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ワルター/モーツァルト6枚組

2012年8月4日 (土)

SONY CLASSICAL MASTERS BOX SET
ブルーノ・ワルター/モーツァルト・ボックス(6CD)
後期6大交響曲集、序曲集、アイネ・クライネ、葬送音楽、Vn協(ステレオ)
レクィエム、交響曲25・28・29番、ドイツ舞曲、メヌエット
ワルター&コロンビア交響楽団、ニューヨーク・フィル


伝統的な手法によるモーツァルト解釈の第一人者として、20世紀初頭からなかばにかけてのヨーロッパなどで高く評価されてきたブルーノ・ワルターの演奏は、豊かな情感にあふれたロマンティックな美しさを志向したスタイル。近年のピリオド・アプローチとは正反対の内容ですが、半世紀ものあいだヨーロッパの聴衆を魅了し続けてきたという事実は、演奏史に深く刻まれるものですし、時代を画した演奏にはやはり相応の重みが備わっているものと思われます。
 当セットには、ワルター晩年の代表作として長年親しまれてきたステレオ録音による後期6大交響曲集はじめ、モノラル期のドラマティックな演奏も収めた多彩な内容となっています。

【ステレオ録音】
ワルターの為にロサンジェルス・フィルのメンバーや映画スタジオの音楽家などを中心に構成されオーケストラである「コロンビア交響楽団」を指揮した一連の晩年のステレオ録音は、大きなスケールと濃やかな情感の同居しているところに特徴があり、べートーヴェンやブラームス、ブルックナー、マーラーなどでも見事な演奏を聴かせていました。
 モーツァルトでもそうした傾向は同様で、後期6大交響曲では、力強く分厚いサウンドで奏でられる美しい演奏を楽しむことができますし、ワルター最後の録音となった1961年の序曲集では堂々たるサウンドを、1958年の『アイネ・クライネ』、フランチェスカッティとのヴァイオリン協奏曲ではゆったりした美しさを、同じく1958年の『葬送音楽』では気高く深い感動を味わうことができます。

【モノラル録音】
組み合わせのモノラル録音は1954年と1956年にニューヨークでセッション・レコーディングされたもので、公的な演奏活動から引退する前ということで、力感と艶やかな表情、うねりを兼ね備えたみごとな演奏内容となっています。音質もモノラルとしては上々な部類に属しまず。ちなみにここで交響曲と舞曲を演奏している「コロンビア交響楽団」は、ニューヨークの団体で、ニューヨーク・フィル、メトロポリタン歌劇場管、NBC交響楽団の楽員から構成されたレコーディング用のオーケストラです。晩年のワルターのステレオ録音に多く使われたコロンビア交響楽団はロサンジェルスの団体なので、名前は同じでも実態は異なっています。
 なお、このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。(HMV)

【収録情報】
CD1
モーツァルト:
・交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』(録音:1959年1月 ステレオ)
・交響曲第36番ハ長調K.425『リンツ』(録音:1960年2月 ステレオ)
・歌劇『劇場支配人』序曲K.486(録音:1961年3月 ステレオ)
・歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』序曲K.588(録音:1961年3月 ステレオ)
・歌劇『フィガロの結婚』序曲K.492(録音:1961年3月 ステレオ)
・歌劇『魔笛』序曲K.620(録音:1961年3月 ステレオ)

 コロンビア交響楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

CD2
・交響曲第38番ニ長調K.504『プラハ』(録音:1959年12月 ステレオ)
・交響曲第39番変ホ長調K.543(録音:1960年2月 ステレオ)
・セレナード第13番ト長調K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』(録音:1958年12月 ステレオ)

 コロンビア交響楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

CD3
・交響曲第40番ト短調K.550(録音:1959年1月 ステレオ)
・交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』(録音:1960年2月 ステレオ)
・フリーメーソンのための葬送音楽ハ短調K.477(録音:1958年12月 ステレオ)

 コロンビア交響楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

CD4
・レクィエム ニ短調K.626(録音:1956年3月 モノラル)

 イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
 ジェニー・トゥーレル(アルト)
 レオポルド・シモノー(テノール)
 ウィリアム・ウォーフィールド(バス)
 ウェストミンスター合唱団
 ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

CD5
・ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216(録音:1958年12月 ステレオ)
・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218(録音:1958年12月 ステレオ)

 ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
 コロンビア交響楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

・6つのメヌエットK.599より第5番ヘ長調(録音:1954年12月 モノラル)
・12のメヌエットK.568より第12番ハ長調(録音:1954年12月 モノラル)
・3つのドイツ舞曲K.605(録音:1954年12月 モノラル)

 コロンビア交響楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)

CD6
・交響曲第25番ト短調K.183(録音:1954年12月 モノラル)
・交響曲第28番ハ長調K.200(録音:1954年12月 モノラル)
・交響曲第29番イ長調K.201(録音:1954年12月 モノラル)

 コロンビア交響楽団
 ブルーノ・ワルター(指揮)
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