訃報コーネル・デュプリー

2011年5月10日 (火)

スタッフ、ガッド・ギャングを始め、アレサ・フランクリン、ダニー・ハサウェイなどで名演を残した名ギタリスト、コーネル・デュプリーが5月8日亡くなりました。

1942年テキサス出身のコーネル・デュプリーはニューヨークを代表するギタリストとして、そのソウルフルでブルージーなプレイで多くのファンを魅了してきました。スタジオ/サポート・ミュージシャンとして、キング・カーティス、アレサ・フランクリン、ダニー・ハサウェイなどの名盤において多くの名演を残しています。

特に、ミュージシャン仲間であるゴードン・エドワーズ、スティーヴ・ガッド、エリック・ゲイル、リチャード・ティー、クリス・パーカーと1976年に結成したスタッフは70年代フュージョンの金字塔として多くの歴史に残る名盤を輩出し、特に日本では高い人気を誇っています。

その後、スティーヴ・ガッドのガッド・ギャングにも参加する他、自身のグループで来日公演も重ねるなど、日本でも確固たる人気を確立していました。

ここ数年は闘病生活が続いており、3月20日はジョー・コッカーやドクター・ジョン、デュプリーのバンド=ソウル・サバイバーズらによりニューヨークのB.B.キング・ブルース・クラブにてベネフィット・コンサートを行ったばかりでした。

そんな温かい支援が続く中でしたが、2011年5月8日ニューヨークにて息を引き取りました。68歳という、プレイするには若すぎる年齢でその生涯を閉じました。

先に天国に旅立ったスタッフのリチャード・ティー、エリック・ゲイルと共に素敵なセッションを繰り広げている事を願ってやみません。