今最も脂の乗っているピアニスト ロベルト・オルサー究極のソロピアノ新録


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これぞ、ピアノのベルカント― 研ぎ澄まされた美音が蘇らせる過ぎし日の美しき記憶。今最も脂の乗っているピアニスト ロベルト・オルサー究極のソロピアノ新録


2016年の『Dreamsville』がジャズ批評「ジャズオーディオ・ディスク大賞2016」金賞を受賞、今春リリースされた前作のワンホーンカルテット盤『Floatin' In 』がロングセラーとなっている、今最も脂の乗っているピアニスト ロベルト・オルサーの新録ソロピアノアルバムが登場。

”天地の静寂を湛えた風景をジャケットに纏う”ロベルト・オルサー待望の新作。しかも、ピアノ・ソロによるアルバムだ。タイトルのTorre del Lagoはイタリア、トスカーナの地名である。どういう場所か。

イタリアを代表する作曲家の一人、ジャコモ・プッチーニがその生涯の多くの部分を過ごした土地、だそうだ。そして、そのタイトルが暗示するように、ここではプッチーニ作品からのテーマが多くのナンバーで取り上げられている。

ピアニストは、去る2016年の来日公演中に、彼を音楽へと導いた祖母を喪った。彼女はプッチーニの愛好者であったその父から「ミミ」と愛称されたと言う。「ラ・ボエーム」のヒロインの名前だ。こうしたことから明らかなように、この作品はオルサーのパーソナルな想いがたっぷりと詰め込まれている。そうなると、全編ソロだけに、思い入れ過剰で感傷の垂れ流しになってしまうのではないか? と危惧される向きもあろう。

しかし、そこにあるのは抑制され、研ぎ澄まされた美音の連なりなのだ。そして、時に抑えきれないようにこみ上げるものがある・・・実に、実に感動的だ。間奏曲のようなエヴァンズやパット・メセニーの楽曲も素睛らしい。大げさにお感じになるだろうことを承知の上で、敢えて。痛いほどに美しく、心奪われるほどに深い。

サワノの歴史で申すなら、ミラバッシの『AVANTI!』にも匹敵する傑作である。是非、繰り返しお聴きになり、オルサーならではの世界を堪能していただきたい。

text by 北見 柊

収録曲


01. Luiza
02. Mi chiamano Mimi
03. Pezzo in La
04. 7/8, Attesa
05. We Will Meet Again
06. Coro a bocca chiusa
07. In Her Family
08. Remembering Pramila
09. Sentimentale
10. Straight to the Dream
11. Sono andati? Fingevo di dormire
12. Torre del Lago
13. La Grazia e discesa dal cielo
14. Epilogo

Roberto Olzer (p)





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