鈴木砂羽デビュー作！『愛の新世界』

2012年5月14日 (月)

【R18＋】【監督】高橋伴明×【写真】荒木経惟日本映画初のヘア・ヌードが話題になった鈴木砂羽、衝撃のデビュー作品がHDリマスター、無修正完全版で復刻！

鈴木砂羽・片岡礼子のヌードシーンが日本映画史上初のヘア・ヌードとして話題をさらった衝撃作！劇場公開時はヘア解禁だったものの、LD、VHS、DVDと全てのパッケージメディアではヘアにモザイク処理が施され発売されていたにも関わらず、公開から17年経った今でも絶賛の嵐、中古DVDの価格は高騰、今なお探し求めるファンが後を絶たない、まさに”幻の作品”だった。しかし、本DVDはそのニュープリントからテレシネをかけたHDリマスター版で再び日の目を見ることになった、待望の完全無修正版！

愛の新世界【無修正完全版】

【監督】高橋伴明×【写真】荒木経惟、奇跡のコラボレーション！

原作「愛の新世界」は島本慶が風俗ルポの取材の場で出会った64人の風俗嬢のナマの声を綴ったエッセイに22歳のSMの女王様を被写体とした荒木経惟の写真が彩られたルポ写真集。数々の野心作を放つ鬼才・高橋伴明監督が加わり、天才写真家「アラーキー」との奇跡のコラボレーションが実現！アダルト、芸術、モラル、時代･･･全てを打破したエポックメイキング作！

哀川翔、宮藤官九郎、阿部サダヲ、杉本彩、田口トモロヲ、萩原流行、武田真治、袴田吉彦ほか豪華キャスト競演！

主演の鈴木砂羽、片岡礼子の他、多数の若い才能が集結！今考えると信じがたいほどの豪華な顔ぶれ！売れっ子脚本家「クドカン」こと宮藤官九郎や個性派俳優として魅力を放つ阿部サダヲが劇団員の役で出演！ともに鈴木砂羽とのセックスシーンに挑戦している。

愛の新世界【無修正完全版】

94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第9位！映画作品として高く評価された傑作！

SMクラブ、ホテトルという風俗界に身を置きながらも、あっけらかんと生きる前向きな2人のヒロインを大胆かつ繊細に描き、爽やかな青春映画として圧倒的な支持を得た傑作映画。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第9位に輝いた他、各映画賞・新人賞を独占しており、クオリティは絶対保証！

第68回キネマ旬報新人女優賞受賞／第49回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞受賞／第37回ブルーリボン賞新人賞受賞
第4回日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞受賞／ロッテルダム国際映画祭正式招待作品／モントリオール国際映画祭正式招待作品／リスボン国際映画祭正式招待作品

『愛の新世界【無修正完全版】』

STORY

レイとアユミ、それぞれの「愛」の世界･･･「女」なんて、面白いに決まってる。

レイは今夜もまた颯爽と渋谷のネオン街に消えていく。SMクラブへ御出勤だ。レイのお客はオジサンが多い。みんな、レイにぶたれ、いじめ倒されるのを夢見て此処にやってくる。ボンテージ姿の女王様レイはオジサンたちにとって天使だ。彼女は昼間は小さな劇団の役者の顔を持つ。夜の女王様を演じることは、昼の役者の勉強にも役立つのだ。ホテトル嬢として働くアユミは、年齢よりも若く見えることを売り物に、客からお金を取り、心の中で舌を出す。結婚資金の為にせっせと貯金をしている。目下、医者のタマゴと同棲中だ。浪人中の彼と今日も日がなセックスしながらパズルをする。このふたりが出会い、意気投合し、無軌道にもみえる生活が描かれる間合いに、“なんとなくだけども面白い”ふたりの青春が浮かびあがる･･･。

STAFF＆CAST

監督：高橋伴明（『BOX 袴田事件命とは』『禅 ZEN』『獅子王たちの夏』『獅子王たちの最后』）
写真：荒木経惟
原作：島本慶・荒木経惟／脚本：剣山象
音楽：山崎ハコ・かしぶち哲郎

出演：鈴木砂羽、片岡礼子
萩原流行／杉本彩／哀川翔／宮藤官九郎／武田真治／松尾スズキ／阿部サダヲ／田口トモロヲ／大杉蓮／袴田吉彦／市井由里

© G・カンパニー・東亜興行

『愛の新世界【無修正完全版】』鑑賞後･･･

日々ご家族のために働く世のお父様方、お待たせ致しました！この度、『愛の新世界』のリリースが決定です。本作は現状、中古市場でかなり高額の値が付いており、「買いたいけど高くて買えない」というヤキモキしていた殿方が街に溢れかえっていたと思われますが、我慢していると世の中、いいことありますねー。この度のリリースはHDリマスター版、それも【無修正完全版】です。【無修正完全版】と言うのはつ・ま・り、1994年、日本映画史上初のヘア・ヌード作として劇場公開されたVer.と同じということ。前回のリリースはモザイク処理が施されていたこともあり、あの当時の映像がさらに美しくなって蘇るのですから、これはもう本当に、これこそまさしく！ファン待望のリリースなのです。

