HMVインタビュー:Anan Ryoko

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2010年3月11日 (木)

interview

anan ryoko

このアルバムを聴いて下さった方の心が幸せになれるような曲が、1曲でもあればとの願いが込められています。 私自身がそうだったのですが、心理的に上昇のときも下降のときも、いつも音楽が側にいてくれました。

---1stアルバムの完成、おめでとうございます!完成されて、今どのようなお気持ちですか?

ありがとうございます、今は喜びでいっぱいです! 今回は本当に、たくさんの方々のおかげでアルバムを完成させることが出来、 深く感謝すると共に大きな感動を覚えています。

---それではまず、自己紹介をお願いします。

アナン リョウコ、ピアニスト兼作曲家として活動しています。

---ピアノは何歳からされているのですか?作曲活動を始めたきっかけを教えてください。

3歳くらいからでしょうか。家にピアノがあり、初めて鍵盤に触れたのは1歳(記憶にないですが笑) と聞いています。「作曲」という意識はなかったのですが、幼少の頃よりピアノで遊ぶのが好きで、 保育園で歌っていた「あわてんぼうのサンタクロース」の伴奏の和音を変えることに 力を入れたことが印象に残っています。気がつくといつもメロディやハーモニーを楽しんでいました。

--- トータルプロデューサーであるCradleの瀬戸さんとは、どのように出会ったのですか?

Cradle Orchestraのメンバーとして活躍しているヴァイオリニスト望月明香さんを通じて出会いました。彼女とは一緒にアンサンブルを組んでいたりと、親しい友人で、「曲つくりをしよう」という名目で遊びに行かせていただいた先が瀬戸さんのスタジオだったんです(笑)!

--- 今回のアルバムにはどのような思いが込められているのですか?テーマを教えてください。

このアルバムを聴いて下さった方の心が幸せになれるような曲が、1曲でもあればとの願いが込められています。 私自身がそうだったのですが、心理的に上昇のときも下降のときも、いつも音楽が側にいてくれました。 目の前の道が閉ざされたように感じるとき、苦しみの時、音楽が常に、すべてを受け入れてくれました。 音楽に限りなく与えてもらった励ましや力や喜びなどが、この作品を通して多くの方々に少しでもお届け出来れば、と思います。

--- とても豪華なゲスト陣が参加されていますが、キャスティングはどのように決められたのですか?

私が尊敬していたり、憧れていたり、大好きだったりするアーティストさん達に、声をかけさせていただきました。

---アルバム聴かせていただきました。ヒップホップやハウス、クラブジャズなど幅広いジャンルを取り入れながらも、ANANさんのピアノ・メロディが最大限に引き出された美しい内容ですね。制作過程において、特に印象に残っていることや苦労したことは何でしたか?

そうですね、ピアノのメロディとボーカルとのバランスについては特に意識を向けました。 弦楽器や管楽器など、各楽器の持つパワーの素晴らしさについて再認識させられたことも 印象に残っています。

---他に興味のある、もしくは好きな音楽ジャンルはありますか?

民族音楽に興味があります。各国や地方によって、特徴的なメロディーやハーモニーがあり 遠く離れた国同士に意外な共通点があったりと、とても興味深いです。

---今後の活動を教えて下さい。

ピアノ曲だけを集めたソロアルバムや、『Another Beginning』に続く2ndアルバムの制作に取り掛かろうと思っています。

新譜Another Beginning
天性のメロディ・メーカー/ピアニスト、ANAN RYOKO。その指先から放たれる旋律が、いま世界を魅了する。 Soulbirdsが大ヒット中のCradleの瀬戸智樹プロデュースによる圧倒的スケールの傑作デビュー・アルバム、完成!ヒップホップからハウス、R&Bまで、ヴァリエーション豊かな楽曲に癒しの旋律が映える! Cradleの代名詞といえる美麗かつメロディアスなヒップホップ・トラックはもちろん、DAISHI DANCE、STUDIO APARTMENT的なピアノ・ハウス、アコースティック なジャジー・ソウルなど、様々なトラックに映えるピアノの旋律。そしてMONDAY満ちる、SAWAなど第一線のヴォーカリストたちによって彩りを加えられた楽曲 はいずれも極上のピアノ・ダンス・ナンバーに仕上がっている。