圧迫面接 【ACO】(2)

2010年10月6日 (水)


圧迫面接

     
 

圧迫面接

雑多な音楽業界の中でなかなか紹介しきれない曲やアーティストたちを、オピニオンリーダーたちに聴いてもらい、その感想を聞きたい、あわよくばプッシュしてもらいたい! という思いから生まれたHMV×MySpace×CINRA× DAX 4サイト合同企画「音楽圧迫面接」。
お招きしたゲストに4サイトの代表者(圧迫面接官)が持ち寄ったオススメ音源を聴いてもらい、その音源についての率直な感想や印象をぐいぐいと問い詰めます。

第12回目のゲストは、シンガーソングライターのACOさん。持ち前のドSキャラで面接官を蹂躙します。

前半をHMV ONLINEにて、後半をMySpaceで掲載!


後半MySpaceへはこちらから!!

【圧迫面接】過去のARCHIVEはこちらへ !
 
   

圧迫面接 =ACO=

ぜんぜん圧迫面接してじゃないじゃん!

CINRA RECOMMEND
Combopiano

アーティスト名:COMBO PIANO
収録作名:『COMBO PIANO』
試聴曲:「Go Fuck You Self」「I Couldn’t Say It to Your Face」
マイスペースプロフでアーティストの詳細 をチェック

DAXで試聴 (「Love of jockey never dies」)
この作品をHMV onlineで購入する

柏井:ちょっとおもしろいハードコアの曲です。聴いてください。

ACO:(「Go Fuck You Self」試聴しつつ)ふつうにいいじゃないですか。

柏井:これは渡邊琢磨さん=COMBOPIANOというアーティストで、もともとソロプロジェクトでめちゃくちゃエレガントなサウンドを聴かせる方だったんですけど、今作は3ピースのバンド編成でハードコアをやってます。メンバーにギターはUAなどのプロデュースでおなじみの内橋和久さん、ドラムは元ボアダムズ、ウリチパン郡の千住宗臣さん。渡邊さん自身はバークリー音楽院を出た秀才なんですよ。

ACO:へぇ、ちゃんとしてるんだぁ。バークリーとか出てて、ハードコアとかやるんだね。(「I Couldn’t Say It to Your Face」試聴中)こっちの曲、すごくいいですね。これは家でも聴きたいなぁ。

柏井:おっ、好感触!このアルバムは全12曲をなんと一日でレコーディングしたらしいです。あとこのハードコアの曲も楽譜で書いてるらしいです。さすが音楽エリートってかんじですよね。

高根:楽譜で演奏するハードコアってすごく知的だなぁ!

柏井:もともとはジャズだったりポストロックだったり、静かで知的な雰囲気の音楽をやってたのに、急にハードコアになったのは何故だろうと思って、ライブを見たら非常にカッコよくてびっくりしたんです。話を訊くと、前作を出した2000年前半に比べて、CDが売れない時代になってきたので、ライブで聴かせるタイプの音楽にシフトしたらしいんですね。そういう意味でジャンルにとらわれていない人なんでしょうね。ジャンルへのこだわりがなく、時代に合ったかっこいい音楽を作り出すという部分が素晴らしいですよね。

ACO:(さっきのハードコアの曲は)確かにそう言われてみれば、あんまり“ハードコア”な感じはしなかった。ピアノが入っていたり、ハードコアな中にも知的な感じがしたもんね。

柏井:まぁ、知的なハードコアですよね。で、率直な感想はいかがでしょう?ACOさん的にはアリ? ナシ?

ACO:すごい良かったですよ!

柏井:なら僕も嬉しいです、えへへへへ……(笑)。

堀田:女王様にご褒美もらって喜ぶM男のようですね。

宮崎:ご褒美欲しがるあまり、今日はみんな安パイ指向でまともな曲ばっかじゃないですか?

ACO:もっと変な音楽聴かせてもらえるのかと思ったら、案外まともでびっくりしましたよ。てか、ぜんぜん圧迫面接してじゃないじゃん!

全員:そーですよね(土下座)。

高根:(恐る恐る)……すんません、そんな中、次僕行きます。


ワタクシ、学歴社会弱者なもので<DAX高根>

DAX RECOMMEND
旅人たちの祝日
アーティスト名:表現
収録作名:『旅人たちの祝日』
試聴曲:「空(から)」
マイスペースプロフでアーティストの詳細を チェック
この作品をHMV onlineで購入する

高根:表現というバンドの作品です。“東京芸大で発足、谷中・根津界隈を中心に、地域密着型イベントを開催。廃校フェスや富士山ロックフェスに出演”以上、アマゾン情報です。なんか偏差値高そうなバンドですね。



ACO:なんでWEB情報なの(笑)?

