おおひなたごうのひとり大喜利!!
2010年1月21日 (木)
始終落ち着いた、温厚そうな穏やか語りに、癒されました。さすが、わかってらっしゃるギャグ漫画家。ジワリ、ほのかにジワリ、語らいのなかにある笑いのツボがお日様のようで温かかったです。
- --- HMV:今回の『ギャグ漫画家大喜利バトル!!』開催の経緯を教えて下さい。
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おおひなた:日本最大の大喜利イベント“ダイナマイト関西”からの出場の依頼がきっかけでした。出場するにあたり練習しておきたかったので、じゃあちょっとギャグ漫画家たちを集めて練習台になってもらおうかな・・・と。(笑)
ギャグ漫画家たちが集まって何か面白いことやれたらいいなぁーっていう想いがずっと前からあったので、実現するのに絶好の機会でしたね。 - --- HMV:おおひなた先生ご自身、飲み会はじめイベント実行派なのでしょうか?
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おおひなた:結構、そういうタイプかもしれませんね。
昔は新年会とかやったり。内輪集めてですけど、そういうのはよくやっていましたね。“正月っぽいことをしよう!”そういうコンセプトで友達集めてお雑煮食べたり、おせち料理食べたり、書初めしたり、凧揚げしたり、自分たちで作ったすごろくやったり・・・、あと福笑いとかね。 - --- HMV:盛りだくさんの内容で準備がたいへんそうですね。
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おおひなた:そのへんはザックリ“じゃあ、おまえはすごろく係りね、おまえは福笑い係り、おまえは書初め係り・・・”みたいな感じで。あと羽根突きだとか。そういう正月らしいことをだんだんしなくなるじゃないですか、大人になると。もう一回そういうのをちゃんとやってみよう!ってことを企画して、やってましたね。
- --- HMV:プログラム、ビッチリ組むんですね。
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おおひなた:(笑)そうそう。それを撮影して、コンパクトに動画編集したりとか。
- --- HMV:想い出まで用意してあげる?
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おおひなた:そうそう。
- --- HMV:すばらしいですね。漫画家と二足のわらじでそんなお仕事もされてるのですか?
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おおひなた:いや、(笑)仕事みたいになったのは、これ(大喜利バトル)がはじめてです。
- --- HMV:普段は他の漫画家さん達とどのように交流されているんですか?
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おおひなた:ほとんど交流はしてないですね。
家から、半径5キロ以内・・・もっと少ないかな2,3キロ以内が行動範囲なので。普段は仕事してるか、メールしてるか、あと子供といっしょに遊んでるか、って感じですね。
そういう交流的なもの、最近一切してないですね。
年に一回ほど、出版社の忘年会とか新年会とか、そういうところで顔合わせるとかぐらい。
あとはミクシーぐらいですね。 - --- HMV:意外でしたが、交流がまったく無い、訳じゃないですよね?
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おおひなた:(笑)ええ、まったく無い訳ではないです。少ない!ってことです。
- --- HMV:でも、今回の大喜利バトルのように呼びかけたらメンバーが集まるんですよね。 いったいどうやって?
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おおひなた:ほとんどマイミクでした。
今回の大喜利バトルは準備期間が一ヶ月くらいしかなかったんですよ。
急いで人選しなければならなくて、マイミクがもっとも手っ取り早い!ってことで、あのメンバーにさせていただきました。
- --- HMV:エントリーやオーディションは?
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おおひなた:(笑)いえいえそんな。僕が声掛けて、二人に一人は断られる、みたいな感じで。
- --- HMV:断られる方も?
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おおひなた:色々あるんですけれど、「予定がつかない」という人もいれば、「人前でネタをやるのはちょっと・・・」って。漫画家ですからね。人前でネタやる、なんて先ず無いわけですよ。だって、やっぱりコワいじゃないですか、試されるわけですし。
- --- HMV:なるほど。
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おおひなた:デメリットのほうが大きいと思いますよ。
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- 超人気ギャグ漫画家たちによる、ガチンコ大喜利対決!!
1969年生まれ、秋田県出身。
1991年に『心はマリン』で漫画家デビュー。
切れ味鋭いシュール&脱力系なギャグが一躍人気を集める。
デビュー以来ギャグ漫画一筋で、肩書きを聞かれたら必ず
「ギャグ漫画家です」と答える、当代きってのギャグ漫画家。
漫画の他にも爆笑問題とのコラボや、大人計画の舞台のフライヤー、
フィギュア製作など、その活動は多岐に及んでいる。
『おやつ』『犬のジュース屋さんZ』『特殊能力アビル』など代表作多数。
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