【対談】川本真琴!(前編1)

2011年6月24日 (金)

interview

昨年9年ぶりとなるアルバムを発表した川本真琴が、今度は早くも新作をリリース!というわけで前回に引き続き今度もインタビューを敢行!今回は「カレーライス」で共演した住所不定無職からユリナ嬢、スカートの澤部氏も招いて和気藹々と対談!いや〜本当に楽しかったです!他ではなかなか見られないゆるい雰囲気を感じてみてください!



-- 今日はよろしくおねがいします。

川本真琴(以下川本)・ユリナ・澤部渡(以下澤部)  よろしくおねがいしまーす。

-- 今回の新作は共演作が多いですが、他の人とやろうと思ったきっかけってありますか?

川本  うーん。なんかその頃に割と出合った感じ。住所不定無職とは曲作ってた時にライヴハウスで出合って。

ユリナ  SPOTTEDのイベント(スポポリリズムVOL.11/音楽の世界へようこそ)で直接渡して、初めてでクルクルしながら喋ったら話聞いてくれて。

-- 川本さんは知ってましたか?

川本  その日にユリナちゃんからCD貰って、そんで聴いて、その流れです。

-- ユリナさんは元々川本さんのファンだったんですか?

ユリナ  もう、そうです。みんな好きですよね?

-- ここに居る人はみんなそうですね。ファンの集まりですよね。

川本  ファンの集まり(笑)。

ユリナ  ファンの集いですよ。

川本  え、そうなんだ(笑)。

-- 好きな曲ってなんでしたか?

ユリナ  うち、<ピカピカ>と<タイムマシーン>です。小学校の遠足の時にバスでカラオケが回ってきて、その時に<桜>歌ったら、「上手上手!」ってなって、凄いもてはやされました、うふふふ。

川本  それを歌いこなしてるのを見たかった(笑)。

ユリナ  うふふふ。

川本  すっごいきっと上手かったんじゃないの(笑)。

ユリナ  すっごい歌い上げちゃって。嫌な小学生。嫌味な小学生ですよ、うふふふ。

-- そのCD聴いて、ライヴでカバーされたんですか?

川本  それはもう大分レコーディング一緒にするくらいの関係になってから。

-- CD渡した後に川本さんから一緒にレコーディングしようって誘われたんですか?

ユリナ  そうなんですよ。ワー、やりたいやりたい!ってなって。それで。レコーディングの前に一回練習に入ったんですよ。その時に澤部さんに初めて会って。澤部さんがすごくサックス下手くそだったんですよ。

川本  ハハハハハー。

澤部  昆虫キッズを手伝ってて、そのバンドのレコーディングの為にサックス始めて、ライヴでくらいしか吹かなかったんですけど、ある時急にレーベルの方から電話かかってきて、「サックスをやれ」と。それもリハーサルから日が無い時で。

ユリナ  そうそうそう(笑)。

澤部  殆ど吹けないのに、どういうことだよって(笑)。

ユリナ  澤部さんは殆どの楽器がめちゃくちゃ上手みたいなんですよ。

川本  そうだそうだ。なんだっけ?胡弓?あれ、なにやってんでしたっけ?

澤部  チェロですかね。

川本  よりにもよってサックスなんだ。

澤部  何故僕?って。

K (発売元担当者K氏)  川本さんからで。

川本  ちがーう。Kさんが、サックスなら良い子居るよ、って。私は福井に居て田舎の子なんで、Kさんお勧めならサックス・プレイヤーなら頼もうって。

ユリナ  なんでそこで澤部さんに?

澤部  Kさんに言われたのは、「川本真琴さんと住所不定無職が一緒に演って、例えばバリバリのジャズや上手いスタジオ・ミュージシャンじゃ成立しないだろ」って無理やり説き伏せられて。

川本  そうなんだー。

ユリナ  後々考えたっぽい。

澤部  絶対後付なんですよ(笑)。

K  あの時は立花ハジメっぽくって言ったんだ。巧いよねー。

川本  うんうん。

澤部  後付が巧いんですよ。

ユリナ  力技で持っていく。

川本  アハハー。

ユリナ  川本さんが録ってくれた原曲は貰ってて、スタジオ入って、みんなで合わせて、こっちの方がいいね〜、なんていいながら。

澤部  合わせてみてからキー上げてみようかとかそういう感じでやってました。

-- バンドっぽい感じで録ったんですね。

川本  リハーサル通して、バンドっぽい感じで。

-- 澤部さんも川本さん聴いてましたか?