高根:これはジャニスってCD ショップでたまたま借りたら、すごく良くって。で、今日、持ってきてみました。なので、このバンドの情報をほとんど知らないんですよね〜。

ACO:歌詞も日本語だしどこかイースタンユースっぽいね。特に声が吉野さんに似てる!私ハタチぐらいから好きでライブに行ってたんですよ。

高根:へぇ、でもイースタンユースより知的な感じじゃないですか?

堀田:コード進行も知的な感じがしますね。

高根:僕が知的だからこういう知的なものに惹かれるんでしょうね(真顔)。

ACO:知的、知的って……ちょっと学歴社会に汚染されすぎなんじゃない?

高根:ワタクシ、学歴社会弱者なもので、あいすみませぬ(土下座)。……だって、大学受験のとき、試験勉強全然してなかったんだもん!

ACO:なんでよ(笑)?

高根:指定校推薦だから。部活でずっとバレーボールをやってて、実家の高根自動車商会を継ぐつもりだったから、全く勉強してなかったんですよ。で、進路指導の三者面談の時に先生に大学進学を勧められて「楽しいんですか?」って聞いたら、「楽しいよ!」って先生が言うから、適当に指定校推薦に応募したら受かっちゃいました♥

堀田:へぇ〜。

高根:で、東京の大学に行くつもり満々だったのに3月の段階でキャンパスが埼玉だったっていうことが判明して、暗黒の2年が始まったんですよ。そういう意味で偏差値的に三流以下で学歴コンプレックスはあるのかも……(高根のオチのないヨタ話延々続く)

ACO:(突然、話を遮って)高根さんの血液型、わかった!O型でしょ。

高根:えっ、なんでわかるんですか!

ACO:ほら(得意げ)! 今の話で、なんとなく。そうやって大勢の人がいる前で自分の話ばかりする人はだいたいO型の人が多いんですよ、経験上ですけど。

宮崎:よし、じゃ今日は、みんなの血液型を当ててもらいましょー!

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今回のオピニオンリーダー

ACO
今回のオピニオンリーダー
ACO

⇒official site

 


 
shinsekai ACO /
『devil's hands』


存在感抜群の歌声が帰ってきた。 若くしてデビュー、メインストリームにてメガヒットを記録、国内外様々な才能とのコラボレーション、海外展開、活動休止/再開 ・・・ これらを経由してたどり着いた、ACO自身が今歌いたいACO流のミュージック。 全て(1曲は共作)自身で作詞/作曲したアルバム収録曲は、ちょっとエキセントリックな独自の言語感覚を持ちながらもロマンティックな歌詞、そして、サウンド・プロデューサーを適所に迎え完成させた楽曲、全てがヴァラエティに富んでいるが、というカラーでひとつに統一されている。 誰もが聞きたかったACOの歌がここにある。
 

 
4社が誇る圧迫面接官達!!
 
 

高根順次
  スペースシャワーTVが運営する動画サイトDAXのプロデューサー。 12/5に面影ラッキーホール×前野健太の対バンイベントやります!詳細はwww-shibuya.jpまで。  
 
 

宮崎敬太
  MySpace
MySpaceの編集担当。結局のところ、カンパニー松尾の作品は、自分にとってのファイナル・ウェポンである、と認識しました。
 
 
 

柏井万作
  CINRA
(http://www.cinra
.net/)WEBマガジンCINRA.NETや入場無料マンスリーイベントexPoP!!!!!やってます。東京生まれ HIP-HOP育ちの28歳。
 
 
 

堀田祐介
 
HMV ONLINE (www.hmv.co.jp)ジャパニーズポップス担当。中学1年の時になぜかHANOI ROCKSにはまり、そこか らずっと音楽漬けな34歳。
 
 
ライターご紹介!!
 
 
圧迫面接書記長
REALGOLD$

編集&ライター。
REALGOLD$ 文筆系何でも屋NIKO¥ON PRODUCTION代表。“近所のスナックのチーママ”程度の器量を活かし、多方面で活躍中の三十路独身。ECDの最新本「ホームシック」、09年秋、フィルムアート社よりついに発売! CHECK宜しくです!>>>REALGOLD$Weblog〈炎上〉
 
 
 
 
 
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