押忍!パンク道場〜第74回

2011年1月20日 (木)

 
『オスパン』


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押忍! 第74回〜 Mae 解散前に日本へ来日!


『Mae』


エモ・シーンに多大なる影響を与えたMae…惜しくも解散。

切ないメロディが特にピアノ系エモの中では別格といっていいほど、日本では絶大な支持を集めていたMae。
Maeというバンド名は、ドラムのジェイコブが大学在籍時に生み出した“Multi-Sensory Aesthetic Experience”(多感覚な美的体験)という理論に由来しており、そんな知的なイメージも彼らの魅力であり、メジャー・デビュー前まで所属していたTooth & Nailからのリリースなった2ndアルバム『Everglow』は、全米と日本で驚異的なロング・セールスを記録。今もなおエモ・シーンにおける名盤の1枚として高い人気を誇っています。

しかし、存知の通りMaeの活動は2010年で終了しており、我が日本へは解散ツアーの最終着点として2月にバンド自身最後のライヴである来日公演が決定しています。 というのも、当初はUSツアーのみでバンドは解散する予定でしたが、日本のファンからの熱い声に応える形にメンバー達が応え、急遽日本を最後のライヴ会場として選んでくれたそうです。

Mae自身も日本への思い入れがあるように、もちろん私たちもMaeの解散がとても残念でなりません。
しかし、このツアーでは前回(09年11月)の来日時では脱退していたオリジナル・メンバーの2人も同行した特別なライヴとなるようなので、今後Maeの活動が続かないのは悲しいけれども、最後は笑顔で拍手を送りましょう!きっと素晴らしいパフォーマンスのはず!

そしてもちろん、これからもMaeの作品は変わらず輝き続け、私たちに力を与えてくれることでしょう!

最後の来日公演<Goodbye, Godnight Tour>

2.23 (wed) Shibuya CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 START 19:00

2.24 (thu) Shinsaibashi CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 START 19:00

SMASHホームページ

解散前の3部作アルバム

アルバムの頭文字をとると“MAE”になるんです。

『(E)vening』
国内盤:2月16日発売 カートに入れる
3部作最後の作品は夜ジャケの『(E)vening』。朝〜昼〜夜と移り変わり、木の葉も全部落ちてしまったジャケットが余計に哀愁を誘いますが、本当にこれで最後…。涙なしでは聴けそうにありませんが、きっとMaeの過去のどのアルバムよりもすばらしい作品となっていることは間違いないでしょう!
輸入盤のみバンド・メンバーのインタビューとバンドのホームタウンであるバージニアのノーフォークにて2010年の11月27日に行われた最後のライブ公演を収録したボーナスDVD付き!  輸入盤

『(A)fternoon』
発売中 カートに入れる
“Mae3部作”の第2弾にあたる本作は、第1弾『(M)orning』に比べ、よりロック色を強めたサウンド・アプローチ。朝から徐々に活動的なアフタヌーンへ向かうようなサウンドとジャケット。



『(M)orning』
発売中 カートに入れる
まさに1日の始まりである朝を感じるようなキラキラしたメロディ。Maeらなではのピアノは影を潜め、代わりに心温まるギター・サウンドを展開。何かが始まる予感がすようなウキウキ感と秀逸なメロディが心に残ります。



輝かしい過去のディスコグラフィーをチェック!

『Singularity』
07年の3rdアルバム。プロデューサーにHoward Bensonを迎え、アコースティック・ギターとアナログ・シンセを印象的に散りばめた前作以上に壮大な世界観を展開!Maeの魅力であるに迫る叙情的なメロディ、透明感のあるヴォーカル・ラインも胸に沁みます!

『Everglow』
05年のメジャー第1弾となったバンド通算2作目。当時エモ系バンドの勢いをましていたTooth & Nailの中でも一際クオリティが高く、ビルボードチャートにもランクインしました。これからもエモシーンにおいて永遠に語り継がれる名盤!

『Destination: Beautiful』  (廃盤)
03年エモシーンに突如現れたMaeのデビュー作。叙情的なサウンドとエモーショナルで爽快感のあるサウンドが融合し、デビュー作ならではのフレッシュさとMaeのルーツを感じられる1枚。1曲目の「Embers and Envelopes」はエモラー必聴!