【インタビュー】DJ保坂壮彦

ROCK NEXT STANDARD

2011年12月9日 (金)

interview

「ROCK IN JAPAN」「COUNTDOWN JAPAN」 等でレジデンスDJを勤めるDJ 保坂壮彦の初の ミックスCDが発売決定! 日本を代表するロックDJの一人でもある保坂氏に いろいろ聞いてみました!



-- まず最初にHMV ONLINEに初登場ということで、簡単に自己紹介をお願いします。

DJ 保坂壮彦(以下保坂)  音楽が大好きで、いつのまにかDJとかライターとかいうものをやっています。音楽を愛し続け、あらゆる音楽の架け橋となるべく、“死ぬまで青春!”な、大人というものになりきれない、立派な成年です

-- 今回のミックスアルバム、一番気を使ったというところはどんなところでしょう?

保坂  この作品で全てが帰結するようなものにしたくなかったというのがあります。この作品を通じて様々な音楽に触れてもらえるようにしたかった。僕が考える、DJというものは、音楽の架け橋的存在だと思っていますので、収録楽曲本来がもつ魅力をできる限り損なうことなく収録し、それを聴いてくれるリスナーの感情を揺さぶるような作品にしました

-- 今回のミックスアルバムでセレクトした大きな基準というのはありますか?

保坂  そうですね。タイトルの「ALL IS LOVE IS ALL」はセレクトにおける重要なキーワードなのですが、あえてトータルコンセプト的な、起承転結がアルバム1枚で完結するような手法は敢えしなかったところですね。普通に1曲目から聴いてもらってもいいし、どこから聴いてもらってもいいように、創りました

-- 数々のビッグフェスでDJをされていますが、一番思い出に残っていることを聞かせてください。

保坂  初出演した『ROCK IN JAPAN FES.2001』ですね。まだちっちゃなテントだったんですが、今まで数十人のハコでしかDJをしたことがないのに、いきなり、数万人が集まる会場でDJをやることになったんですが、あの時の緊張は未だに忘れないし、その緊張を引きずっているのか、未だにDJをやる前は、場所がどこであれ緊張します

-- 保坂さんの初めての音楽体験を教えてください。

保坂  音楽をちゃんと意識して体験したのは、GODIEGOの『ガンダーラ』ですかね。当時、小学生の担任がGODIEGO好きで、教室の壁に『ガンダーラ』の歌詞を貼り付けて、毎日、帰りの歌の時間に無理矢理歌っていました(笑) 後は、姉の影響で、Y.M.Oを聴きました。後、モンキーズのTV番組を観て衝撃を受けて、それが初めての洋楽体験です

-- そもそもDJを志すきっかけとなったものはなんでしょうか?

保坂  僕は、クラブに足を運んで、“DJをやってみよう!”というきっかけで始めたわけではないので、自分のお気に入りの曲をセレクトして繋いで、友人に渡して、“いいね!”と言ってもらえることに喜びを感じていた人間で。その後、CDJに出会って、これが人生を変えるほどの衝撃的な出会いで。そこから“部屋から外に出て行って、DJみたいなことをやってみようか?”というようになったんです。なので、“志”を抱いてというよりも、いつの間にか、ですね。

-- お客さんと、ミュージシャンの間という、現場に近い立場である保坂さんから見て日本のロックシーンの現状はどのように映りますか?

保坂  DJという観点から言うと、当たり前のように僕の目の前にいるオーディエンスは、基本的に踊りに来ているわけですが、それに呼応するように踊れるロックミュージックを主体として僕はセレクトするわけですが、“ロックで踊る”という磁場、イベントなどが、様々な形でロックシーンで確立された感は数年前からとても強く感じています。それに伴って、“踊れるロック”を鳴らすアーティストがここ数年沢山デビューして来ているのかなと。それは、ロックフェスが全国規模で浸透していった根底の一因としても少なからず影響はあるのかもとも思っています

-- DJ保坂という視点以外で見ると、日本のロックシーンの現状はまた違ったように映るのでしょうか?

保坂  そうですね。ロックは、ただ踊るだけのものじゃないですから。そう考えると、純然たるロックバンドというのが少なくなっている気がします。オーディエンスに向けて激しく挑むロックだけではなく、しっかりとしたメロディも兼ね備えて、心に染み渡るバラッドを奏でて訴えかけることが出来るロックバンドももっと世に出てきてもよいのだろうと感じます。あと、ロックっていっても、なんでもありなんですよ。ロックはもともと雑食性ありきの音楽なので、00年代になって、なんとなく蔓延ってしまっているJ-ROCK的手法で挑むロックではなく、もっと幅広い音楽を表現出来るロックが日本にも沢山産まれて欲しいと思います

-- それでは最後にHMV ONLINEをごらんの皆様に一言お願いします!

