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2011年5月31日 (火)

無人島

無人島 〜俺の10枚〜 【中村まり 編】

音楽好きには、超定番の企画“無人島 〜俺の10枚〜” !!なんとも潔いタイトルで、内容もそのまんま、無人島に持って行きたいCDを10枚チョイスしてもらい、それぞれの作品に込められた思い入れを思いっきり語ってもらいます!ミュージシャンとしてルーツとなるもの、人生を変えた一枚、甘い記憶がよみがえる一枚、チョイスの理由にはそれぞれのアーティストごとに千差万別です!第71回目のお客様は中村まり さん!

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中村まり

中村まり アメリカン・フォークやシンガーソングライター、カントリー・ブルース、ブルーグラス、オールドタイム・ミュージックなどのアメリカン・ルーツ・ミュージックに影響を受けたサウンドで、英詞のオリジナル曲をアコースティック・ギターにのせて歌う。
2002年、完全自主制作のアルバム『Traveler And Stranger』を発表。
2005年2月にMULE RECORDSより1stアルバム『Seeds To Grow』をリリース。
同年、フジロックフェスティヴァルのジプシーアヴァロンに出演。
2006年ハイドパークミュージックフェスティヴァルに出演。
2009年6月、MULE RECORDSより2ndアルバム『Beneath the Buttermilk Sky』をリリース。
同年、フジロックフェスティヴァルのフィールド・オブ・ヘヴンに出演。
2011年6月1日、MIDIよりLonesome Strings & Mari Nakamura名義でアルバム『Folklore Session』をリリース。
 オフィシャルサイト
 MySpace

中村まり
『Folklore Session』 / Lonesome Strings and Mari Nakamura
2011年06月01日発売

アメリカン・ルーツ・ミュージックを芯から吸収し独自の解釈で歌うシンガーソングライター、中村まり。今度のアルバムはピーターバラカン氏も絶賛する"桜井芳樹""田村玄一""松永孝義""原さとし"という超個性的なプレイヤー4人によるストリングアンサンブル"ロンサムストリングス"とのコラボレーションアルバム。双方の魅力が見事にマッチし、豊かで温かなグッドタイムミュージックが鳴り響きます。北米フォークソングのカバーを中心に19曲も収録!!!オフィシャルサイトにはジェフ・マルダーら多くのミュージシャンからの絶賛コメントが届いているので是非ご一読を!



中村まり が選んだ10枚!

    01.Elizabeth Cotten / 『Folksongs and Instrumentals with Guitar』

とても好きな一枚。無人島でこの素っ気無い歌声を聞いたら、緊張していた肩の力が抜けそうです。ボーカル・スタイルとは反対に、カラフルでとても流暢で豊富なメロディセンスが詰まった温かいギターの音色にも、ただ心奪われます。バンジョーも聴き所です。

 

    02.Paul McCartney / 『Wingspan』

大好きなアルバム『Ram』と迷いましたが、何かあったときに困るといけないのでベスト盤を。自分のライヴでもカバーしている曲がたくさん入っています。1曲目の「Listen to What the Man Said」の軽快なメロディで朝の洗濯を始めるのもよし。
 

    03.Elizabeth Mitchell / 『Sunny Day』

最近知って以来、よく聴いているアルバムです。子供たちと一緒に歌っているのどかなトラックが大半を占めているのですが、どうしてどうして、そのアレンジには実に多様な大人なしかけがあり、わが子への愛情から溢れるウィットやユーモアのような余裕も見え隠れして、ニヤッとしてしまいます。聴いていて飽きない奥深さにどんどん引き込まれます。ハンモックにゆられて昼寝をしながら聴きたい一枚です。
 

    04.Mike, Peggy, Barbara & Penny Seeger with their children / 『Animal Folk Songs For Children』

動物をモチーフにしたフォーク・ソングを集めた、表向きは子供向けの2枚組58曲入りアルバム。先ほどのElizabeth Mitchellもきっとこのアルバムを聴いているのではと思いつつ、Mister Rabbitという曲を聴き比べるのも楽しい。素朴で控えめなアレンジながら、jaw harpやdulcimerなど多種多様なアコースティック楽器が楽しめるのも聴き所で、特にPeggyさんが弾くピアノの優しくも素朴な伴奏はとても好きで心が休まります。全曲、動物が登場するフォーク・ソングというコンセプトも個人的にツボです。ライナー・ノートを眺めてあれこれ想像しながら聞くのも、絵本作家バーバラ・クーニーの素敵な動物の挿絵も楽しみの一つ。日常的に何となく流しておくのにも丁度良い距離感なので、ヘビー・ローテーションです。
 

