しました。盟友グローヴァー・ワシントンJr、リチャード・ティーらと天国でのセッションを楽しんでいる事でしょう。心からご冥福をお祈りいたします。

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