「「女」って、面白いに決まってる。」というキャッチコピーとともにアラーキーが撮った鈴木砂羽さんがワンピースを着て足を広げてこっちを見ている1枚の写真。これが今回のジャケットにもなっていますが、この写真を見て、「ああ、いい作品に決まってる。」と思ったあなたは120％正しい！島本慶氏の原作「愛の新世界」は風俗ルポの取材の場で出会った64人の風俗嬢のナマの声を綴ったエッセイに22歳のSMの女王様を被写体としたアラーキーの写真が彩られたルポ写真集とあります。それを映画化する際、高橋伴明氏を監督に迎え、劇中にアラーキーが撮る砂羽さんの写真が挟まれたりしていて、映像と写真で砂羽さんを魅せる仕様。そこから伝わってくる映像と写真の砂羽さんが最高に艶っぽく美しく、加えて、これ以上据わる肝がないくらい肝が据わっていて、本作で映画デビューという恐ろしい事実に目を疑ったのでした。そんな砂羽さんが女王様の格好をして、鞭を振り翳す。こんな女王様がいたら萩原流行氏（ちょっと大げさなお芝居は相変わらずですが･･･）のように通ってしまうご贔屓様がいらっしゃるのは無理もありません。

そして、対称的なヒロインとして、近作『まほろ駅前多田便利軒』でも好演、橋口亮輔監督の『ハッシュ！』や『ぐるりのこと。』などの演技も高く評価されている片岡礼子さんがまだ初々しく、ちょっと舌っ足らずで愛くるしい雰囲気で出演！園子温監督最新作『冷たい熱帯魚』で新たな魅力をスパークさせた渡辺哲氏も出演しているのですが、片岡さん演じるアユミと戯れたい気持ちになっちゃうのはもう、仕方ありません。

でも、本作の魅力はエッチ側だけに限定しているのではなく、砂羽さん演じるレイの夜の顔は女王様でも、昼の顔は劇団員。若かりし頃の今よりもさらに痩せているクドカン、阿部サダヲ氏、松尾スズキ氏などとともに、汗と涙とお酒と精液にまみれながら夢に向かってお芝居に邁進していく劇団員の青春がきっちり描かれていることもお伝えしておきます。

また、杉本彩氏が『花と蛇』の片鱗？SMクラブのオーナーで女王様プレイをちょこっと披露していたり、高橋監督の過去作、【ニューテレシネ・デジタルリマスター版】『獅子王たちの夏』＆『獅子王たちの最后』で大活躍！の哀川翔氏があるシーンで登場していたりと「こんなところに○○が」的驚きがあったりもしますので、ゲスト出演にもご注視を。

『愛の新世界』は性にまつわるエトセトラ、気持ちいい飲み食べっぷりのお酒と食事（クドカンがバイトしている焼き鳥屋さんで大量の串盛りをぺろっと平らげ、可愛く微笑む彼女達の姿など特に！）や口説いてきた男たちとお酒を飲んだ後、「あたし、愛のないセックスはしないの」とぴしゃりとお断りし、朝方、渋谷まで走り、本当においしそうに喉の渇きを生ビールで癒してみたり･･･男をあえてひっかけて車を出させて海までドライブ→海で全裸になってはしゃぐシーン･･･などに加え、夢に向かって突き進む青春要素が加わることで、彼女達の行動がいちいち潔くて、こんな風に全力疾走で明るく生きる登場人物に共感を覚えた人が多かったのも、この受賞に拍車がかかっていたのかもしれません。

でもやはり、なにはともあれ、鈴木砂羽さんです。演技を超えた圧倒的な存在感は昔からだったのですね！砂羽さん、改めまして、お慕い致します。

TEXT: 長澤玲美

鈴木砂羽、『愛の新世界』以来、久々のエロティック主演作でキュート＆コケティッシュな魅力が炸裂！

【初回封入特典】劇場用パンフレット

愛と性は切っても切れない関係。この2つをフィーチャーし、全く新しい性愛の可能性を探るロマンティックでちょっとエッチな恋愛映画の祭典「Love ＆ Eros CINEMA COLLECTION」。”女の子エッチ漫画家”として人気を呼び、小説家・女優としても活躍を続ける内田春菊が自身の原作をセルフ映像化！恋愛経験浅め男子と自分の恋心に素直な人妻の過激過ぎるラブ・ライフ！人妻でも、母親でも、恋する女は一生現役。

『お前の母ちゃんBitch！』

大学生の五月雨ユウは、駅の片隅で周囲の目も気にせずいちゃつくカップルを目撃する。翌日、ユウのバイト先であるカラオケボックスに、昨日のカップルの片割れの女、芙美恵が現れる。だが、彼女は子供やママ友らしい女性たちと一緒だった。人妻かもしれないとよこしまな興味を持ち始めたユウは、偶然にも芙美恵と携帯電話の連絡先を交換する。奥手でアプローチ出来ずにいたユウだったが、偶然参加した合コンに芙美恵がいて、そのままラブホテルへ行くことになり･･･。