HMVインタビュー: dublee

2010年3月9日 (火)

interview

dublee

dublee、デビューから常に先鋭を行く感性を通し、多くのリスナーにリスペクトをされてきたテクノプロデューサーの4枚目のアルバム、monologueは一時間余りに及ぶライブセットとして発表される。muleやopからのリリースから受け継がれて来た空間的な音楽世界を楽しめる本作に付いて、本人にインタビューを決行しました。

dubleeの今とこれからのスタイルが詰まった、名刺代わりの一枚です。


--- 今回は一時間余りに及ぶLIVEと言う事で、どのような心境で作成されましたか。

dublee: 基本的には普段のライブとそんなに違いはありません。ただ普段のライブでは既発のトラックもよく使いますが、今回は未発表曲で、という縛りがあったので、未発表曲のみで構成したのがポイントです。これまでに作り溜めたトラックの集大成といえる構成になっています。

--- コンセプトもまたLIVEと言う事ですが、dubleeさんにとってLIVEとは何でしょうか。

dublee: 近年、情報が氾濫し、配信主体の時代になって、楽曲制作して販売することの価値が下がってしまいました。さらにこういう音楽だと、トラック単位で曲を買い、聞く人って相当限られた対象になってしまっています。だから、ライブで多くの人にダイレクトに伝えていくっていうのを、大事にしていこうと思っています。

--- ご自身の音楽の事をどの様に考えていますか。

dublee: キモチイイ音がでてればいいな、って思ってます。

--- 音作りでこだわっているポイントはありますか。

dublee: 繊細であり力強い音が好きです。

--- このアルバムを手にしてくれたリスナーに感じて欲しい事はありますか。

dublee: dubleeの今とこれからのスタイルが詰まった、名刺代わりの一枚です。

--- では、最近最も聞いている音楽や影響を受けているアーティストはいらっしゃいますか。

dublee: 最近はギターしかひいてないので、よくわかりません。

--- 今後のdubleeの方向性を教えて下さい。

dublee: 今回のアルバムで結構やりたい事を詰め込んだと思います。しばらく制作から離れて、inputに重点を置きながらマイペースにやっていきます。

--- 最後に、このインタビューをご覧の方々にメッセージをお願いします。

dublee: 音楽って本当にいいもんですよね!音楽を、人生を、楽しみましょう!



【各国から絶賛の声!】

アンソニーコリンズ
Favorite Track 1 Sizuku
 「素敵なコンセプトだ」

ローランガルニエ
Favorite Track 4 2001
「とてもオーガニックな作品だ。全て良い曲だから勿論プレイするよ」

Thomas Fehlmann(KOMPAKT / THE ORB )
Favorite Track 1 sizuku 「Sweet」

Llorca(Room with a view)
Favorite Track 7 Escape
「これは素晴らしい音楽だ。ミニマル要素を含んだ、先を行く思考性のテクノ、それでいてトガッってる。 絶対にクラブにいる子供には簡単にプレイ出来ないな。それでいいのさ、俺は好きだから。」

DJ Linus
Favorite Track 7 escape
「かなりクールなアルバムだ!」

Frank Muller(Beroshima)
Favorite Track 7 Escape
「ナイスなアルバムだ。なんでハウスって言うのかな。これはかなりミニマルでキックが出てる。デザインも良いね。すごく多くのミニマルの曲はDJが使うために作られる。これはその用途に機能してる、そして、仕事をしながらリスニング出来る良きCDでもある。Escapeは美しい楽曲だ。」

Marc Schneider (Word and sound)
Favorite Track 7 Escape
「良いアルバムだ。しばらくローテションで聞くよ」

Eskimo Twins
Favorite Track 5 Bee
「リスニング用だね。ナイス、ディープ、グルーヴィー。俺のDJには深すぎるけど、何曲かプレイするよ。早い時間か、深夜のディープなテクノセットでね。Thanks」

Someone else (Foundsound)
Favorite Track 11 La-La
「この作品をかなり聞き込んでる。dubleeのファンなんだ。特に好きな曲はBee、La-La、Swingだ」

新譜Monologue / Dublee
数少ない日本人正統派テクノプロデューサー dublee のキャリア初となるライブ・アルバムが登場。未発表音源のみで構成された69分に及び繰り広げられる「live」をテーマにした高品質なディープスペース・サウンドを展開!

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