澤部  僕はこんな見かけなんですけど23歳で、小学生の頃に<愛の才能>とかテープにダビングして聴いてました。衝撃でした。

(Kさんにサンプルのスリーブケース渡されて)
川本  凄いツルツルだね。このツルツル感さ、あまり無いくらいツルツルしてますね。すごーい。イイと思います。

K  イイよね。

川本  最近無い感じのツルツル感。なんだろう、なんかであるなぁ、このツルツル感。これなんだろう。なんかであるな〜。

ユリナ  (ジャケ写見て)これどこですか?

川本  これ福井ですね。

ユリナ  福井なんだー。

-- 普段行かれる場所なんですか?

川本  結構この辺車で通る。

-- 河原ですかね?

川本  うん。大体川とかそういんのしか無いんで(笑)。

ユリナ  『音楽の世界へようこそ』も福井ですか?

川本  うんそう。あれはうちのおじいちゃん家で。

ユリナ  ウーオー、そうなんですか。<アイラブユー>のPVも?

川本  PVも全部その辺で。

ユリナ  福井良いですね。

川本  大体川とかしかないんでそうなってしまうんですよね(笑)。本当は赤坂サカスが良かったんですけども。

一同  (笑)



新譜 川本真琴 feat.TIGER FAKE FUR 『フェアリーチューンズ』
今作、CD+DVDという形態の作品集「フェアリーチューンズ」は、「音楽の世界へようこそ」で再出発を切った彼女の、今後の活動を示唆するユニークなプロダクトである。現在話題沸騰の「住所不定無職」とのセッションや佐内正史との映像での共演、母校である福井県の小学校で子どもたちとふれあう姿や、「神聖かまってちゃん」イベント時でのパフォーマンスなどファンには嬉しい内容が凝縮されている。

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      川本真琴 feat.TIGER FAKE FUR
    『フェアリーチューンズ』

    2011年06月22日発売

    [収録曲-CD-]
    01. tune
    02. バイバイカレーライス
    03. 踊り子ルイーズ
    04. 息抜きしようよ

    [-DVD-]
    01. 短編part1(監督:川本真琴)
    02. tune PV(撮影、監督:佐内正史)
    03. tune live at SHIBUYA-AX(2010年9月 / 撮影・編集:竹内道宏)
    04. ふれあい学級 at 福井・麻生津小学校(2011年2月 / 撮影・編集:森井優)
    05. アイラブユー PV(撮影・監督:松江哲明)
    06. アイラブユーって聴こえる 福井(2010年1月 / 撮影・編集:松江哲明)
    07. 息抜きしようよ live at 四谷天窓comfort(2011年1月)
    08. 息抜きしようよ PV(撮影、監督:佐内正史)
    09. 短編part2(監督:川本真琴)


    HMV ONLINE オリジナル特典決定!

    ポストカード2枚セット ( 本人直筆イラスト+徐美姫撮影による写真)
    特典の有無は必ず商品詳細ページをご確認ください



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川本真琴

2010年2月およそ9年ぶりとなるサードアルバム「音楽の世界へようこそ」発表し、インディーズ作品では異例のYahoo!Japanのトップトピックスで取り上げられるなど、大きな話題となった川本真琴。収録楽曲「アイラヴユー」のビデオクリップはYOUTUBEで48時間以内に20万回以上の再生を記録した。 生活の中から生まれた題材を鮮やかな審美眼で描き、メジャー、インディー、国内外、様々なミュージシャンで自然体に奏でられた作品群は、静かなる感動をもってシーンに受け止められ、現在もロングセラー中である。 同年9月ファンケル「カロリミット」CMソング「いっぱい食べる君が好き」(映像:佐内正史)を曽我部恵一とともに歌唱。問い合わせが殺到し、CM業界としても久々の「コマソン」ヒットとなり、現在もオンエア中である。 また「神聖かまってちゃん」からのラヴコールに答え、彼ら主催のSHIBUYA AXでのイベントに久々のバンドを組んでの参加、唯一無二の強烈な存在感を残した。







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