芥川賞・直木賞 特集



第158回 芥川賞・直木賞発表!
芥川賞に
石井遊佳「百年泥」、若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」
直木賞には
門井慶喜「銀河鉄道の父」


第158回芥川賞



若竹千佐子
「おらおらでひとりいぐも」

74歳、ひとり暮らしの桃子さん。
おらの今は、こわいものなし。

結婚を3日後に控えた24歳の秋、東京オリンピックのファンファーレに押し出されるように、故郷を飛び出した桃子さん。 身ひとつで上野駅に降り立ってから50年――住み込みのアルバイト、周造との出会いと結婚、二児の誕生と成長、そして夫の死。 「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」 40年来住み慣れた都市近郊の新興住宅で、ひとり茶をすすり、ねずみの音に耳をすませるうちに、桃子さんの内から外から、声がジャズのセッションのように湧きあがる。 捨てた故郷、疎遠になった息子と娘、そして亡き夫への愛。震えるような悲しみの果てに、桃子さんが辿り着いたものとは――
青春小説の対極、玄冬小説の誕生! *玄冬小説とは……歳をとるのも悪くない、と思えるような小説のこと。 新たな老いの境地を描いた感動作。第54回文藝賞受賞作。 主婦から小説家へ--63歳、史上最年長受賞

 



石井遊佳
「百年泥」


 

<第158回芥川賞候補作品>
木村紅美「雪子さんの足音」
前田司郎「愛が挟み撃ち」
宮内悠介「ディレイ・エフェクト」

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第158回直木賞



門井慶喜
「銀河鉄道の父」

明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。 賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。 地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。 父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。

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<第158回直木賞候補作品>
藤崎彩織 (SEKAI NO OWARI)(ふじさき さおり) 「ふたご」
彩瀬まる(あやせ まる) 「くちなし」
伊吹有喜(いぶき ゆき)「彼方の友へ」
門井慶喜(かどい よしのぶ)「銀河鉄道の父」
澤田瞳子(さわだ とうこ) 「火定」

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