保坂  コンピレーションCDって、収録アーティストや、収録楽曲を見て、それでどんな内容かというのを想像レベルで考えて、それで済ませてしまう方が多いかと思いますが、想像止まりで終わらせずに、一度聴いてもらいたいというのが心の底から溢れ出す、本音です。昨今、様々なJ-POPミックスやJ-ROCKミックスが乱立している時だからこそ、それらとの違いを体感して貰いたいのが、本音です。少しでも興味を持って貰えれば、それだけで感謝です



新譜 DJ 保坂壮彦 『ALL IS LOVE IS ALL』
「ROCK IN JAPAN」「COUNTDOWN JAPAN」等のレジデンスDJをはじめ、多くの大型フェスでDJ出演する傍ら、音楽誌「MUSICA」ではフリーライターとしての側面も持つ、DJ 保坂壮彦のオフィシャルプロダクト!自身主催イベント「soultoday」の10周年記念を兼ねた初の邦楽ロックMIXCDコンピレーションが遂に登場!!


    new release


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      DJ 保坂壮彦
    『ALL IS LOVE IS ALL』

    2011年12月14日発売

    音楽を心から愛する一人の人間、DJ保坂壮彦 として、尊敬すべきアーティストの魂と愛が込められた音楽を、 心から音楽を愛するリスナーに向けて、一人でも多くの人に伝え続ける架け橋となるべく今まで活動を続けてきました。 その集大成が『ALL IS LOVE IS ALL』です。この作品で、素晴らしき音楽とあなたが出会い、 「愛」という感情が心から溢れ出しますように…。(DJ 保坂壮彦)


    [CD収録楽曲]

    01. キャノンボール / 中村一義
    02. MUSIC BY. / Riddim Saunter
    03. 虹 / 斉藤和義
    04. JUST BE COOL / THE BAWDIES
    05. やっぱ音楽は素晴らしい feat. RHYMESTER / SCOOBIE DO
    06. I Hate DISCOOOOOOO!!! / the telephones
    07. 半径30cmの中を知らない / アルカラ
    08. VIBES BY VIBES / 10-FEET
    09. 観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは / The Mirraz
    10. これはもう青春じゃないか / THEラブ人間
    11. YOU&I / 竹内電気
    12. It's so GOOD / アシガルユース
    13. 光のたてがみ(Album ver.)/ SEBASTIAN X
    14. Kill your idol / KING BROTHERS
    15. FOOL GROOVE / YOUR SONG IS GOOD × BEAT CRUSADERS
    16. For divers area / Dragon Ash
    17. 風吹けば恋 / チャットモンチー
    18. ジェットにんぢん 2010 / GO!GO!7188
    19. ミンガスファンクラブ / SOIL & "PIMP" SESSIONS
    20. オトナノススメ / 怒髪天
    21. アフターダーク / ASIAN KUNG-FU GENERATION
    22. 青い空 / くるり
    23. orange sunshine distortion / The Flickers
    24. Electric Surfin' Go Go / POLYSICS
    25. Delight Slight Lightspeed / avengers in sci-fi
    26. 回想する / 木箱
    27. STROBOLIGHTS / スーパーカー
    28. アルクアラウンド / サカナクション

    特典決定!

    「ALL IS LOVE IS ALL」HMVオリジナルステッカー」&抽選特典 DJ 保坂壮彦オリジナルTシャツ(3名様)
    ※特典の有無は商品詳細ページをご確認ください。
profile



保坂壮彦(ホサカタケヒコ)

1971年埼玉生まれ。学生時代からドラマーとしてアマチュアバンド活動を開始。1994年頃から宅録でDJを始める。
1999年から都内ライブハウスなどで本格的なDJ活動をスタート。2001年、自らのオーガナイズによるDJイベント「soultoday」を埼玉を拠点として立ち上げ、新宿マーズに拠点を移してから、毎月開催を行なう。
「TUK TUK CAFE」のレギュラーDJとしても活動し、ロッキング・オン企画制作の「ROCK IN JAPAN FES. 2001」にDJとして出演。以降、「ROCK IN JAPAN FES. 2002〜 2010」での「DJ BOOTH」のレジデントDJとして全日出演を続け、2011年8月5 日「ROCK IN JAPAN FES. 2011」にも出演。また年末の「COUNTDOWN JAPAN 03/04〜 10/11」においても、「DJ BOOTH」のレジデントDJとして出演。DJとしては、類い稀なるビート感を駆使して、選曲した楽曲に込められたメッセージ性やクオリティを損なうこと無く、心や魂にまで響かせるプレイをもとに、フロアに歓喜の渦を巻き起こすテクニックで、様々なリスナーやオーディエンスに人気を博し続けている。
他にも、2004年から、オフィシャルサイト「ALL IS LOVE IS ALL」を立ち上げて、音楽ライターとしての活動も行なう。
主な活動として、音楽専門誌「MUSICA」創刊号(2007年3月)から現在に至るまで、ディスクレヴューの執筆を続ける。










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