エイミー・ワインハウス未発表曲集

世界はひとりの天才を失った....

2011年7月、過剰なアルコール摂取による事故死で享年27歳でこの世を去った21世紀最高のシンガー/シンガー・ソングライター、エイミー・ワインハウスのサード・アルバムが遂に決定。

『Lioness: Hidden Treasures』は、既に ニュースで報じられているように、デビューアルバム『Frank』と、彼女の知名度を世界クラスに押し上げた『Back To Black』の2枚のアルバムの合間と、その後に制作されたもので、 長年、彼女の音楽面のパートナーであり、友人でもあったマーク・ロンソンとサラーム・レミにより完成。

収録曲の中には、サード・アルバムとして制作していた楽曲や、ザ・シュレルズの「Will You Still Love Me Tommorrow」やダニー・ハサウェイによるカヴァーで有名な「A Song For You」、 「イパネマの娘」といったカヴァー、さらに既発曲の別バージョンなど収録されます。さらに先日、大ヒットを記録したトニー・ベネットのデュエット・アルバムに収められた「Body & Soul」も加えられております。

このアルバムを通じて、改めてエイミーの類まれな才能を実感すると共に、若すぎる死を惜しむ声が再びあがることでしょう。

  
『Lioness: Hidden Treasures』が最新全英チャートで初登場1位を獲得したことがわかりました（12月17日付） ！

　「Our Day Will Come」PV

楽曲解説

“Our Day Will Come(Reggae Version)”
60年代のドゥ・ワップ・ソングの名曲をレゲエ調にリワークし たもの。サラーム・レミ プロデュース、2002年5月収録。※今作のリード・トラック。

“'Between The Cheats”
-2008年5月にロンドンで録音されたエイミーの新曲。サラーム・レミのプロデュ ースで、エイミーのサード・アルバムに収録される予定だった楽曲。

“Tears Dry”
当初バラードとしてエイミーのよって制作された楽曲で、このオリジナル・ヴァージョ ンはマイアミで2005年11月にサラームと共に録音。その後、アップテンポなヴァージョンが『バック・トゥ・ブラ ック』に収録（曲名はティアーズ・ドライ・オン・ゼア・オウン）。

“Wake Up Alone”
『バック・トゥ・ブラック』のセッションにおいて最初に録音された楽曲。収録は、 2006年3月にポール・オダフィーによって録音されたデモ。

“Will You Still Love Me Tomorrow”
キャロル・キングによって書かれたザ・シュレルズの名曲 をエイミーによる美しい解釈で歌った曲。マーク・ロンソンによるプロデュースで、ザ・ダップ・キングスをフィー チャーしており、『バック・トゥ・ブラック』のマーク・ロンソンのトラックのストリングスを手がけたクリス・エリオッ トがストリングス・アレンジメントを手がける。2004年9月に収録。

“Valerie”
エイミーのジュークボックスのお気に入り楽曲。『バック・トゥ・ブラック』のポストシングルとし てマーク・ロンソンがプロデュースしたオリジナルのスロー・テンポのヴァージョンを収録。2006年12月録音。

“Like Smoke” フィーチャリング NAS
『バック・トゥ・ブラック』収録の「ミー＆ミスター・ジョーンズ」は ニューヨークのラッパー NASにインスパイアされたものであり、その後、エイミーとNASは友達になった。“ライ ク・スモーク”はエイミーが彼女の愛するアーティストと共に歌った最後の曲である。サラーム・レミによるプロ デュースで、2008年5月に録音。

“The Girl From Ipanema　イパネマの娘”
18歳のエイミーがサラームとのレコーディングで初めてマイアミを訪れた際に歌った最 初の曲。サラームは、「このボサノバの名曲の彼女流の解釈は僕に、彼女の持つ素晴らしい才能を自分がど のようにプロデュースすればいいか気づかせた。彼女の曲へのアプローチは非常に若々しく、新鮮味に満ち ていて、僕らのそれ以降のセッションに大きなインスピレーションを与えたんだ」と語る。2002年5月に収録。.

“Halftime”
エイミーは、ザ・ルーツのアミール‘クエストラヴ’トンプソンと共に楽曲を制作する話をし ていた。「ハーフタイム」はエイミーとサラームがフランクのセッション以降、手がけ続けていた楽曲。結果とし てとても美しい楽曲となった。2002年8月録音。

“Best Friends”
『フランク』の時代に、ライヴのオープニングとして歌われた曲。サラーム・レミのプロ デュース。恐らくエイミーのファンがライヴで初めて聴いた曲。2003年2月録音。

“Body & Soul” with トニー・ベネット
2011年3月にロンドン、アビー・ロード・スタジオで彼女のヒ ーロー トニー・ベネットと共に録音された30年代のジャズ・スタンダードのカヴァー。 フィル・ラモーンのプロ デュース。エイミーの最後のスタジオ・レコーディング。

“A Song For You”
レオン・ラッセルの名曲で、ダニー・ハサウェイのカヴァーにより有名になった 楽曲の胸が張り裂けるほど感情的なヴァージョン。ハサウェイはエイミーの大好きなアーティストであり、この 楽曲は2009年春、彼女が彼女の中の悪魔と戦っている最中に、自宅で、彼女のギターと彼女自身のみでワ ンテイクで録音された。サラーム・レミによるプロデュース。

※プレスリリースより