    05.Reeltime Travelers / 『Livin’ Reeltime, Thinkin’ Old-Time』

オールドタイム・ミュージックという言葉に出会った頃、インターネットで検索していて出会った一枚。もう解散してしまったのが惜しまれますが、私にとって、この一枚(もう一枚も同様に愛聴盤ですが)を越えるほど好きな現代のオールドタイム・アルバムにはまだ出会っていません。歌、演奏、グルーヴ、全てが心地よく、自然と気持ちが踊りたくなってきます。浜辺で奔放にクロギングで踊れたら踊りたい一枚です。
 

    06.Nitty Gritty Dirt Band / 『Will The Circle Be Unbroken, Volume III』

Volume Iと迷いましたが、こちらのほうが先に出会ったアルバムであることと、音質の良さ、聴いていて気持ちが上がるのでこちらを。私にとってのブルーグラス入門盤であり、さらに大きな意味でアメリカのルーツ音楽の魅力がたっぷり詰まった名盤です。大音量で聴きたいです。そして万が一私が無人島で息絶えてしまったときは、アルバムタイトルでもある”Will The Circle Be Unbroken”で送ってください。
 

    07.Harry Smith編 / 『Anthology of American Folk Music』

学生の頃、背伸びをしてなけなしの1万円をはたいて買った6枚組。ミシシッピ・ジョン・ハートやカーター・ファミリーなど、その後の私の音楽人生に与えた影響は計り知れません。
 

    08.Stanley Smith / 『In the Land of Dreams』

沈む夕陽を見ながら、このアルバムを。2曲目の「Sweet Butterfly」になったら一日の苦労を忘れてしまうでしょう。人生って悪くない、という気持ちになるような大人で粋な音楽。引き算の美学というのでしょうか、それでも消して物足りなくない範囲で豊潤さもある音楽に、しびれます。
 

    09.sakana / 『Sunday Clothes』

最新アルバム『Campolano』も素晴らしいアルバムですが、無人島の夜、星空の下でどうしても「Dear My Friend」が聴きたいのです。pocopenさんが優しく思慮深く語り掛けてくれる歌声に耳をすましていれば、遠くはなれた故郷の家族や友人を思い出して人恋しさも薄れるでしょう。

 

    10.Ron Sexsmith / 『Cobblestone Runway』

意外と思われる方も多いかもしれませんが、私のソングライティング、歌、ギターのお手本はロン・セクスミスです。他のアルバムもどれも素晴らしい曲ぞろいですが、5作目となるこのアルバムに入っている曲を自分でもよくカバーしています。ロン・セクスミスが生み出す極上のメロディに包まれると、とにかく音楽って素晴らしいなあという熱い想いが蘇ってくるのです。大好きなので、何はともあれ無人島には持って行きます。

 

前作『Beneath The Buttermilk Sky』時に行った特集

大推薦!SSW 中村まり 特集!
中村まり、このアーティストを知ったのは今から4年前、前作『Seeds To Grow』が出た時だったでしょうか。フジロックでの評判も相まって、アメリカン・ルーツ・ミュージック好きの間では、随分盛り上がったのを覚えています。まさに70年代アメリカのシーンの中の1枚だと紹介されても疑問がないような、音の質感、ぬくもり、歌声、センスに驚き、そんな音楽を今、この日本で作っている女性がいるという事に喜びすら覚えました。それから4年、僕らは地味に待っていたんです。中村まりのニューアルバムを。フォーク、カントリー、ブルース、ジャズ、ブルーグラス・・・土の香り漂うアメリカン・ミュージックを独自の解釈で吸収し描いた色鮮やかな世界。より深みを増した中村まり、新しい音源がようやく到着しました。聴いていたら、アメリカン・ルーツ・ミュージックを聴きたくなったので、ずばっとアメリカ大特集です。【インタビュー】【試聴】【アメリカン・ミュージック特集】と盛りだくさん!